狂言を見た
7月15日に名古屋能楽堂で也留舞会の狂言の会があった。知人の吉村さんが出るので見に行った。 午前10時半から午後6時までの長い会であった。私は11時20分ごろ会場に入った。
1部と2部に分かれていて、1部には小学生や中学生や高校生なども出演していた。そのせいか観客に子供の姿が見られた。 子供たちが演じたのは「いろは」、「しびれ」を「痺」、「梟山伏」、「口真似」などであった。みんな一生懸命演じていた。高校生になるとさすがに上手であった。
吉村さんは狂言小舞「蝉」を語りながら舞った。 第一部は1時20分ごろに終わり2時まで休憩であった。休憩が長いのでもてあました。
第二部は会場がほぼ埋まるほどたくさんの人が入った。私も第二部から見に来ればよかったと思った。
「腰祈」、「太子手鉾」、「不見不聞」、「盆山」、「さっか」「鐘の音」、「因幡堂」、「隠狸」まで見て遅くなるので後はみなかった。
吉村さんは隠狸を師匠の野村又三郎さんと演じた。「太郎冠者のたぬきがりの噂を聞きつけた主人が、早速問いただすが、太郎冠者は白のと言って答えない。そこで主人は一計を案じて、酒をたっぷり飲ませる。そして歌や舞を踊らせ腰に下げていたタヌキをとってしまう。
コミカルな演技で酒によって踊る様子をうまく演じていた。又三郎さんは、さすがに師匠だけあってすばらしい発声であった。
狂言は、舞台装置が何もなく、言葉で描いていくので、見ているほうは想像力を働かしてみなければならない。また、真面目に演じて面白さを出すので、独特のナンセンスコメディだ。
さつかは面白そうな表現だと感じたが、残念ながら言葉が聞き取りにくくて内容が掴めなかった。聞き取れるように発声すべきであろう。
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