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2019年6月 8日 (土)

百田尚樹の佐藤浩市へのいちゃもん

 以前にYahooニュースなどで、作家の百田尚樹が俳優の佐藤浩市に「へぼ役者」などとケチをつけた記事があった。その後堀江貴文などが加わって騒ぎが大きくなっていた。ネットニュースで見たときはあまり関心がなかったが、医院に行ったとき週刊新潮5月30日号に詳しく出ていたので読んだ。思っていた通り、百田尚樹がいちゃもんをつけたことが分かった。

 佐藤は映画「いぶき」で総理大臣役をやるときに、「最初は絶対にやりたくないと思いました。いわゆる体制派の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っているんですね。でも、監督やプロデュサーと『僕がやるんだったらこの垂水総理をどういう風にアレンジできるか』という話しあいをしながら引き受けました」と述べた。

 それが反体制の立場を明確にして総理を演じたのはけしからんとされ、総理が漢方ドリンクを持ち歩いていることとか、下痢をすることなどにしたことが、「安倍総理とその病気を揶揄したものだと指摘されたのだという。

 そして百田尚樹は次ように批判したのだ。「三流役者がえらそうに!!なにが僕らの世代では、だ。人殺しの役も、見事に演じ切るのが役者だろうが!とツイートしてなじったのだ。「思想的にかぶれた役者のたわごとを聞いて、下痢する首相に脚本を変更するような監督の映画なんか見る気がしない」と言ったのだ。

 彼は桜井よし子と共に、安倍総理の応援団のトップで、戦前回帰を煽っている右側の論客である。「思想的にかぶれた」という百田の言葉に彼の思想が明確に表現されている。戦前軍国主義が台頭し戦争への道をひた走ったとき、「思想」という言葉は反体制の最も危険なものを表す言葉であった。左翼思想をもつ者は「アカ」と呼ばわれ、特高警察に逮捕された。その辺のことは今放映されている倉本聡の「やすらぎの刻~道」に描写されている。

 百田から見ればアカはとんでもない人間だということなのだ。戦前アカと呼ばれた人たちは真面目ないい人たちであったのだ。ただ戦争に反対するとか人権を主張するとかしたために、レッテルを貼って怖い人間に仕立てたのであった。百田はそれと同じ「思想」を持ち続けているのだ。

 週刊新潮によると脚本家の橋田寿賀子や湯川れい子などが穏やかに反論している。「おしん」の中で橋田は時代と底辺の庶民の生活を描きながら考えさせようとしている。

 芸能人が原発反対や辺野古基地反対などを表明すると、叩かれることが多い。そのためか政治的ととられる発言をする芸能人が日本では少ない。日本の民主主義の弱さを痛感させられる。 

 余談だが、佐藤浩市が三国連太郎の息子とは知らなかった。新潮の記事で初めて知った。

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