「高齢世帯5割所得は公的年金のみ」という記事
7月3日の朝日新聞に「高齢者世帯5割が公的年金・恩給のみ」という記事があった。見出しを読んで「ああ、これは自分のことだ」と思った。
厚生労働省が2日に公表した国民生活基礎調査で分かったというのだ。この調査は昨年6月~7月に約6万世帯を対象に行われた。そのうち所得については6千世帯に尋ねた。
調査した全世帯の平均所得は551万6千円だったという。私の年金所得の倍以上である。年金は先日の通知で今年度はごく僅か増えた。これまで年々減って来たので減るよりはましと思ったことである。
私の場合は一人で働いて来たので年金も一人分である。友人たちは共稼ぎが多いが、年金は2人分になるので老後の生活は安定している。私が羨むと、現職の時は共働きは大変だったとか、年金は大したことは無いと口を濁す。しかし、金が倍なのは隠せない事実である。 羨んでも共稼ぎの妻を持たなかった自分が悪いのだ。今更愚痴っても仕方がない。
同じ公的年金だけと言っても、共稼ぎの友人たちのように2人分という人も含まれる。私のような一人分の公的年金生活者はどのくらいなのだろう。公的年金のみで生活していると言っても私はまだ恵まれている方だ。もっと少ない年金で生活している人や生活保護より低い年金で生活している人も多いはずだ。
退職後最低で2000万円必要という報告が受けとり拒否されたり、金融庁関係の同様の試算もボツにされた。高齢者世帯の2017年の平均所得は334万9千円で前年より16万3千円増えたそうだ。その理由は働く高齢者が増えたことだという。働いて得る「稼働所得」が25.4%で前年比3.1%ふえのだ。
生活が苦しいと答えた世帯が0.9ポイント増えて55%となっている。ただこの記事の最後では1.9ポイント増の57.7%となっているので、どちらが正しいのだろうか。
いずれにせよ生活を切り詰めてやりくりしているのだ。消費税を増やしても一般国民の生活はますます厳しくなると予想される。参議院選挙で安倍政権NOをつきつけるしかない。
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今朝の中日新聞を見たら序盤の選挙情勢について、自公改選過半数の勢いとの見出しが踊っていた。私は何故なんだと暗澹たる気持ちになる。が、よくよく考えると野党が過半数を超える大健闘の結果になったとして諸々の不都合な事態は改善されるであろうか。今の野党の現状ではすぐに主導権争いが起こり、政治の混乱に陥るのは目に見えているように思える。自民党は確かに素晴らしい政党とは思えないが、今の野党よりはまだましという所謂消極的支持が一番多いことは調査結果にも出ている。へそ曲がりの私はそれでも政権与党に投票する気はさらさらない。
投稿: Toshi | 2019年7月 6日 (土) 07時45分