成田空港で顔認証導入というニュース
5月29日のNHK「超AI入門」で、顔認証で空港でのゲートを通過の混雑を解消する実験をやっていた。それによると99.7%の正確さで顔認証ができると言っていた。実際に成田空港で実証実験をしているということであった。
6月1日にネットニュースを見ていたら、テレ朝ニュースが「成田空港で顔パス搭乗手続き 来春に導入へ」と伝えていた。いよいよ実用化されるのかと思った。
成田空港は、顔認証でパスポートと搭乗券の情報をひも付けて、保安検査場や搭乗ゲートを「顔パス」で通過できる技術を来年春に導入すると発表したというのだ。
成田空港が導入するのはNECの顔認証技術を使った新しい搭乗手続きである。チェックインの時にパスポートと搭乗券を機械に読み込むと、機械にあるカメラがパスポートの顔写真と搭乗者本人が一致しているのかを確認する。その後の手荷物の預け入れや、保安検査場と搭乗ゲートでの本人確認をカメラによる顔認証で行えるのだ。超AI入門でやっていたのと同じだ。
この仕組みによって各ゲートでの手続きがスムーズに流れるという。成田空港は、来年春から日本航空と全日空の出国手続きで導入していく予定だそうだ。
アメリカなど外国へ行ったとき、あの9.11以降は搭乗手続きが特に厳しくなり、長い列ができて大変であった。日本でもかなりの時間がかかる。また美術館屋などの施設に入る時も荷物のチェックなどが厳しくなった。荷物のチェックは当然これからも厳しいのであろうが、その他で緩和されるのは有難い。
しかし、今でもそうだが、あちこちで顔写真とか諮問などをとられ、それがデータとして蓄積されていく。中国ではそのデータで犯罪者を捕まえているとニュースで読んだことがある。
コンビニなどでの無人化もAIによって実現して来ているようだが、データが悪用されないように法的にも整備されることが大事だ。便利な仕組みは有難いが使い方で怖い面もある。
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