行き倒れの人を発見して
17日の朝、いつもより早く4時半ごろウオーキングに出た。家の前で50mほど先を見ると何か大きな物体があるのが見えた。何だろうと思って近づくと、若い女性がうつむいて倒れていた。
驚いてとっさにどう行動したらよいか脳が素早く回転した。救急隊を呼ぶべきだが警察はどうなのか、とか、蘇生術をすべきなのかなど・・・・。声をかけたのだが反応はなく、ピクリともしなかった。
スマホで119番に掛けると直ぐに通じた。倒れている場所や状況を伝えた。電話で話している間に、足がピクリと動いたので、生きていることが分かった。救急車は直ぐに来ると言ったが、思ったより時間がかかった。しばらくすると呻くような声がした。
様子を見守っていると、前の家から男性が出てきた。その家の主人だった。主人は「大丈夫です。」と言って女性を起こして家に連れて行った。
それでまた119番に電話して救急車は要らないと言ったが、そのときピーポーという音が聞こえてきた。やっと来たと思って見ていると200mぐらい先の通りを走って行った。カーナビに従っているので大回りをしているのだと思った。やっと着いたら7分ぐらい経っていた。
写真を撮ってあったので救急隊員に見せて、前の家だと教えた。そしてウオーキングに向かった。
先日の朝日新聞に、今回のような緊急事態のとき、女性は男性より緊急蘇生措置をしてもらえる率が低いと出ていた。またNHKでもSEDの使用率が低いと報じていて、女性の場合はどうすればよいかと説明していた。でも、いざその場に立ってみると、今回のように若い女性だと身体に触れることが非常にためらわれた。
そのことを元消防署に勤めていた人に話したら、ほっぺたを叩くとよいと言い、首の動脈に触れて脈を確かめるとよいと言った。首の脈がない場合は脳がダメージを受けるのだそうだ。
女性は早朝の何時ごろから倒れていたのか分からないが、朝日新聞の配達が通ったのは3時45分ぐらいだったからそれより後なのだろう。早朝なので人も車も通らなかったようだ。
主人の男性は「いつものことです」と言っていて、抱き起して連れて行ったが、いったいどうしたことなのか奇怪なことである。もし、奥さんが外で倒れていたとすれば、家にはいないことに気付かなかったのであろうか。
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