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2019年7月13日 (土)

石破氏も激怒する自民党の選挙対策本

 ニュースパスを見ていたら、次の記事が目に留まった。タイトルには「石破茂が激怒 自民党本部が全議員に“ネトウヨ本”を配布」と書いてあった。どういうことかというと、6月中旬に自民党本部から全所属議員に〈フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識〉という本が配布されたというのだ。
 

 次のような内容のごく一部が紹介してあった。
〈「オワコン」という言葉があります。(略)一般ユーザー、個人ユーザーに飽きられてしまい、見捨てられてブームが去り、流行遅れになった漫画やアニメ、商品・サービスのことです。(略)政界ではまさに小沢一郎氏がそうではないでしょうか。政界のオワコンです〉

〈菅(直人)元首相は、今で言う「終わったコンテンツ」つまりオワコンであることは明白なのですが、ご本人はそれが分からず、煩悩だらけのようです。(略)オワコンは、鳩山(由紀夫)、菅、小沢の各氏だけでなく、野党そのものとさえ言いたくなります〉

 続けて、イラストもご覧いただきたい。よだれを垂らしてうつろな目をし、頭の横にはクルクルと回転する線……誰がどう見ても、立憲民主党の枝野幸男代表である。

 この冊子は自民党本部によれば、「(演説などのための)参考資料として配布した」という。きわめて程度の低い中傷本であるが、政策論争ではなくこういう次元の低いことで選挙を戦おうというのはあきれてものが言えない。


 そういえば安倍首相は枝野立憲民主党のことを、「民主党」と言って顰蹙をかったが、これは意図的に言ったものであった。何故なら何度も同じことを言っているからである。普通の知能の人間なら間違えるはずがないことなのだ。


 石破茂元自民党幹事長(62)はこの冊子に憤っていて、「国民の共感を得られるとは到底思えません」と、『文藝春秋』8月号のインタビューで、石破氏はこの冊子を配布した自民党本部を痛烈に批判しているという。

「この冊子の作成者は『保守の立場から論じている』と言いたいのでしょうが、私に言わせれば、内容以前に悪意や中傷が目に付いてしまいます。(略)このような文章で広く国民の共感を得られるとは到底思えません。そもそも、いくら選挙で議席を争う相手とはいえ、野党の議員に対して挑発、罵倒、冷笑、揶揄などをするのは非常に恐ろしいことです。なぜなら、彼らの後ろにはその議員に一票を投じた国民がいるからです。野党に対するこうした言動は、そのまま野党を支持した国民に向けられることになる」
 

 石破氏の言うことは正論である。石破氏以外の自民党議員からはおかしいという声が上がらないのであろうか。
一体、この冊子は何なのか――実は作成者は明らかになっていないという。闇の中の怪文書なのだ。」
 

 テラスプレス」なるインターネットサイトに掲載された記事に加筆修正したものだという説明書きがなされているのだが、そもそも「テラスプレス」というサイト自体、執筆者・運営元が一切明らかにされていない正体不明の存在なのだ。
いつから自民党は“変質”してしまったのか?と石破氏は嘆息する。

 

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