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2019年8月 1日 (木)

福島第一原発は未だコントロールされておらず!

 安倍首相が東京オリンピックの招致演説で「状況はコントローるされている」と大見得を切って招致に成功したが、トランプ大統領と同じ大嘘を平気でついたのであった。実情は原子炉建屋などの地下に溜まる高濃度汚染水はなお約1万8000トン。汚染水対策はコントロールできていないのだ。東京オリンピック開幕までについに1年を切り、東京丸の内には電光掲示板が設置されたというが、福島原発のこの状況を海外の人たちはどうみているのであろうか。

 28日の朝日新聞「汚染水 制御しきれず」によると、事故当初、1~4号機の原子炉建屋とタービン建屋の地下に溜まっていたのは約10万トン。東電は、井戸から地下水をくみ上げたり、建屋の周りの土壌を凍らせる「凍土壁」をつくったりして地下水の流入をへらしながら、地下の汚染水の水位を徐々に下げてきた。事故から8ねん、1万8000トンになったのだが、20年度中に6000トン減らして、最下階の床をほぼ露出させる目標だという。しかし、水位が下がらない部分があって原因さえつかめない状況である。

 その他に巨大津波対策も遅れがちで津波時に汚染水が海洋に流出するルートになりうる開口部を約50か所閉じる工事は21年度末までかかる見込みだという。想定されている千島海溝の巨大地震の津波を防げる防潮堤の増設は20年度上半期までかかるそうだ。

 安倍首相は五輪招致で「汚染水による影響は、港湾内の0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と述べたが、これも嘘であった。

 農水省によると、原発事故を理由とする水産物の輸入規制は22か国・地域で今も続いている。海外の目は厳しいことが分かる。

 原子力発電はいったん事故を起こすと汚染水対策だけでなく、廃炉への長い工程と技術が必要で、そちらの目途も立っていない状況にある。要する費用と人手は計り知れないものになっている。歴代政権は「原子力安全神話」を信じ込ませて原子力発電を推進してきた。それは大東亜戦争を推進するために、神国日本という神話を信じ込ませて来たこととダブる。

 原子力発電が如何に危険で厄介なものであるかが、誰の目にもはっきりわかったのに、未だに原子力発電を止めようとしない。何という愚かなことであろうか。

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コメント

日本人の摩訶不思議なところは、PM2.5がどうとか、黄砂がどうとか、天気予報でも毎年毎年警報を出したりしているにもかかわらず、福島原発から今でも放出されている放射能や汚染水に関しては、もはや消えて無くなりましたとばかりに報じないことです。
そして、それに乗じるかのように、原発の再稼働は不可欠であると、権力者たちが主張して恥じないことです。
原発による電力は安い、地球の温暖化を止めるには原発が欠かせない、原発がいやなら電気を使うな、などとウソデタラメ、非論理を並べてでも原発を推進したい人達に申し上げたい。
いかなる原因であれ、原発周辺で暮らしていけないような事故が起きてしまった場合は、住民が住めなくなったその場所に、孫子の代まで住み続ける覚悟があると誓約書を公表してから推進してもらいたいと。

投稿: たりらりら | 2019年8月 1日 (木) 18時37分

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