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2019年7月

2019年7月31日 (水)

安倍首相が安保改定、憲法改正に執着する訳が分かった―②

 その岸が首相在任中にアメリカに言われてやった最大の仕事は、言うまでもなく日米安保条約の改定だ。一般に、旧安保条約では日本がアメリカに基地を提供する一方でアメリカの日本防衛義務が明記されていないとの批判があったが、新条約ではそれを盛り込ませることができたと評価されている。だが、アメリカの狙いはそこではなかった。佐藤記者はこう書いている。

〈新条約は5条で米国の日本防衛義務を盛り込んだが、続く6条で、米国のアジア戦略のために在日米軍を利用できる「極東条項」が組み込まれた。米国の本音を明確にした条項だ〉

 しかもこの「極東条項」の「極東」の範囲が明確でなく、アメリカは日本の基地を好き勝手に使えるようになった。事実、新安保条約締結から50年以上経つが、米軍が日本防衛のために出動したことは唯の一度もない。反対に、米軍がアメリカの戦争のために日本の基地を自由に使うことは日常化している。安保条約改定が誰の指示よるものだったかがわかるだろう。

 佐藤記者はこうした事実をさらに裏付けるため米ワシントン郊外にある米国国立公文書館別館を訪ねる。そこでCIAが作成した「岸信介」のファイルの閲覧を請求し、驚くべき事実と遭遇する。なんと、CIAのファイルにはたった5枚の資料しか入っていなかったのだ。

 他のA級戦犯容疑者についてはたとえ不起訴でも膨大な資料が残されている。例えば、緒方竹虎は1000枚近く、正力松太郎は500枚ほど。しかし、岸はたったの5枚しかない。これは明らかに異常だ。実は、岸に関するCIA資料はほとんどがまだ秘密指定を解除されていないのだという。つまり、岸とアメリカの関係はいまだに表に出せない内容が含まれているとアメリカが判断しているということなのだ。それは、アメリカの対日占領政策がまだ継続中だということでもある。

 しかし、こうした歴史を振り返ると、いま現在の安倍政権がやろうとしていることの謎が解けてくる。

 Q:安倍首相はなぜ、集団的自衛権行使にあそこまでこだわるのか?

 A:おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。

 Q:安倍首相はなぜ、日本国憲法を「みっともない」と毛嫌いするのか?

 A:おじいちゃんを助けてくれたG2と敵対する人たちがつくった憲法だから。

 Q:安倍首相はなぜ、改憲しようとしているのか?

 A:それも、おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。

 Q:安倍首相はなぜ、沖縄の「屈辱の日」をお祝いしようとするのか?

 A:おじいちゃんの公職追放がやっと解除された記念の日だから。

 Q:安倍首相はなぜ、「侵略」や「おわび」や「反省」をためらうのか?

 A:あの戦争はおじいちゃんも深く関わった自存自衛の聖戦だから。

 そう。新安保法制も改憲も、すべては、おじいちゃん、岸信介とつながっているのだ。

 

 そういえば、安倍首相はそのアメリカ観も、岸信介に強い影響を受けている。安倍首相の中には「良いアメリカ」と「悪いアメリカ」、2つのアメリカがある。「良いアメリカ」は、おじいちゃんを救ってくれた。戦前の日本の旧指導者にも寛容だったアメリカ。一方、「悪いアメリカ」は日本に憲法9条や主権在民、人権尊重などを押し付け、戦前の日本の旧指導者を"悪"と決めつけたアメリカ。

 だから、安倍首相は「『悪いアメリカ』が押し付けた戦後レジームからの脱却」を主張しながら、「『良いアメリカ』の戦争に自衛隊を捧げる」安保法制を強行することに矛盾を感じない。

 いずれにしても、たった一人の政治家のグロテスクな"おじいちゃんコンプレックス"によって、日本は今、国のかたちを大きく変え、アメリカの戦争に引きずり込まれようとしているのだ。我々はそのことの異常性と恐ろしさを本気で認識すべきだろう。(野尻民夫)

 

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2019年7月30日 (火)

安倍首相が安保改定、憲法改正に執着する訳が分かったー①

 友人が送ってくれた興味深い資料から後半部分。 

 GHQ内部ではふたつの勢力が対立していた。ひとつは民政局(GS)に代表されるニューディーラーを中心としたリベラル勢力で、日本国憲法の素案づくりにも携わった。民主化を徹底する立場から旧指導者への処分も容赦がなかった。もうひとつは治安を担当する参謀本部第2部(G2)を中心とした勢力で、対ソ連、対中国戦略を第一に考える立場から、日本を再び武装化して"反共の砦"に育て上げようと考えていた。

 G2は実際、1947(昭和22)年4月24日付で最高司令官のマッカーサー宛に岸の釈放を求める異例の「勧告」まで出している。獄中で岸はアメリカとどんな取引をしたのだろう。自らの命のためならかつての盟友を売る男である。いったい何と引き換えに、無罪放免を勝ち取ったのか。

 これについては「週刊朝日」(朝日新聞出版)2013年5月24日号が渾身のリポートを掲載している。〈「星条旗」の下の宰相たち〉というシリーズの〈第3回「ストロングマン」〉。筆者は同誌の佐藤章記者だ。まず、岸はアメリカにとってどういう存在だったのか。同記事を引く。

〈戦後の米国のアジア政策は、米国の国益を守ってくれそうな、その国における「ストロングマン」を探し出すことから始まる。韓国における李承晩、台湾における蒋介石がその典型だ。日本においては吉田茂であり、鳩山一郎、緒方竹虎と続いて、1950年代半ばに岸の番が巡ってきた〉

 では、岸に与えられたミッションは何だったのか。

〈(日本国憲法)第9条があるために日本は自衛目的以外の軍隊が持てず、米国との相互的な防衛能力を保有できなかった。つまり、米国が攻撃を受けても日本は援軍を出すことができない。さらに言えば、米国の軍事戦略に乗っかる軍隊を持つことができない。
 この相互防衛の考え方が、集団的自衛権の解釈として、1951年の旧日米安保条約締結以来、日米間の問題となった〉

 まさにいまの安倍政権が強引に進める新安保法制につながる話だ。この問題解決こそ、岸がアメリカから言われた最大のミッションで、そのために最初に着手したのが〈「建設的勢力」の結集〉つまり保守合同だ。では、カネはどうしたのか。

 前出の佐藤記者は米アリゾナ州ツーソンに飛んだ。アリゾナ大学歴史学研究室のマイケル・シャラー教授に会うためだ。シャラー教授は米国務省の歴史外交文書諮問委員会委員を務め、非公開資料にも目を通すことができる。以下、佐藤記者によるインタビューだ。

〈――岸元首相に対してCIAから資金提供があったという話をどう思いますか?
「そういう証拠はあると思う。賄賂的な意味合いよりは、派閥の運動資金や政治キャンペーン資金というような形で提供されたと理解している」
 ――資金はどのような形で渡されたのでしょうか?
「当時、CIAから経済団体や企業を通じて岸のほうに資金が流れたという記述を米国側の書類で私は目にしたことがある」〉(前同「週刊朝日」より)

 これについては、CIAから自民党への秘密献金をスクープしたニューヨークタイムズのティム・ワイナー記者も、その著書『CIA秘録』(日本版は文藝春秋)でこう断言している。

〈CIAは1948年以降、外国の政治家を金で買収し続けていた。しかし世界の有力国で、将来の指導者をCIAが選んだ最初の国は日本だった〉
〈釈放後岸は、CIAの援助とともに、支配政党のトップに座り、日本の首相の座までのぼりつめるのである〉

 岸は、日本におけるアメリカの国益を実現するため、アメリカによって選ばれ、アメリカの資金でつくられた首相だったということだ。A級戦犯容疑者の身からわずか9年、公職追放解除からたった5年足らずで政界トップに上り詰めた秘密がここにある。

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2019年7月29日 (月)

オリンピック記念硬貨を買った

 25日の朝、郵便局に行ったら、オリンピック記念硬貨を勧められた。本日発売だと言った。オリンピック記念硬貨が売り出されることは全く知らなかったので驚いた。見ると100円硬貨で6種類のセットになっていた。現行の流通している百円硬貨よりちょっと小さく薄い感じがする。

 どうしようがちょっと考えて、600円だしお金だから使えるからと思って買った。郵便局員は自動販売機などでは使えないので気をつけてと言った。

 家に帰ってコインを並べて写真を撮りラインで知り合いに送った。売り出し早々に買ったので見せびらかしたい気持ちもあった。知り合いの中には早速買いに行った人もいた。

 デザインは東京オリンピックに新しく採用された競技のピクトグラムである。

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2019年7月28日 (日)

今年は花ゆずが実をつけた

 我が家の玄関先に花ゆずの木が1本ある。4年前までは実をつけていたが、1昨年は数個、昨年は1個しか実を付けなかった。もう木が駄目になったのかと諦めていたが、今年はきれいな花がたくさん咲いた。そしてその後に青い実ができた。

 最初は沢山の実をつけたので楽しみにしていたが、しばらくすると落ち始め、多い日には1日に10個ぐらい落ちる日もあった。落ちるのは多分未授精のものかと思うのだが、小さい実の内に落ちた。

 でも、1週間ぐらい前からほとんど落ちなくなり、木には直径1.5cmぐらいの青い実が成長している。このまま夏を越し、実が大きくなって年末ごろには黄色いゆずの実が実ってくれるとよいのだが・・・。今のところでは何とも言えない。

 我が家のゆずは花ゆずでいわゆるゆずとは違うようだが、見たところでは実はほぼ同じだと思う。Wikipediaによると、「ユズ(柚子、学名:Citrus junos)はミカン属の常緑小高木。柑橘類の1つ。ホンユズとも呼ばれる。消費量・生産量ともに日本が最大である。


 果実が小形で早熟性のハナユ(ハナユズ、一才ユズ、Citrus hanayu)とは別種である。日本では両方をユズと言い、混同している場合が多い。」花ゆずは花の香りがよいので其れを楽しむものだという。そう言われれば確かに香りはよかった。花も写真のように大きくてきれいである。

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2019年7月27日 (土)

芸能人はもっと政治的発言をすべきだ

 24日の朝日新聞「文化・芸能欄」に「芸能人 政治的発言はNG?]という記事があった。リードには「仕事を干されるかもしれない。そんな不安と隣合わせで政治への発言を続ける俳優がいる。一方で、体制に従順な政治的振る舞いは抵抗なく社会に受け入れられる土壌もある。この差は一体何か――『芸能人と政治』について考えた」と書いてあった。

 この記事に取り上げられている古館寛治さんという俳優は、選挙期間中、現政権への非難も含め、政治に関する投稿をツイッターで連日発信し、話題を呼んだという。私はツイッターをやらないので知らなかったが、いいことだと思った。

 芸能人で政治的発言をしたことで知られているのは俳優の石田純一さんで、2015年に安全保障関連法案の議論が起きたとき、国会前の抗議デモに参加した。石田さんは後日テレビ局の知人たちから「政治的発言は控えた方がいい。テレビで使いにくくなるから」と助言されたそうだ。

 先の古館さんも「俳優の分際で」と非難されたが、「仕事を干される覚悟でやっている」と話している。芸能人は個人営業者で仕事のオファーがあって稼げるわけで、無くなれば稼ぐ手段を他に探さなければならない。石田さんのように有名で蓄えのあるだろうと思われる人はよいが、そうでなければ危ないことには近寄らないのは理解できる。

 私は漫才、コント、落語などのお笑いが好きだが、政治や社会問題を取り上げているのは知る限りでは「ニュースペーパー」ぐらいだ。でも、テレビに出ることは少ないので見ることは稀だ。本当は政治や社会を風刺するネタを演じた方が観客に受けるのだが、あえてどうでもよい個人的なネタで笑いを取ろうとするから面白くないのだ。

 誰かが言っていたが、米国ではコントなどで社会や政治を風刺するのは普通のことだそうだ。フランスでも政治風刺でバカ受けしたグループがあるという話を聞いたことがある。

 日本は中国と違って、政治や社会を風刺しても抹消されることはないはずだが、実際は、金を出すテレビのスポンサーのご機嫌を損なわないように「忖度」しているのだ。

 記事は、一方で、4月以降安倍政権と芸能人の距離が接近する出来事が相次いだとして、4月20日の吉本新喜劇への首相の出演やTOKIOと首相との会食など5点をあげている。

 記事は、「具体的な政治メッセージは含まれないが、こうした行為は、当人の意識のいかんに関わらず、政権を容認して維持する方向に仕向ける点で極めて政治的だ」と指摘している。そしてこうも述べている。「具体的な政治トピックを語ることだけを「政治的」として切り分け、それ以外を非政治とみなす――。それこそが実はきわめて政治的判断だ」と。

 私もそう思うが、この程度の記事でも2,3の週刊誌や新聞やネトウヨから「朝日攻撃」をされるだろうね。

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2019年7月26日 (金)

安倍首相は「国民に信任されたから憲法論議を」と言うが

 安倍首相は「国民の皆様から力強い信任を頂いた。」憲法改正を「少なくとも議論すべきだという国民の審判は下った」と記者会見で強気の発言をした。

 確かに自民党・公明党は議席数としては過半数を大きく上回った。しかし、自民党は改選議席から10減らし、自民単独過半数は失った。公明党のお蔭で過半数を維持できたのだ。また、比例区の得票は約240万票減った。得票率は35.4%だが、棄権者も含めた絶対得票率は16.7%で第2次安倍政権以降最低であった。

 さらに1人区では安倍首相や菅官房長官が応援に入ったにも関わらず、4勝9敗の成績であった。中には大分のように安倍首相の元秘書官も落選している。菅官房長官のおひざ元の秋田では、首相と菅氏が2回ずつ入ったのに、2万票以上の差で負けている。

 こうしたことを勘案すると、安倍首相がいう国民の信任を得たというのはウソだということがはっきりわかる。トランプ大統領のいう「フェイク」と同じだ。

 安倍首相の周りでは総裁4選論がでているそうだが、次の衆議院解散があった場合は野党は協力して政権が取れる選挙を闘ってもらいたい。山本太郎氏の「れいわ新撰組」や「NHKから国民を守る党」のように、ゼロからの出発で成果を上げたことを学んでほしい。

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2019年7月25日 (木)

砂糖とガンの関係という記事

 Yahooニュースを見ていたら「果汁100%でもダメか。仏の研究で、甘い飲料とがんリスクの関連が示される」という記事があった。筆者は片岡ケイさんという在米ジャーナリストだ。

 私はジュース類はあまり飲まないので関係ないと思ったが、どんな内容か知りたくて読んでみた。フランスの研究が英国の英医学誌のブリティシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載されたそうだ。仏の研究で、甘い飲料とがんリスクの関連が示されたそうだ。果汁100%でも砂糖入りの飲料でも同じであることが分かったというのだ。

 この調査では、100%果汁のフルーツジュースに含まれる砂糖の量は中央値で100ミリリットルあたり10.3グラム、それ以外の砂糖入り飲料では10.7グラムとほぼ同等だった。

 10万人を対象に、最長で9年にわたる追跡調査を行い、砂糖入り飲料の1日の消費量と試験参加者のがん発症件数の関連を調べた。この調査期間中にがん発症が診断された件数は2193件で、うち693件が乳がんだった。果汁飲料を含む砂糖入り飲料を1日あたり100ミリリットル多く摂取することで、全体的ながん発症リスクが18%上昇し、乳がんではリスクが22%上昇していた。この調査では、その他のがんリスクとは関連が見られなかった。

 ただ、今回のフランスの研究は観察研究なので、ここから砂糖ががんの原因になるといった因果関係を導くことはできないと述べている。

 私はジュースやコーラなどは飲まないが、果物は毎日2回食べている。果物にも当然糖分が含まれている訳で、果汁100%のジュースと同じと言えそうだ。そうすると果物もよくないのだろうか?

 糖尿病の本や血糖値に関する本などでは、果物も糖分を含むからたくさん食べてはいけないと書いてある。1日にどのくらいの砂糖ならよいのであろうか?

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2019年7月24日 (水)

まともな創価学会員がいた!

 21日に投開票が行われた25回参議院選挙に。山本太郎氏率いる政治団体「れいわ新選組」から東京選挙区で出馬していたのが現役の創価学会の沖縄壮年部の野原ヨシマサ氏だ。創価学会と言えば、公明党の岩盤支持母体だ。
 

 野原氏が出馬している東京選挙区は、もともと6年前の参院選で、山本太郎氏が当選を果たした選挙区。今回も、東京選挙区からなら山本氏は当選確実と目されていたが、山本氏は、あえて野原氏に選挙区を譲っり自分は比例区にまわったのだった。
 

 その東京選挙区では公明党の山口那津男代表が出馬していた。野原氏は真っ向勝負を選んだのだった。山本氏は 今月19日、JR新橋駅前の演説で、「この東京選挙区で、野原さんが立候補してくれた。公明党代表の山口さんに創価学会員がガチンコで喧嘩売りにきているんですよ。こんな面白い選挙あったかよ、ていう話ですよ」と話した。
 
 1960年代当時、第3代会長で池田大作氏(現名誉会長)により創価学会は国政への進出を本格化、公明党を結成したのであった。
 

 当初、公明党は「平和の党」を標榜し、福祉政策を重視するなど中道左派的な政策を掲げていた。ところが1999年からは自民党と連立を組み、以来、常に自民党の補完勢力であり続けている。
 

 野原氏は「公明党は平和・福祉の旗を完全に下ろした。安保法制、共謀罪を(国会で)通した時、公明党は平和・福祉の旗を完全に下ろした」そう主張している。
 

 そしてこともあろうに、「公明党を潰すこと」は、現在、療養中の池田創価学会名誉会長の意志だと言ったのだ。「公明党の前身である公明政治連盟を池田先生が立ち上げたときに、こう言われました。『将来公明党が政権になびいて立党の精神である平和福祉を忘れた場合には、そして国民をいじめるようになったときには、その時には遠慮なく潰していいよ』って言われたんです。だから、私が勝手に言ってるんじゃないんです。池田先生がそうおっしゃってるんですよ」(今月12日東京・品川での演説)

 「政治改革するための手っ取り早い方法は、公明党を潰す事です」と野原氏は言っている。そして野原氏の公明党批判に公然と同調する創価学会の会員達も現れている。今月19日、JR新橋駅前での野原氏含む、れいわ新選組の候補者達の演説会では、創価学会のシンボルである三色旗がいくつも翻っていたそうだ。

 「下駄の雪」と揶揄されても、黙って自民党について行く公明党。その支持母体である創価学会員は、上部から言われることを信心の証として忠実に動く人ばかりだと思っていたが、まともな政治感覚を持つ人がいて行動を起こしたことに感動した。

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2019年7月23日 (火)

審議しない、やりたい放題の安倍政権が続くのか (>_<)

 参院選の選挙結果は与党が過半数を大きく上回った。ただ救いはといえば、改憲の3分の2に僅かだが届かなかったことだ。新聞一面に大きく出た安倍首相の満面の笑顔。ああ、またこの政権が続くのかと思うとうんざりした。

 選挙中「審議をしない野党」と叫び続けたが、安倍氏が言うのは憲法改正についてであって、本当はその言葉はブーメランとして彼に返ってくるものなのだ。

 選挙前の国会では野党が要求しても予算委員会を開くのを拒否した。その前にも臨時国会開催を要求されても拒否をした。あの森友・加計問題では様々な疑惑が出たにも拘らずのらりくらりと逃げ回った。改ざん問題、統計問題、年金2千万円不足問題・・・・国会審議をしなかった問題は山ほどあるのだ。また、数に頼んでそうした国会が続くのか、それを見せつけられるのかと思うとうんざりなのだ。

 トランプ米大統領にべったりで、国賓としてきたときは最高のおもてなしをしたのに、日米貿易交渉についてトランプ氏は安倍首相に選挙後を楽しみにしていると下駄を預けた。サミットの後に北朝鮮の金正恩主席と会うことを安倍首相には知らされていなかった。トランプ氏との関係はうわべだけのものなのだ。トランプ氏はアメリカファーストだからディールが大事なのだ。総額4兆円にもなる新型戦闘機の購入も向こうに利益をあたえただけである。

 今度の選挙前には、例によっていくつかの週刊誌は自民党は大敗するという記事を載せた。選挙の前にあるいつものことだ。こういう記事を書く週刊誌は、自民危ないと危機感を煽って選挙民を動かそうという忖度記事なのだ。蓋を開けてみれば自民党の勝利であった。

 ところで自民党の勝利であるが、野党が分立して、いくら野党統一候補を立てたと言っても与党に対抗する勢力という印象を与えきれなかったことがある。確かに沖縄、新潟、岩手、大分など10区では力を発揮できた。そこに一縷の希望の光を見出さないことはない。せめてあと10区ぐらいを取る力が欲しかった。

 投票率が戦後最低の次という低さであったこと。僅か48.8%という投票率では何とも情けない。これまでも各種選挙で投票率の低さが指摘されてきたが、ここまでくれば最悪といってよいだろう。投票に行くのが面倒だとか、どうせ1票を入れても変わらないとか、なるようになれなどと考える人が増えているのだろう。そうさせている原因は今の政治にもあると思うのだ。投票率の低いことが自民党を利しているのではないか。

 メディアが選挙よりも、どうでもよい芸人の闇ビジネス問題とかスキャンダルを熱心に報道し、政治への関心を削いでいる状況がある。昔評論家の大宅壮一氏が「テレビは一億総白痴化する」と名言を残したがその通りになった。

 若者が自民党へ入れた割合が上昇したことも幸いしている。若者の保守化なのか、何なのか。若者が今の政治のいわば一番の犠牲者であるにもかかわらず、現状のままでよいとする若者が増えているようだ。あの香港の若者の熱にあふれた行動を見るとき、我々60年安保世代から見ると日本の若者の大きな変質を感じずにはいられない。世界で日本だけがおとなしいのだ。米国でも銃規制を求めて高校生らが大運動を展開した。フランスではやはり大きなデモや集会があった。韓国や台湾でもいざというときは立ち上がっている。日本人も政治に関心を持つべきだとつくづく思うこの頃である。

 

 

 

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2019年7月22日 (月)

余りにも酷い「京都アニメーション」襲撃事件

 「京都アニメーション」という会社が18日に埼玉県在住の青葉真司容疑者がガソリンを撒いて放火し、あっという間に炎上して34人もの社員が死亡した事件は余りにもむごい事件であった。

 私はアニメはあまり見ないので、「京アニ」という会社のことは全く知らなかったが、報道によると世界的に知られた会社でよいアニメ作品を作っていたという。炎上事件はすぐさま海外でも報道され、カナダの首相や台湾の総統などから弔意が送られてきたり、米国の会社がすぐにクラウドファンディングを始めたり・・・と大きな反響を呼んだ。現場を訪れ献花をする中国人や外国人ファンがいた。

 現在NHKの連速テレビ小説「なつぞら」でアニメ草創期のアニメーターを描いていて、広瀬ずずが演じる戦災孤児奥原なつの奮闘が好評である。そこではアニメーションを作る様子が詳しく描かれて、アニメがどのようにして作られるのかを初めて知ることができた。おそらく多くのアニメファンも制作過程までは知らないであろう。

 今回の事件は「なつぞら」が佳境に差し掛かった時に起きた。だからテレビで「京アニ」が炎上するシーンを見たとき、すぐに貴重な人材と資料が失われたことに思いを致した。

 当日74人仕事をしていた中で34名もの社員が命を落とした。おそらく精鋭の人たちであったに違いない。「京アニ」という会社にはなかなか入れないと新聞に書いてあった。難関を超えて入りアニメを作っていた人たちだったのだ。八田英明社長は「紙類もコンピュータも、一瞬にして何もかもなくなってしまった。断腸の思い」と話していたが、その悔しさは想像に余る。「なつぞら」のアニメ会社が炎上したと仮定すれば取り返しのつかないことであったことがよくわかる。

 余談だがネットに中国からの激励が載っていて、そこに「京阿尼加油」と書いてあったので、一部では更に油を注ぐとは何事だと騒がれたらしいが、「加油」は「頑張って」という中国語だということを知らないから誤解したのであった。中国語の「頑張れ」が「加油」であることを中国語を習って知ったとき驚いたが、油を注げば燃えるから一理ある用語だ。

 青葉容疑者はどうしてこんな大それた事件を起こしたのだろうか。幸い怪我をして命は助かったので逮捕されたら徹底的に調べられるであろう。

 亡くなられた京アニの方々には心からの哀悼の意を表するとともに、幸い助かった犠牲者の方たちは京アニの再建をして、再びよいアニメを世界に送り出して頂きたい。私もこれを機に京アニの作品を観てみたいと思っている。

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2019年7月21日 (日)

ヤジを受けて立った山本太郎氏は立派!

 山本太郎氏が参院選の街頭演説をしているときに、「クソ左翼死ね」という言葉が飛んでいた。彼はヤジに対し「ありがとうございます。クソ左翼死ねというお言葉をいただきました。ありがとうございます。死にたくなる世の中を変えたいてめに私は立候補しているんだ。みんなに生きていていただきたい」と応じたそうだ。反対者も含めてみんなが自分の政治の相手だと。

 先日書いたように安倍首相の街頭演説とは対照的である。演説の日程を秘密にし、北海道では警察の力でヤジを排除した。山本太郎氏のように堂々と受けて立てないとは情けない。

 山本太郎氏は「左翼」とヤジられたが、彼は左翼ではない。中道派ぐらいだろう。それを「クソ左派」とヤジったのはきっとネトウヨに違いない。政権に批判する者はすべて「左派」とひっくるめてしまう。そこに「アカ攻撃」の怖さを見る思いがする。

 戦前は政権や軍部への批判勢力が「アカ」とされた。それで「アカ」とか「左派」は恐怖の用語になってしまった。戦後73年たった今も生き残り復活しようとしているのだ。

 19日の新聞によると、大津市のJR駅前で18日、参院選候補の応援演説をしていた安倍首相に「安倍辞めろ」などとヤジを飛ばした男性が警備の警官らに取り囲まれ会場後方で動けなくされた。北海道警に続き、滋賀県警でも警官の政治的中立を疑わせる事態が起きたのだ。県警の忖度なのか官邸の指示なのか、憲法無視の姿をあらわにしている。

 因縁の秋葉原での最終街頭演説には1万人以上が動員され、支持者以外は近くへ入れないように囲われていたそうだ。そして17m以上の大きな幟などが立てられ遮っていたという。反対派のヤジる人たちは警官などに遮られて遠くから叫ぶだけであったとか。何とも情けない光景である。

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2019年7月20日 (土)

参院選 TV報道低調という記事に驚く

 19日の朝日新聞に「参院選 TV報道番組低調」という見出しの記事があった。前回のときより30%も減ったというのだ。

 テレビ番組を調査・分析するエム・データ社によると、地上波のNHKと在京民放5社の、公示日から15日までの12日間で、選挙に関する放送時間は計23時間54分で、前回に比べて6時間43分減っている。とりわけ「ニュース/報道」番組の減少が顕著で、前回から約30%減、民放だけなら約40%減っているというのだ。

 フジテレビ系「特ダネ!」やTBS系「ビビット」、日本テレビ系「スッキリ」など、公示日から15日まで選挙企画が全くないところもある。どうして選挙番組が減ったのか。視聴率が取れないことと、陣営からのクレームを恐れ、発言時間を計るなど管理がたいへんで、手間とリスクを取ってまで放送するメリットがないと思っているのでは・・・ということだ。

 このところ各種選挙ではいつも投票率の低下が言われ、選挙権を18歳まで下げたのに改善が見られない。今回の参院選でも投票率が下がることが心配されている。こういう時だからこそTV各局は選挙関連番組を増やして視聴者の意識を改善するよう啓もうすべきなのだ。それなのに選挙を取り上げないというのはテレビの怠慢である。

 どうしてそんなことになるのか。きっと投票率が下がると与党にプラスに働くからと「忖度」をしているのではないかと思われる。

 それでは選挙関連番組は視聴率をとれないのかというと、そうではない番組があった。テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」で、公示日以降、ほぼ毎日30分~40分、消費税増税、年金などをテーマに、専門家を招いて掘り下げ、各党の主張を紹介している。しかも、視聴率は連日9%台を記録しているのだ。同時間帯の民放情報番組の中でトップなのだ。休日の15日に放送した憲法改正に絡む「緊急事態条項」は何と11.’%という高視聴率であったそうだ。「「選挙に関する有権者の知りたいという欲求を確かに感じた」とチーフプロシューサーは話している。

 視聴率が取れようと取れまいと、テレビ局は選挙のときは積極的に選挙を取り上げて番組を作り、視聴者に訴えることが大事なのだ。

 視聴料を取る公共放送のNHKは前回に比べて放送時間が3時間弱減ったという。NHKこそ視聴率に関係なく有権者を啓蒙するためにも、選挙番組をどんどん増やすべきなのに、逆を行っているのはどういうことか。

 下司の勘繰りで言うならば、NHK報道番組を牛耳ると言われる安倍首相べったりの女性のI記者あたりが絡んでいるに違いない。もしそうだとするととんでもない話である。

 選挙への関心を高め投票行動にまで持って行くためにも、テレビの果たす役割は大きい。どうでもよいバラエティ番組などにうつつを抜かしている場合ではないのだ。テレビ各局の猛省を促したい。

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2019年7月19日 (金)

狂言を見た

 7月15日に名古屋能楽堂で也留舞会の狂言の会があった。知人の吉村さんが出るので見に行った。 午前10時半から午後6時までの長い会であった。私は11時20分ごろ会場に入った。

  1部と2部に分かれていて、1部には小学生や中学生や高校生なども出演していた。そのせいか観客に子供の姿が見られた。  子供たちが演じたのは「いろは」、「しびれ」を「痺」、「梟山伏」、「口真似」などであった。みんな一生懸命演じていた。高校生になるとさすがに上手であった。

  吉村さんは狂言小舞「蝉」を語りながら舞った。 第一部は1時20分ごろに終わり2時まで休憩であった。休憩が長いのでもてあました。

  第二部は会場がほぼ埋まるほどたくさんの人が入った。私も第二部から見に来ればよかったと思った。

  「腰祈」、「太子手鉾」、「不見不聞」、「盆山」、「さっか」「鐘の音」、「因幡堂」、「隠狸」まで見て遅くなるので後はみなかった。

  吉村さんは隠狸を師匠の野村又三郎さんと演じた。「太郎冠者のたぬきがりの噂を聞きつけた主人が、早速問いただすが、太郎冠者は白のと言って答えない。そこで主人は一計を案じて、酒をたっぷり飲ませる。そして歌や舞を踊らせ腰に下げていたタヌキをとってしまう。

  コミカルな演技で酒によって踊る様子をうまく演じていた。又三郎さんは、さすがに師匠だけあってすばらしい発声であった。

  狂言は、舞台装置が何もなく、言葉で描いていくので、見ているほうは想像力を働かしてみなければならない。また、真面目に演じて面白さを出すので、独特のナンセンスコメディだ。

  さつかは面白そうな表現だと感じたが、残念ながら言葉が聞き取りにくくて内容が掴めなかった。聞き取れるように発声すべきであろう。

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2019年7月18日 (木)

道警の忖度か、官邸の指示か、道警のヤジの市民排除

 朝日新聞によると、15日に札幌市中央区であった安倍晋三首相の参院選街頭演説の際、演説中にヤジを飛ばした市民を北海道警の警官が取り押さえ、演説現場から排除した。

 首相が演説を始めた直後、道路を隔てて約20m離れた位置にいた聴衆の男性1人が「安倍辞めろ、帰れ」などと連呼を始めた。それを見た警備をしていた警官5,6人が男性を取り囲み、声もかけずに服や体を掴んで数十m後方へ移動させたのだ。

 また年金問題にふれた首相に対して、「増税反対」と叫んだ女声1人も、警官5,6人に取り囲まれ、腕を掴まれて後方へ移動させられた。

 いずれのヤジでも、演説を中断することはなかった。現場では多くの報道陣が取材していたという。

 道警は「トラブル防止と、公職選挙法の『選挙の自由妨害』違反になる恐れがある事案について、警官が声掛けをした」と説明したが、実際は声掛けはなく取り押さえであった。

 安倍首相の街頭演説の日程については秘密にされていて、神経をとがらせていることは窺えるが、北海道警のやり方は度が過ぎている。官邸の指示があったか、忖度したかのいずれかであろう。

 公職選挙法がいう「選挙の自由妨害」の1つ、「演説妨害」は1948年の最高裁判決によると、「聴衆がこれを聴きとることを不可能または困難ならしめるような所為」としている。

 松宮立命館法科大学院教授は、「雑踏の中で誰かが肉声でヤジを飛ばす行為は含まれない」と話す。言って見れば、歌舞伎や日本舞踊などで観客が「待ってました!〇〇!」と大向こうから声を掛けるようなものだ。もちろん内容は正反対だが、それによって妨害されることはない。

 松宮教授は「連れ去った警官の行為は、刑法の特別公務員職権乱用罪にあたる可能性がある。警察の政治的中立を疑われても仕方がない」と話している。

 安倍政権になって「忖度」と「官邸の指示」が強まるばかりである。自らに都合が悪いことはいろんな手を使って排除しようとする。警察が政権に反対の声を抹殺するとしたら言語道断である。戦前の監視社会に突き進む恐れを感じる。

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2019年7月17日 (水)

NIHONかNIPPONか

 朝日新聞土曜日の「歴史探偵覚書」で、半藤一利氏が日本をどう発音するのかという考察をしていた。結論からいうと、2009年の麻生内閣のとき、「どちらかに統一する必要はない」と閣議決定されたそうだ。

 その前に1970年に郵政省の日本万国博覧会記念切手に「NIPPON」と表記されて議論となったそうだ。佐藤内閣のときの閣議で、大臣が赫赫の議論を戦わせ、佐藤総理のツルの一声で「NIPPON」とすると決まったそうだ。その時のメンバーには、後の首相を務める中曽根、宮沢、橋本、福田なと錚々たるメンバーであったそうだ。

 半藤氏によると、「日本」という国名がいつできたかについて定説がないという。奈良時代(720年)に「日本書紀」ができているから、日本はあったのだろう。最初は「NIHON」だったと推察している。

 「NIPPON」についても確証はないとしながらも、室町時代に謡曲の「白楽天」の中で神国日本の権威を海外に示すものとして使われているそうだ。

 キリシタン関係の書物には「NIPPON」の表記が多いそうだ。外国との関係で見るとき、「にっぽん」と威勢よくいうのだろうと考察している。

 半藤氏は同じ字で読み方が二つある国名は日本だけだろうと言っている。私はこれまで気にせずに「NIHON」と言ったり、ときには「NIPPON」と言ってきた。

 私がボランティアに行く日本語教室では「NIHON」と発音している。戦前は「NIPPON」が多かったのではないかと推察するのだがどうだろう。「大日本帝国憲法」とか「日本軍」など。でも、唱歌では「日の丸」は「にほんの旗」で、「富士はにっぽん一の山」と両方ある。

 我々が普段使う場合は「NIHON」と発音することが多いと思われる。発音が二つあってよかったと思う。日本に外国人観光客が多く来るようになった。英語でJAPANという場合はよいが日本語ではどう発音するのだろう。

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2019年7月16日 (火)

「夫婦の呼び合い方」という記事

 朝日新聞の「サザエさんをさがして」で「夫婦の呼び合い方」を取り上げていた。サブタイトルは「やっぱり『名前』がいい?」であった。

 今の夫婦はどう呼び合っているのか?資料としてリクルート・ブライダル総研が2011年にインターネットで1000人を対象に行った「普段の配偶者の呼び方」という調査のデータを示している。

 それによると、男女とも「名前・名前にちなんだニックネーム」が50%近くで1位。2位は男性は「お母さん、ママなど(31.2%)」3位は「おい、ねえ(9%)」だ。女性は、2位が「お父さん・パパなど(37.6%)」、3位が「名前以外のニックネーム(5.8%)」だそうだ。

 男女とも、若い年代ほど「名前など」が多いというが、テレビなどを見ていてもいつも感じることなので納得がいく。互いに名前を呼び捨てる外国式である。

 女性では年代が高くなると「お父さんなど」が増えるが、男性では「お母さんなど」は40代でピークとなり、50代では「おい・ねえ」が増えると書いてある。

 我が家は結婚したころは私が妻の名を呼び捨てし、妻は私を「〇〇さん」とさんづけで呼んでくれていた。私の時代はまだ亭主関白の名残があったので妻に「さん」とか「ちゃん」をつけて呼ぶのは男の沽券にかかわったのだ。子どもができてからは妻は「お父さん」と呼ぶようになり、それがずっと続いている。

 子どもが独立し夫婦だけとなってもその呼び方は変わらない。呼ばれる方としてはなんだか変だといつも感じているが仕方がない。私が妻を呼ぶのは呼び捨てのままである。今は沽券ではなく、外国人がファーストネームで呼ぶのを見聞きしているので自然である。

 ちなみに50代前半の娘夫婦は名前由来の「ニックネーム」で互いに呼び合っている。

 昔の亭主関白,家長時代の男性は「おい・お前」が普通だったと思うのだが、威張ること以外に照れくささもあったかもしれない。今、中日ドラゴンズの応援歌の「お前」が問題になっているが、私は「お前」と呼ぶことがあって、あるとき妻に「お前と呼ばないで」と言われてからピタッとやめた。

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2019年7月15日 (月)

自動車運転免許を返納して1年半

 自動車運転免許を返納して早や1年半余りたった。この間高齢者による大きな事故のニュースが相次ぎ、高齢者が事故を起こすと悲惨な残りの人生になるという週刊誌記事もあった。運転免許を持たないのでそういうニュースを見ても安心しておられる。運転免許を取って50年余り、その間衝突されるなど物損事故は何回か経験したが、自損事故では最高で20万円程度の修理代で済んだ。自分が追突されて首を痛めたことがあったが、他者への人身事故を起こさなかったのがよかった。

 最初三菱の軽自動車を33万円で買ったのを皮切りに、2回目も軽自動車、3回目は中古のサニー、4回目はカローラ、5回目はカムリ、6回目はノア、そして最後はラウムに11年乗って終わった。車の購入代だけでも1000万円を超えると思うが、購入の度に払う自動車税、重量税、保険、その他の諸費用もバカにならないい金額であった。また2年ごとの車検の費用も12万前後払った。

 こうしてみると自動車を持つということは安い自動車を持っても大変な費用がかかるのである。最近の若い人たちの車離れの理由の一つが収入の低さにあると言われるのもうなづける。

 私でも最初の軽自動車三菱ミニを買うまでにずいぶん葛藤したものであった。確か分割払いで買ったと思うのだが支払通せるか不安であった。でも、買ったら幸せな気分になった。車の所有は憧れであったからだ。当時は普通車に乗っているのは生活に余裕のある人で我々のような者は軽自動車、スバルやマツダキャロルなどが精いっぱいであった。

 名神高速道路ができた頃で、ミニで京都の親戚まで走ったことがあった。名神を走るというと同僚から随分脅されたものであった。京都市内は今と違って混雑が少なくて金閣、銀閣、清水寺、苔寺などを見て回った。

 車を持つことによって行動範囲が広がり、時間も自由に使うことができ、荷物も運べるので重宝であった。家族旅行もいつも車であった。買い物も車。特に雨の日は濡れなくてすむので有難かった。趣味の釣りでも福井県とか三重県とか遠くまで出かけていた。

 車があると確かに便利ではある。だから高齢になってもなかなかやめる踏ん切りがつかないのだ。運転を止めて買い物は自転車なので雨の日は困る。これまでのように気楽には出かけられない。

 これまでのところまだタクシーを利用したことは1度もない。新聞や週刊誌やネットによると自動車を持つことに比べるとタクシーは安いという記事が多い。自動車を持つトータルの費用とタクシー―を利用するであろう距離と回数を比べるとタクシーの方がいいというのだ。月に3万円までならタクシーがよいという記事もあった。

 高齢者は1割引きのタクシーもあるし、何より事故を起こす心配がいらないのだ。タクシーは料金が高いという印象が強くてなかなか利用出来ないが、自動車所有のトータルの費用を勘案して思い切ってタクシーを利用することを考えてみようと思う。

 

 

 

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2019年7月14日 (日)

ゲノム編集食品が出回るという記事

 朝日新聞9日朝刊の2面に「ゲノム編集食品 食卓へ」という記事が大きく出ていた。ゲノムとか遺伝子とかよく聞く言葉だが理解が難しい。ゲノムというのは遺伝子情報のことで、DNAという分子でできた生き物の設計図だと書いてある。ゲノムにある遺伝子のわずかな変化が、動植物の肉づきや色味を左右することがあるのだ。

 DNAが自然に切れてつなぎ戻される際、まれに突然変異を起こす。これを狙いを定めて人工的にやろうというのが「CRISPR CAS9」というゲノム編集だという。

 筑波大学の江面浩教授はゲノム編集技術を使い、GABAという成分を通常の4~5倍含むミニトマトを開発した。1日に2つ食べれば血圧の上昇を抑えられると期待できるという。このトマトが食卓に上るゲノム編集食品の国産第1号の候補で来年にも発売される見込みだという。

 問題はゲノム編集技術を使った食品の安全性だ。記事によると、国へ届け出がなくても罰則はなく、食品表示の義務化も見送られる見通しだというのだ。つまり、消費者はゲノム編集食品かどうかを知るすべがないのだ。

 どうして届け出の義務や表示の義務化をしないのかというと、自然の突然変異と人工的突然変異の区別ができないからだそうだ。自然の突然変異を利用して品種改良されたものはこれまで安全性の問題は全くなかった。区別がつかなくて検査法がないから、ゲノム編集食品であってもゲノム編集ではないと主張する業者が出ることも予想されるという。

 農業・食品産業技術総合研究機構の小松晃上級研究員は「精度が高いうえに安全面は従来の品種改良で作られた農作物と同じ」と話している。トマト以外にも収量が多くなるイネとか芽に毒のないジャガイモ、身が多いマダイなどが開発ちゅうだそうだ。

 広く出回って問題ないと確認されるまで口にしない方がよいのか?技術を信頼していくしかないのか?おそらく米国など外国からの輸入食品にはゲノム編集のものがあって知らずに食べているかも知れない。

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2019年7月13日 (土)

石破氏も激怒する自民党の選挙対策本

 ニュースパスを見ていたら、次の記事が目に留まった。タイトルには「石破茂が激怒 自民党本部が全議員に“ネトウヨ本”を配布」と書いてあった。どういうことかというと、6月中旬に自民党本部から全所属議員に〈フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識〉という本が配布されたというのだ。
 

 次のような内容のごく一部が紹介してあった。
〈「オワコン」という言葉があります。(略)一般ユーザー、個人ユーザーに飽きられてしまい、見捨てられてブームが去り、流行遅れになった漫画やアニメ、商品・サービスのことです。(略)政界ではまさに小沢一郎氏がそうではないでしょうか。政界のオワコンです〉

〈菅(直人)元首相は、今で言う「終わったコンテンツ」つまりオワコンであることは明白なのですが、ご本人はそれが分からず、煩悩だらけのようです。(略)オワコンは、鳩山(由紀夫)、菅、小沢の各氏だけでなく、野党そのものとさえ言いたくなります〉

 続けて、イラストもご覧いただきたい。よだれを垂らしてうつろな目をし、頭の横にはクルクルと回転する線……誰がどう見ても、立憲民主党の枝野幸男代表である。

 この冊子は自民党本部によれば、「(演説などのための)参考資料として配布した」という。きわめて程度の低い中傷本であるが、政策論争ではなくこういう次元の低いことで選挙を戦おうというのはあきれてものが言えない。


 そういえば安倍首相は枝野立憲民主党のことを、「民主党」と言って顰蹙をかったが、これは意図的に言ったものであった。何故なら何度も同じことを言っているからである。普通の知能の人間なら間違えるはずがないことなのだ。


 石破茂元自民党幹事長(62)はこの冊子に憤っていて、「国民の共感を得られるとは到底思えません」と、『文藝春秋』8月号のインタビューで、石破氏はこの冊子を配布した自民党本部を痛烈に批判しているという。

「この冊子の作成者は『保守の立場から論じている』と言いたいのでしょうが、私に言わせれば、内容以前に悪意や中傷が目に付いてしまいます。(略)このような文章で広く国民の共感を得られるとは到底思えません。そもそも、いくら選挙で議席を争う相手とはいえ、野党の議員に対して挑発、罵倒、冷笑、揶揄などをするのは非常に恐ろしいことです。なぜなら、彼らの後ろにはその議員に一票を投じた国民がいるからです。野党に対するこうした言動は、そのまま野党を支持した国民に向けられることになる」
 

 石破氏の言うことは正論である。石破氏以外の自民党議員からはおかしいという声が上がらないのであろうか。
一体、この冊子は何なのか――実は作成者は明らかになっていないという。闇の中の怪文書なのだ。」
 

 テラスプレス」なるインターネットサイトに掲載された記事に加筆修正したものだという説明書きがなされているのだが、そもそも「テラスプレス」というサイト自体、執筆者・運営元が一切明らかにされていない正体不明の存在なのだ。
いつから自民党は“変質”してしまったのか?と石破氏は嘆息する。

 

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2019年7月12日 (金)

参院選電話アンケートが2度も!

 参院選が始まってすぐと、11日と2回も参院選についてのアンケートの電話がかかってきた。電話を誰が掛けているのかは名乗らず、いきなり「参院選についてのアンケートに協力してください。2分程度で終ります。RD何とか方式で選んだ方にお願いしています」と言って始まった。その声は2回とも同じ女性の声であった。

 おそらくどこかの政党、多分自民党?がやっているのだと思うのだが、NHKとか○○新聞とか名乗らないのが気味が悪い。それでも最後まで聞いて適当にこたえたやった。

 最初に支持政党を聞き、次にどの政党に投票するかを聞き、地方区はどの候補者に投票するか、全国区はどの政党に投票するか、消費税に賛成か反対か、年齢、性別・・だったと思う。

 2度もかかってきたのは、序盤と中盤との変化を知りたかったのか、それとも他の理由なのかは分からない。とにかく怪しいアンケートであることは間違いない。このアンケートで答えた人が誰であるかや情報が特定されることはないといっていたが気休めであろう。

 集めたデータをどのように利用するのか不明であるが、どこか資力のある政党が依頼してやっているに違いない。桑原、桑原!

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2019年7月11日 (木)

地下鉄に傘を忘れて

  先日デイサービスにボランティアに行った時、雨が降るといけないと思い、ビニール傘を持っていった。 出かける時、名前をつけておかないといけないと思い、ユニセフでもらった名前と住所の書いた紙を傘の柄のところに巻いておいた。

  帰りの電車の中で、入り口の横の手すりのところに傘をかけて座席に座った。 御器所駅について電車を降りて改札を通った時、傘を忘れたことに気がついた。

  すぐに改札口の駅員のところに行って、傘を忘れたことを伝えた。自分の名前と、住所が貼ってあることも伝えた。 駅員は、この電車は豊田行だから終点まで行くかもしれないが、途中赤池で調べてもらうように連絡すると言った。

  もし赤池に間に合わなければ、豊田まで行くから豊田まで取りに行ってもらわないといけないと言われた。 4時過ぎに電話してほしいと言われたので、電話をしたら赤池で調べたら見つかったと言った。 今日中に赤池まで取りに行ってもらうか、明日以降なら栄駅の遺失物取り扱い所に行ってほしいと言われた。

  その日は行くことができなかったので2日後に栄駅まで行った。 栄駅の遺失物取り扱い所には受け取りに来ている人が2人もいた。

  順番が来て、傘を受け取りに出たことを伝えた。部屋の中を見て驚いたのは、見える範囲はすべて傘であった。真正面に7月1日の分があったが、上から下までびっしりと積んであった。

  傘の忘れ物がこんなにもあると言うのに驚いた。係員は私の傘を見つけ出して持ってきてくれた。名前が書いてあったのがよかった。

  受け取りの用紙に住所と名前を書いて傘をもらった。その時、係員が「切符を持っていますか」と尋ねた。私は持っていますがどういう意味ですかと聞き返したら、「もし切符を持っていらっしゃらないなら切符を差し上げます」と言った。 受け取りに来る電車賃を出してくれると言うのだった。それを聞いて驚いてしまった。

  私がそこにいる間に3人の人が忘れ物を受け取っていたが、財布1人、マナカ1人、傘の人が1人であった。 地下鉄に忘れ物をする人が多いことがわかったし、特に傘がものすごく多いことがわかって驚いた。

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              7月1日に忘れた傘

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2019年7月10日 (水)

安倍首相のウソに騙されるな!

 新聞やNHKニュースによると、安倍首相は参院選挙が公示された日の演説で「議論する候補者、政党を選ぶのか。審議を全くしない政党や候補者を選ぶのか。それを決めていただく選挙だ」と強調した。

 この言葉を聞いた時「安倍首相はよくも平気でウソを言えたな」と思った。「審議を全くしない政党や候補者」というのは野党のことだと言いたいのだろうが、とんでもない。審議をしない政党は自民党や公明党であり、審議を逃げ回っているのが安倍首相ではないか。

 例えば安倍首相は憲法改正について議論をしたいが野党が乗って来ないと嘆いている。そうだろうか?野党の中で国民民主党が対案を提起しているのに知らぬ顔である。森友学園・加計学園問題でも逃げ回ったし、統計問題、公文書改ざん問題でもそうであった。野党が臨時国会開催を要求した時も受け入れなければならないのに無視をして開かなかった。年金生活で2000万円不足問題でも政府は逃げ回って取り上げないまま国会が閉会した。こういう事例は枚挙に暇がない。 また安倍首相は消費税増税反対の野党は対案を出さないと言っている。7日の朝日新聞朝刊を見たら共産党の1ページ広告があり、消費税10%中止の財源として、「①法人税の大企業への優遇税制を改める約4.0兆円、②大株主優遇をただし、所得税の最高税率を上げる→約3.1兆円、③米軍への思いやり予算などをやめる→役0.4兆円」と書いてあった。

 対案を出していないというのは言いがかりに過ぎないのだ。大金持ちへの優遇については、米国の大富豪バフェットがは米国では1%の大富豪が富を独占しているのだから、大富豪の税金を髙くしろと提案したとサンデーモーニングで言っていた。貧富の格差がますますひどくなる中でまともな考えだと感心した。日本もそうすべきであろう。

 サンデーモーニングでは、新井紀子教授が今の若い人たちは読解力が落ちているので、選挙の政策を読もうとしないのではないかと心配していると言っていた。新井教授は読解力について8万人を調査して分析しているのだ。

 朝日新聞も中日新聞も自民党が過半数を制する勢いだと伝えている。それなら投票に行くまでもないなどと棄権をするようでは政治は変わらない。自民党・公明党がやってきた政治をよく見て、あのやりたい放題を続けさせていいものかよく考えて投票に行くことが大事だ。

 

  

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2019年7月 9日 (火)

戦争と平和を考えるテレビ番組 NHK編―②

   8/10(土)  NHK総合 後9:00~9:50    

   NHKスペシャル「#あちこちのすずさん~戦争中の暮らしの記憶~」

 家族から、戦争中の食べ物、おしゃれ、恋などの思い出を聴いて、SNSに投稿する若者が増えているという。きっかけは昨年8月放送の「クローズアップ現代+」。「この世界の片隅に」の主人公すずさんのような庶民の暮らしを取り上げ、#あちこちのすずさん というハッシュタグを立てたところ「自分もこんな話を聴いた」という投稿が殺到した。NHKスペシャルは、「らじらー!」(ラジオ第1)や「あさイチ」とも連携して若者世代からエピソードを集めアニメなどで再現。「すずさんたちの青春」を甦らせる。

    NHK BSプレミアム 後9:00~10:00

    ドラマ×マンガ「お父さんと私の”シベリア抑留”『凍りの手』が描く戦争」

 漫画家・おざわゆきの『凍りの手』は、シベリア抑留を経験した父から、当時の様子を詳細に聞き出して描いた作品。おざわは「若い世代が知らない戦争の真実を伝えるのが漫画家である自分の役割」と気づき、今度は母から戦時中の故郷・愛知の様子を聞いて『あとかたの街』を発表した。おざわゆきをモデルにした女性漫画家の人生をドラマ化し、『凍りの手』を映像化したものを交差させる。

       Eテレ 後11:00~0:00

    ETV特集「平和を願うバトン~『映画・ひろしま』物語~」

 

   8/11(日) NHK総合 後9:00~9:50

   NHKスペシャル 「完全復元 ガダルカナルの戦い」

 アジア太平洋戦争最大の分岐点となった「ガダルカナルの戦い」。今回謎に包まれた克明な経緯を明かす戦闘ログを発見した。従来、「無謀な作戦」を進めた日本の大敗北は必然とされてきた。だが、開戦当初窮地に追い込まれていたのは米軍だった。日本軍を一転して敗北に招いたのは、陸海軍の対立だった。海軍は、ガダルカナルの陸軍を”囮(おとり)” として 、米機動部隊を誘い出す作戦を行った。陸海軍の足並みの乱れによって、兵員輸送や補給は進まず、兵士たちは飢餓によって命を奪われていったのだ。番組では、新発見資料からガダルカナルの戦いの完全復元に挑む。

   BS1 後10:00~11:50

   BS1スペシャル「幻の巨大空母”信濃”~その数奇な運命と乗組員たち~」

 大和・武蔵に次ぐ3番目の巨大戦艦として建造されていた”信濃”。ミッドウェー海戦での空母の大喪失を受けて、急遽、空母に改造された。大和のような巨大な船体と強固な防御力により「不沈空母」の役割を期待されていた。しかし、初めての航海の途中、米軍によるたった4発の魚雷で沈没してしまう。いったい何があったのか。生存者へのインタビューと、綿密な取材により、その謎に迫る。

 

   8/12(月) 

     NHK総合 後10:00~10:50   

    NHKスペシャル「かくして”自由”は死んだ~”幻の新聞”と戦争への道」

 なぜ日本人は戦争への道に進んだのか。これまで空白だった部分を浮かび上がらせる一級資料を独自に入手した。治安維持法を制定した司法大臣・小川平吉が創刊した、戦前最大の右派メディア「日本新聞」である。1925~35年に発行された3000部が新たに発見された。大正デモクラシー全盛期、少数派であった”国家主義者”は、「日本新聞」を発信源としてデモクラシー(自由主義)を攻撃。10年かけて”天皇のために命を捨てる”思想を浸透させていった。政治家・知識人・市民が「自由」の崩壊に、どう加担していたかを検証する。

 

   8/17(土) BS1 後10:00~11:50   

    BS1スペシャル 「WAR BRIDE~戦争花嫁2世がたどる母の軌跡~」

 占領軍兵士と結婚してアメリカに渡った”戦争花嫁”は、5万人を超える。彼女たちは、母国と音信を断ち、日系人社会とも交流しなかった。彼女たちが米兵との結婚を選んだ理由も、アメリカ社会で、どのように生きていったのかも知られていない。いま、戦争花嫁を母に持つ2世が、彼女たちのことを調べ、証言を残そうとしている。そこで浮かび上がってきたのは、封建的な日本社会に疑問を持ち、新たな土地で人生を切り開くことを選んだ女性たちの姿だった。戦争花嫁たちと、その母の人生に向き合うことで自らの生き方を探す娘たちの姿を追う。

   NHK Eテレ 後11:00~12:00

   ETV特集「女学生たちがみた原爆~『工場日記』が語る長崎女子学徒隊~」

 

    8/18(日) NHK 総合 後9:00~9:50

    NHKスペシャル「スポーツと戦争~アスリートたちの知られざる戦い~」

 激戦の地・ガダルカナルでは、サッカー日本代表FWが。中国戦線では「メダルに最も近い」と言われた陸上短距離のホープが。オリンピック連覇を目指していた競泳のエースはインパールの戦場で、命を落とした。NHKは、広島市立大学と共同で調査を行い、少なくとも37名のオリンピック選手が戦争で亡くなっていたことが分かってきた。選手たちの足跡からは、戦争の「シンボル」として利用された実情が見えてきている。一方、そんな中で、スポーツの精神そのものを守ろうとした人物がいた。競泳の監督などを務めた松沢一鶴だ。今回、松沢の数百点に及ぶ資料も見つかった。2020年を控えたいま、アスリートの尊厳を奪い去った戦争の現実を明らかにするとともに、”オリンピアン”としての生き様を貫こうとしたアスリートたちと松沢の激動の人生を見つめる。

 

8/21(水) NHK BSプレミアム 後9:00~10:30

    特集ドラマ「マンゴーの樹の下で」

                   

*ここで紹介した番組は、7月初めの時点で発表されているNHKに限ったものです。 番組の題名が変わることもあります。また、民放をはじめとして、この後もさまざま な番組が放映されることが予想されます。新聞のテレビ欄に注目していて下さい。

 

 

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2019年7月 8日 (月)

平和と戦争を考えるテレビ番組 NHK編―①

 以下の番組スケジュールは友人が送ってくれたもので拡散希望なので取りあげた。

8/3(土) 

   NHK 総合 後9:00~11:06

     映画「この世界の片隅に」

 広島市江波の実家を離れ、夫・周作の一家と呉で暮らす主人公すずと、周囲の人々の戦時下の日常生活を描いた長編アニメーション。2016年に公開されてから現在でも劇場上映が続いている。原作・こうの史代

   NHK Eテレ 後11:00~0:00 

   ETV特集「あの夏を終わらせる~対話で描く広島原爆の絵~」

 

 8/4(日)  NHK BS1 後10:00~11:50    

   BS1スペシャル「マンゴーの樹の下で~わたしはこうして地獄を生きた~」

 アジア・太平洋戦争中、日本の占領下にあったフィリピンには、多くの日本企業があった。「楽園の島」にあこがれた若い女性たちも移住し、タイピストなどの仕事に就いていた。しかし、1944年、米軍のフィリピン侵攻が本格化すると生活は一変した。マニラを脱出し、密林の中をさまよう地獄の逃避行が続いた。3000名の避難者名簿を手がかりに、生存者の証言から、マンゴーの実る南国で「楽園」と「地獄」を体験した女性や子どもたちの知られざる物語を掘り起こす。8日放送のドラマとコラボした長編ドキュメンタリー。

 

 8/5(月) NHK BS1 後9:00~10:50

   BS1スペシャル「ヒロシマの画家~四國五郎が伝える、戦争の記憶~」

 四國五郎(1924-2014)は、広島に生まれ、中国に出征後、シベリアに3年間抑留された。帰国後、広島が原爆で壊滅したことを知る。自分自身は被曝していないという引け目と葛藤しながら、戦争や原爆の継承を生涯の使命とする決意をする。いまアメリカで彼の作品を使った授業が広がり始めるなど、再評価が進んでいる。四國は、どのように自らの絵に被爆者の声を血肉化し、ヒロシマの画家となったのか。その姿を通じ、戦争の記憶と未来への継承について考える。

 

 8/6(火)

   NHK 総合 前8:00~8:35

   「広島平和記念式典」

 今年4月に原爆資料館の本館が大幅にリニューアルされ、外国人来館者数も過去最多を更新した。核兵器のない世界の実現を願う被爆者や市民の願いは着実な歩みを進めている。しかし、その反面、世界情勢には、困難な課題が立ちはだかっている。被爆地ヒロシマの願いを未来にどう伝えていったらいいのか。被爆74年の平和記念式典の様子を生中継で伝える。

 

   NHK 総合 後10:00~10:50

    NHKスペシャル「被爆者たちの”ラストメッセージ”

                             ~生まれ変わる 広島原爆資料館~」

「これほど被爆者の思いが形になった資料館は、かつてない。見る者にも覚悟を求める史上最も恐ろしい展示になった。」被爆者代表として展示の構想に携わった坪井直さんの言葉である。「資料館そのものが私たちの”遺品”となる」と、被爆者たちが表現する過去最大のリニューアルをした資料館。番組では、更新された展示物に秘められたエピソードや証言、リニューアルの経過を記した未公開資料などにより、被爆者・遺族が原爆資料館に託した”ラストメッセージ”に迫る。

 

  8/7(水) NHK BSプレミアム 後9:00~10:00     

   ドラマ「甲子園とオバーと爆弾なべ」

 戦後の沖縄がひとつになって夢を見た1日がある。1990年夏の甲子園決勝。沖縄水産VS天理の試合だ。沖縄からの初めての決勝進出とあって、沖縄中がテレビ中継にかじりついた。道路から車が消え、お店は開店休業。試合は、惜しくも1対0で沖縄水産は涙をのんだ。ドラマは、勝ち上がっていく沖縄水産を、戦中・戦後を必死に生き抜いてきた自らの人生と重ね合わせて応援するオジーとオバーを中心に描く。那覇の市場を舞台に人々の物語が展開される。

 

   8/8(木) NHK BS1 後9:00~9:50

    BS1スペシャル「アニメーションで伝える ヒバクシャからの手紙 2019」

 NHKヒロシマ放送局では、被爆者の方々から体験談を募集した。2200通を超える手記から選んだ3つのエピソードを、5~10分の短編アニメーションにして紹介する。8月6日の悲惨な体験だけではなく、被爆前の家族との楽しい日々、今と変わらない恋や友情などのエピソードを描き出すことで、失われた日々の大切さを伝える。

   NHK総合 後10:00~11:13  

   特集ドラマ「マンゴーの樹の下で」

 4日に放映するドキュメンタリーとコラボした作品。米軍の猛攻により、マニラ湾を出港する船は全て撃沈され、帰国の道を閉ざされた6000名の女性たちはルソン島を北に向かうが、多くはその途中で命を落とした。生き残った女性たちが書き残した戦争体験をもとにドラマ化した。

 

   8/9(金) NHK 総合 前10:50~11:45   

   「長崎平和祈念式典」

 被爆者の高齢化が進み、長崎での核廃絶運動の中心となってきた方々が、相次いで亡くなられている。こうした中、被爆の記憶を、どう継承していくかが、被爆地長崎でも大きな課題となっている。被爆から74年となる長崎から発信されるメッセージを中継で伝える。

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2019年7月 7日 (日)

困るカラス対策

 我が町内の生ごみを出す日は火曜と金曜である。これまでずっと私が早朝ウオーキングに出かけるとき家の前にゴミを出していた。これまではネコやカラスに捌かれることはほとんどなかったが、6月に入って連続して5回カラスにやられた。

 最初にゴミ袋を捌かれたときはカラスの仕業かネコの仕業か分からなかった。2回目の時カラスが来ているのを見てカラスだと分かった。それでゴミを出す時間を8時前にした。その頃小学校の児童が登校するのでカラスは来ないだろうと思っていた。ところが登校が終わった頃にカラスがやってきてゴミ袋を捌こうとした。 声で脅したが知らん顔なのでドタドタとやったら飛んで行った。でも、直ぐに戻ってきた。

 我が家の近辺はどこの家も黄色いネットを掛けている。お向かいはネットの上にさらに段ボールをかぶせている。それで次の時、スーパーに行ったとき段ボールの空き箱を貰って来てかぶせた。でも、箱が小さかったので隙間からゴミ袋をつつかれて破られた。今度はゴミがすっぽり入るくらいの大きい箱を貰って来てかぶせた。どうやらうまくいったようであった。

 近所ではネットを掛けてあるのにカラスに捌かれてゴミが散乱しているのを見た。またウオーキングに行く途中のアパートのゴミは大きなネットをかぶせてあるのにしょっちゅう捌かれている。おそらくカラスが好きそうなゴミが多いのだろう。

 最近やはりウオーキングの途中で鉄の網の箱を置いてあるアパートを見つけた。鉄の網の箱なら如何なカラスでも手が出ないだろうと思った。ネットでも数千円必要なのに鉄の網箱は何万円だろうと思った。

 我が家の近所はカラスがいて朝早くからカアカアとうるさいときがある。カラスの縄張りはどうなっているのか知らないが遠くから飛んでくるのもあるようだ。

 ゴミを出す日が来るたびにカラスに悩まされる日が続くと思うとうんざりだ。今朝は用心し過ぎて出すのを忘れ、ゴミ収集車の音を聞いて慌てて出し、辛うじて間に合った。

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2019年7月 6日 (土)

「高齢世帯5割所得は公的年金のみ」という記事

 7月3日の朝日新聞に「高齢者世帯5割が公的年金・恩給のみ」という記事があった。見出しを読んで「ああ、これは自分のことだ」と思った。

 厚生労働省が2日に公表した国民生活基礎調査で分かったというのだ。この調査は昨年6月~7月に約6万世帯を対象に行われた。そのうち所得については6千世帯に尋ねた。

 調査した全世帯の平均所得は551万6千円だったという。私の年金所得の倍以上である。年金は先日の通知で今年度はごく僅か増えた。これまで年々減って来たので減るよりはましと思ったことである。

 私の場合は一人で働いて来たので年金も一人分である。友人たちは共稼ぎが多いが、年金は2人分になるので老後の生活は安定している。私が羨むと、現職の時は共働きは大変だったとか、年金は大したことは無いと口を濁す。しかし、金が倍なのは隠せない事実である。 羨んでも共稼ぎの妻を持たなかった自分が悪いのだ。今更愚痴っても仕方がない。

 同じ公的年金だけと言っても、共稼ぎの友人たちのように2人分という人も含まれる。私のような一人分の公的年金生活者はどのくらいなのだろう。公的年金のみで生活していると言っても私はまだ恵まれている方だ。もっと少ない年金で生活している人や生活保護より低い年金で生活している人も多いはずだ。

 退職後最低で2000万円必要という報告が受けとり拒否されたり、金融庁関係の同様の試算もボツにされた。高齢者世帯の2017年の平均所得は334万9千円で前年より16万3千円増えたそうだ。その理由は働く高齢者が増えたことだという。働いて得る「稼働所得」が25.4%で前年比3.1%ふえのだ。

 生活が苦しいと答えた世帯が0.9ポイント増えて55%となっている。ただこの記事の最後では1.9ポイント増の57.7%となっているので、どちらが正しいのだろうか。

 いずれにせよ生活を切り詰めてやりくりしているのだ。消費税を増やしても一般国民の生活はますます厳しくなると予想される。参議院選挙で安倍政権NOをつきつけるしかない。

 

 

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2019年7月 5日 (金)

恐ろしや!公立小学校で戦前回帰が始まった!!

 友人から届いたメールを見て驚愕した。大阪の公立小学校で戦前回帰の天皇陛下即位祝賀集会が開かれたというのだ。発信者は「子どもたちに渡すな!危ない教科書 大阪の会」である。

 詳細は以下にコピペした文章を読んでもらえば分かる。私が国民学校で経験した内容を彷彿させるものだ。公立小学校で校長の一存でこういうことが行われて何の咎めもないというのは極めておかしい。まさに自民党の多数議員が所属する日本会議路線そのものである。

 野党もこれを問題にしていないというのが解せない。森友学園は私学であったがそれでも教育勅語導入は批判された。野党は徹底的に糾弾すべきである。

 ――5月8日(水)、大阪市立泉尾北小学校において全校の子どもたちが参加する『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』(以下、「児童朝礼」)が行われました。「児童朝礼」では、まず小田村直昌校長が代替わりと新元号の説明をしました。なんと新天皇を「126代目」とまで紹介しています。
 

 その後、「愛国の歌姫」と呼ばれている山口采希(あやき)氏(「教育勅語」を歌にし、塚本幼稚園でも歌ったことがある)がゲストとして登場しました。そこでは、明治時代の唱歌「神武天皇」「仁徳天皇」を歌いました。どちらも神話上の天皇を賛美し、「万世一系」を印象づける国民主権に反する歌です。さらに「仁徳天皇」を歌う前には、教育勅語児童読本(1940年)や修身教科書に登場する「民のかまど」の話をしました。


 さらには、自身のオリジナル曲「行くぞ!日の丸」「令和の時代」も歌いました。「行くぞ!日の丸!」は、「日の丸」を先頭にしてアジア諸国に侵略した戦前の日本軍の姿を彷彿とさせます。外国籍の子どもたち、中でもかって日本が侵略・植民地支配した国々にルーツを持つ子どもたちは、この歌によって深く傷つくのではないかと私たちは憂慮します。

 小田村校長は同校のHPで山口氏の歌や話を「とてもいいお話」「とても素晴らしいゲストでした」と絶賛しました。このような「児童朝礼」は、戦前の教育勅語教育を小学校に露骨に持ち込もうとした森友学園の「瑞穂の國小學院」に通じるものがあり、明らかに憲法違反です。公立学校でこのような集会が行われていること自体、全国的に例を見ません。


 私たちは、憲法に反する内容を子どもたちに押しつけた「児童朝礼」を行った小田村校長と、同校長を任命した大阪市教育委員会に対して厳しく抗議したいと思っています。そして同校の保護者・子どもに対してはもちろんのこと、大阪市民に対する説明と謝罪を求めたいと思います。

大阪市教委に対して抗議の申し入れを行いたいと思っています。
それまでに出来るだけ多くの団体・個人賛同を集めたいと思っています。
ぜひ、ご協力をお願いします。

◇締め切りは7月7日(日)
◇送り先
メール iga@mue.biglobe.ne.jp
◇PC・スマホ用署名ページ
http://form01.star7.jp/new_form/?prm=6a6b423%2F2--21-0583fb

■憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文

 5月8日(水)、大阪市立泉尾北小学校において全校の子どもたちが参加する「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼(以下、「児童朝礼」)が行われました。「児童朝礼」では、小田村直昌校長が「天皇陛下がお代りになった話と126代目であること、元号も日本古来から続いているお話」(泉尾北小HP)をしています。新天皇を「126代」とすることは、神話上の神武天皇なども含む数え方をしており、歴史的事実に反し皇室が「万世一系」であるかのように教えることに他なりません。
 

 その後、「児童朝礼」では「愛国の歌姫」と呼ばれている山口采希(あやき)氏(「教育勅語」を歌にし、塚本幼稚園でも歌ったことがある)がゲストとして登場しました。そこで山口氏は、明治時代の唱歌「神武天皇」「仁徳天皇」を歌いました。どちらも神話上の天皇を賛美し、「万世一系」を印象づける国民主権に反する歌です。さらに「仁徳天皇」を歌う前には、教育勅語児童読本(1940年)や修身教科書に登場する「民のかまど」の話をしました。これは、戦前の皇国臣民化教育の定番教材で、子どもたちを「臣民」に仕立て上げていったものです。2015年2月、愛知県一宮市教育委員会は、「建国記念の日」を前にした全校朝会で「民のかまど」の話をした市立中学校校長を注意をしたこともありました。
 

 しかし、大阪市立泉尾北小学校のHPには、この「児童朝礼」の様子が紹介されており、小田村校長は山口氏の歌・話を「とてもいいお話」「とても素晴らしいゲストでした」と絶賛しました。HP記事の最後には、小田村校長が山口氏の書いた色紙をもった写真も掲載されています。その色紙には、「皇紀2679」と書かれています。「皇紀」は神話上の天皇である神武天皇に由来するもので、戦後は公教育でも行政文書でも一切使用されていません。「皇紀」を使った色紙の画像を公立小学校のHPに載せることは不適切です。
 

 山口氏は、自身のオリジナル曲「行くぞ!日の丸」「令和の時代」も歌いました。「行くぞ!日の丸!」は、「日の丸」を先頭にしてアジア諸国に侵略した戦前の日本軍の姿を彷彿とさせます。外国籍の子どもたち、中でもかって日本が侵略・植民地支配した国々にルーツを持つ子どもたちは、この歌によって深く傷つくのではないかと私たちは憂慮します。大阪市がめざす「多文化・多民族共生教育」に反するものです(資料)。
 

 公立学校の児童朝会での山口氏の歌や話は、戦前の教育勅語教育を小学校に露骨に持ち込もうとした森友学園の「瑞穂の國小學院」に通じるものがあり、明らかに憲法違反です。公立学校でこのような集会が行われていること自体、全国的に例を見ません。
 

 泉尾北小に山口氏を呼び、「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼を行ったのは小田村校長です。小田村校長は大阪市の民間人校長として5年目(泉尾北小では2年目)で、任命したのは市長と教育委員会です。小田村校長は、大阪市立小学校校長になってから、右派団体である「学ぼう会北摂」で講演をしたり、龍馬プロジェクト会長の神谷宗幣氏のインターネット番組に登場し、大阪市の人権教育や歴史教育を「偏向教育」と批判している人物です。今回の「児童朝礼」は、小田村校長が意図的に実施したことは明らかです。

 私たちは、憲法に反する内容を子どもたちに押しつけた「児童朝礼」を行った小田村校長に対して抗議します。小田村校長を任命し、「児童朝礼」を実施させた大阪市教委の責任を追及します。小田村校長と大阪市教委は、同校の保護者・子どもに対してはもちろんのこと、大阪市民に対する説明と謝罪を行ってください。

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2019年7月 4日 (木)

映画「新聞記者」を見て

 東京新聞記者の望月衣塑子の「新聞記者」(角川新書)にヒントを得て河村光庸プロデュサーが企画から手掛けたフィクションの映画である。以前に作られたアメリカ映画の「バイス」や「記者たち~衝撃と畏怖の真実」のような実話ではないが、安倍政権の下でのマスコミ対策を想像させるには十分な映画である。

 東都新聞記者吉岡エリカのもとに、医学系大学新設計画に関する極秘情報が匿名で入る。吉岡は真相を究明するために調査を始める。加計学園をモデルにしているようだ。

 一方外務省から内閣情報調査室に来ている杉原は仕事と良心の板挟みになって悩む。初めの方で杉原の上司神崎が杉原が止めるのを聞かずビルから飛び降りて自殺をする。この辺は近畿財務局の自殺した職員を思い出させる。

 杉原が所属する内閣情報調査室(内調)のトップは冷酷な人間で、医学系大学新設計画を報じた記事を誤報だとする裏面工作を杉原にさせる。吉岡はこのニュースは絶対に真実だと信じ裏をとろうと神崎の妻に頼み神崎が残した秘密の文書を手に入れる。それを杉原に見せスクープとすることにする。杉原も覚悟を決めて良心に従おうと決意する。

 内閣情報調査室は杉原を疑って役目から遠ざけていた。そして杉原にこの問題を忘れるようプレッシャーを掛けるのだ。最後の杉原を探していた吉岡が杉原に出逢う場面で突如暗転し映画が終わるが、この意味が分からない。

 この映画で森友・加計問題や、改ざん問題や統計処理の問題など一連の安部政権での不祥事が全てうやむやにされてしまった訳が分かる。官邸と結託し、忖度し政権を守るために見えないところで権力が動いていることがよく分かった。これまで私は与党の絶対多数によって安倍政権はやりたい放題だと思っていたが、それだけではなく内閣情報調査室のような仕組みが不都合なことをつぶすために裏で動いていることもあることを知らなかった。

 この映画を観て日本のメディアは権力の監視のためにもっと働いて欲しいと切に思った。米国のメディアのように権力の闇を暴く力を持ってほしいのだ。しかし、それは無理であろう。政権の広報機関化していると言われるメディアが多いからだ。国連から勧告を受けても知らん顔である。

 主役の女性記者に韓国の女優を起用したのは何故だろう。韓国訛りの日本語なので混血という設定にしているようだ。演技はしっかりしている。

 7月から映画鑑賞代金が100円値上がりした。それでも観客は多かったので関心の高さを思わせた。公開3日間で五万人が見て、こうy号収入6232万円だと新聞に出ていた。よかった!!たくさんの人に見てほしい映画だから。

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2019年7月 3日 (水)

サプルメントは効くのか効かないのかわからない

  新聞を見ると、毎日のようにサプルメントの大きな広告が目につく。今日の新聞にも、「たった1粒で睡眠の悩みに朗報」、「明日の活力に、牡蠣のエキスを1粒に」、「ヒアルロン酸」、「膝、腰、肩などの痛みに効きます」、などのご広告があった。今日はまだ少ない方である。

  こういったサプリメントの広告は、どれも皆「今なら半額の1000円」のような破格の値段で宣伝している。いわゆるお試し価格と言うやつだ。

  私はこういったサプリメントは飲んだことがないが、自分で選んだサプルメントは長年飲んでいる。それらはビタミン類や無料でもらえるニンニクエキス、ブルーベリーアイなどである。

  ビタミンは活性酸素を除去すると言われるビタミンEやC,その他にBやミネラルなどである。30年ほど前に知り合った大学の教授のオススメで飲み始めた。

  これらのサプリメントを飲んではいるが体に効くという自覚は1度もない。ただ聞くことを期待して飲んでいるだけである。

  ネットを見ていたら、「騙されるな!飲んでも効かないサプリ一覧」と言う記事があった。

  グルコサミン3、コンドロイチン、マルチビタミン、ミネラル、鉄、ウコン、コラーゲン、クロレラ、ロイヤルゼリー、プラセンタ、ブルーベリー、DHA,EPA、マカ、アガリクス、ポリフェノール、銀杏エキス、黒酢などであった。

  これらの多くは週刊誌やテレビなどで取り上げられて体に良いと言われているものである。

  驚いたのは、業界の常識では、ほとんどのサプリの原価率は10%程度だというのだ。広告費に多く取られるので、安く作らないと利益が出ないと言われているようだ。

  毎日のように、これでもかこれでもかとサプリメントの広告が出てくるのは、なんとしてでも売ってやろうということなのであろう。

  この記事は高い金を出してサプリメント何か飲む必要は無いと言っている。

  結局好みの問題と言えばいいだろうか。効き目があるかどうか実感できないのは確かである。

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2019年7月 2日 (火)

夏休み「先生もゆっくり休んで」という新聞記事

 29日の朝日新聞の囲み記事に、「夏休み 『先生もゆっくり休んで』」というタイトルの記事があった。教員は夏休みも研修を実施したり、授業研究をしたりして学校に出てくることになっている。2002年に学校の週休2日制が完全に実施されたのを機に教員の夏休みがなくされたのだという。

 私が教員になったのは1935年(昭和35年)だが、その頃は夏休みは全校出校日以外は学校に行くことはなく自由に休んでいた。その代り有給休暇は法的にはあっがのだろうが、取ることは許されなかった。だから夏休みが楽しみであった。夏休みを利用して職員旅行をすることができた。教員にとって旅行をして見分を広めることは授業に役立った。家族旅行にも出かけた。

 文部科学省は28日に、公立小中高校の教員が夏休み中に休日をまとめ取りできるよう、学校の夏季休暇中の業務を減らすことを求める通知を、教育委員会に出した。教員の長時間労働が問題となっており、文科省も方針を改めることにしたのだ。

 新しい通知は過度な教員研修や部活動、高温時のプール指導などを見直し、一定期間の学校閉庁日を設けることが主な内容だという。

 夏休みの過ごし方は自由であったが、私や友人は民間の教育研究団体に所属して、日ごろの研究会の他に、夏休みには全国研究集会が行われるので東京などに出かけた。

 研究団体は官民それぞれに多数あって、自分が選択をして自主的に参加したのであった。夏休みは全国各地でさまざまな研究集会が開かれ、各地から集まった教員たちと討論したり交流をするのが楽しみであった。夏休みといっても、ただ休養をとるのではなく、自主的に研修をする絶好の機会であったのだ。私は自主的な研修が大切だと思ってやってきた。自主的な研修は楽しいし苦労にはならない。

 幸い私が勤めている間は、夏休みの制約は緩かったのでよかった。今回夏休みの規制が緩められたのはよいことだと思う。

 

 

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2019年7月 1日 (月)

大阪G20は参議院選対策だったのか?

 安倍首相が議長を務める大阪G20は6月28日、29日の2日間開かれた。朝日新聞社説によると、G20サミットは例年、G7サミットの後に開かれてきたという。今回、G2議長国の日本が慣例を破って、G7の前に開催したのは、参議院選の直前に「外交の安部」を世論にアッピールする狙いと見られると指摘している。池上彰ではないが、「そうだったのか!」と納得した。

 世界の主な国のリーダーが大阪G20に集まった様子は、テレビや新聞で詳細に報道された。特にテレビの効果が大きい。安倍首相が議長として会議の中央に座り両脇にトランプ大統領と習酒席を配置している映像はアッピール力十分であった。

 そのサミットだが、採択された首脳宣言は、2年連続で「反保護主義」を明記することができなかった。トランプ氏一人にかき回され、結局「忖度」をしたということなのか?トランプ氏との蜜月関係があると言われる安倍首相だが、「ペット」と評される域を出られなかったのだ。「自由貿易の基本原則を明確に確認できた」と記者会見で述べたが玉虫色である。折角の晴れ舞台で、大向こうをうならせる大見得を切ることはできなかったのだ。

 日米安保条約について、トランプ米大統領は閉幕後の記者会見で、「不公平な条約だと、過去6か月間、安倍首相に伝えてきた」「我々は変える必要があると安倍首相に伝えた」と強調した。「6か月間!」と聞いて驚いた。安倍首相も菅官房長官もそれは聞いてないと火消しに躍起である。国民に対し真実を伝えず必死に隠そうとしているのだ。

 中国の習主席を「永遠の隣国」と持ち上げ、来年国賓として招待することになり、夕食会では地元山口県の「獺祭」でもてなしたそうだ。一方もっと隣国の韓国の文在寅大統領とは2分程度の握手だけであった。韓国との関係も修復する努力をしなかった。参院選前なので、こちらはその方が国民に受けがよいと判断したのだろうか。

 もう一つ。海洋プラスチックゴミ対策では、2050年までに新たな汚染をゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有することとした。2050年!?まだ31年もあるではないか。そんなのんびりしたことでは海洋汚染は間に合わないと思うのだが。ヨーロッパでは既に対策が始まっているというのに。

 気候変動は、地球温暖化対策の「パリ協定」をめぐってトランプ氏が反対をしているのをどうしようもなかった。

 結局、安倍外交の成果と言えるのは何だったのか?参院選挙でどう「成果」をアッピールするのかを見守っていくことが大事だ。首脳たちが集まった華やかさに目を晦まされてはいけない。

 

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