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2019年6月23日 (日)

仏典に性差別があるのを知らなかった

 18日火曜日の朝日新聞「仏典の性差別をどうする」という記事があった。リードには、「#MeToo運動や入試における女性差別の表面化を機に、ジェンダー平等の意識が改めて高まるなか、佛教界でも差別との向き合い方が問われている。受け継がれてきた経典には、現代の目で見ると差別的な記述がある。(1部省略)」と書いてある。

 真宗大谷派東本願寺が開いた企画展「経典の中で語られた差別」で、世界人権問題研究センターの嘱託研究員、源淳子さんが準備した女性差別に関するパネルが、同派の意向で展示されなかったという。

 そのパネルは、女性は修行しても仏になれないとする「女人五障」、女性は親、夫、子に従うべきだとする「三従(しょう)」の教えのほか、女性は男性に生まれ変わって成仏できる「変性男子(へんじょうなんし)」思想を紹介するものであったという。源さんは公開質問状を出して外された理由をただしたそうだ。

 真宗大谷派が女性差別の仏典を真正面から取り上げず、隠そうとしたようだ。私はこの部分を読んで、佛教にそういう女性差別の考えがあることを初めて知って驚いた。また、これまで放置されてきたことにも驚いた。

 Wikipediaには、「三従」について「龍樹菩薩の大論九十九巻では、女人の三従さんじゅうについて、幼則おさなきときは父母に従い、少則わかきときは夫に従い、老則おいたるときは子に従うとし、属するところなきは悪名を受けるとした。これは仏教特有のものでなく、儒教書のひとつ『礼記』及び『儀礼』にもみえる。 」としている。私の子どものころは、一般に言われていたが、儒教から来たものだと思っていた。仏教経典にもあるということは儒教の影響を受けたのではないか。

 「五障」とは、「五障(ごしょう)とは、ブッダ入滅後かなり後代になって、一部の仏教宗派に取り入れられた考えで、女性が持つとされた五つの障害のことである。「女人五障」ともいう。女性は梵天王帝釈天魔王転輪聖王仏陀になることができない、という説である。 」と説明している。

 釈迦は「仏陀」になることは説いたが、梵天王、帝釈天、魔王、転輪聖王などについては説いていない。これらはヒンズー教の影響で誰から取り入れたものだと思う。

 釈迦入滅後かなり年月が経ってから経典が作られたというから、釈迦はこのように言われた(如是我聞)というようにして古い経典は書きはじめられるが、釈迦が説いたことそのままでなく、口伝を文書化した人の考えも入ったことは十分に推察できる。

 Wikipediaは更に、「大智度論では、五礙(ごげ)と称す。三従とセットにされ、「五障三従」と称する用例もある。釈迦の言葉ではなく、仏教本来の思想ではない。ヒンドゥー教の影響から出てきた考え方とされる。 」私もこの説明に賛同する。

 そして釈迦は次のように言ったと紹介している。「人にはいろいろの種類がいる。心の曇りの少ないものもあれば、曇りの多いものもあり、賢いものもあれば、愚かなものもある。(中略) また人には男女の区別があるが、しかし人の本性に差異があるのではない。男も女も道を修めれば、然るべき心の道筋を経て悟りに至る(仏陀になる)であろう。

 私が知る限り釈迦は差別をしなかった。誰でも仏陀になれると説いた。それが本当の仏教である。

 この男女平等の時代に、今なお男女差別を温存している仏教は早急にその経典を捨てるべきである。

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