あわや自動車に轢かれるところだった
14日のことであった。八百鮮に行こうと思って自転車で家の近くの道を走って行った。道が交差したところで左折してきた車が私に向かって来た。びっくりして手を振ったり声を上げたが、ドライバーは他の方を見てこちらに気付かなかった。避けることができず正面衝突すると思った。車は寸前で止まった。
私はドライバーに「よく見て運転しろ」と大声で言ったが、知らん顔して行ってしまった。車は大きな白いワゴン車で車体にはK病院と大きな字で書いてあった。私が向かっていたスーパーの近くの病院だった。きっとデイサービスの利用者を迎えに行くところだったのだろう。
病院の電話番号を調べてスマホで電話をした。「責任ある人を呼んでください」と言ったら、男の人が出た。でも、何も名乗らずどういうことかと聞いてきた。私は名前を言って「名乗らないのは失礼です」というと「事務課長です」と答えたが、名前は名乗らなかった。普通はどこへ電話をしても会社や役所などは名前を名乗るのにと思った。
車が交差点で左折して来て正面衝突しそうになり、すんでのところで轢かれそうになったことを説明した。受け答えは事務的であった。あとで電話をすると言ったので電話番号を教えた。
1時間ほどして電話がかかってきた。運転手が戻って尋ねたら他の方を見ていて気付かなかったことを認めたと言った。運転手は65歳ぐらいだそうだ。こちらはあわや轢かれるというとても怖い思いをしたこと、もし事故になっていたらお互いに大変なことだったと言った。そして厳重に注意して2度とこういうことが起こらないようにしてほしいと言ったら、よく分かったと答えた。
幸い事故寸前で事なきを得たからよかったが いくら病院の車とはいえ、もし轢かれて大怪我でもしたら無料で治してもらっても割に合わないことだ。最近は高齢ドライバーが事故を起こすことが毎日のようにニュースになっている。気を付けていてもいつ交通事故に巻き込まれるか分からない。
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