ヤジを受けて立った山本太郎氏は立派!
山本太郎氏が参院選の街頭演説をしているときに、「クソ左翼死ね」という言葉が飛んでいた。彼はヤジに対し「ありがとうございます。クソ左翼死ねというお言葉をいただきました。ありがとうございます。死にたくなる世の中を変えたいてめに私は立候補しているんだ。みんなに生きていていただきたい」と応じたそうだ。反対者も含めてみんなが自分の政治の相手だと。
先日書いたように安倍首相の街頭演説とは対照的である。演説の日程を秘密にし、北海道では警察の力でヤジを排除した。山本太郎氏のように堂々と受けて立てないとは情けない。
山本太郎氏は「左翼」とヤジられたが、彼は左翼ではない。中道派ぐらいだろう。それを「クソ左派」とヤジったのはきっとネトウヨに違いない。政権に批判する者はすべて「左派」とひっくるめてしまう。そこに「アカ攻撃」の怖さを見る思いがする。
戦前は政権や軍部への批判勢力が「アカ」とされた。それで「アカ」とか「左派」は恐怖の用語になってしまった。戦後73年たった今も生き残り復活しようとしているのだ。
19日の新聞によると、大津市のJR駅前で18日、参院選候補の応援演説をしていた安倍首相に「安倍辞めろ」などとヤジを飛ばした男性が警備の警官らに取り囲まれ会場後方で動けなくされた。北海道警に続き、滋賀県警でも警官の政治的中立を疑わせる事態が起きたのだ。県警の忖度なのか官邸の指示なのか、憲法無視の姿をあらわにしている。
因縁の秋葉原での最終街頭演説には1万人以上が動員され、支持者以外は近くへ入れないように囲われていたそうだ。そして17m以上の大きな幟などが立てられ遮っていたという。反対派のヤジる人たちは警官などに遮られて遠くから叫ぶだけであったとか。何とも情けない光景である。
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