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2019年5月18日 (土)

安倍首相の日本語能力

 Yahooニュースを見ていたら「『已む』読めなかった? 安倍首相が歴史的儀式で驚きの大失言」というAERAdot。の記事が目に止まった。安倍首相の大失言というので読んでみた。

 4月30日、「退位礼正殿の儀」で、安倍晋三首相が「国民代表の辞」を読んだとき、とんでもない読み間違いをしてしまったというのだ。「代表の辞」のほぼ末尾にある 「天皇、皇后両陛下には末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません」という部分を「願っていません」と読んでしまったというのだ。

 どうしてそうなったかというと、漢字で「願って已みません」書いてあったので正しく読めなかったのだ。この原稿を書いたのは、教養のある官僚とみえ、昔風に「已」という漢字で書いてあったのだ。そうは言ってもこの漢字の読み方は高等学校を出ていれば読めないはずがない。

 ところが安倍首相はどう読んだらよいかためらって「願っていません」と読んでしまったのだ。これについて報じた新聞はなかったようだ。安倍首相の名誉にかかわることとして忖度したのであろう。

 安倍首相の日本語能力については、この記事では次の事例も紹介している。「安倍氏は2017年1月24日、参議院本会議で蓮舫議員に対し『訂正』でんでんという指摘は全く当たりません』と答弁した。これは『云々』を、『伝々』と誤って覚えていたようだ。」と書いている。「訂正云々」を「でんでん」と読めばおかしいと気づくはずであるが、気付かなかったというのはかなりの日本語への無知をさらけだしている。

 安倍首相は、国会答弁では質問にまともに答えず、はぐらかしたり、無視したりするので有名である。そういう能力だけは長けているが、一般的日本語の能力はかなりひどいものだということが分かる。

 記事はさらに次のように指摘している。「当意即妙が求められる国会答弁なら『でんでん』も笑い話で済むが、今回の舞台は憲政史上初の儀式だ。その重要な場で国民を代表し、天皇、皇后両陛下に直接あいさつをするのに、下読みも十分にしなかったなら、怠慢の極み。皇室に対する敬意を欠いていると言われても仕方が無いだろう。」と。

 さらっとでも事前に目を通していなかったのだろうか。それとも下読みしたが「どうよむの?」とは恥ずかしくて聞けなかったのであろうか。臣安倍晋三たる者が何たる不敬。戦前ならたちどころに免職だ。

 一国の総理を選ぶにはその人の日本語能力も厳しくチェックすべきであろう。米国のトランプ大統領と言い、国の最高責任者の言語能力や判断力が危ぶまれるのは情けないことだ。

 

 

 

  

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コメント

安倍氏が成蹊大学の学生であった時に教授したという加藤節氏や宇野重昭氏などが、これほど歴史を勉強していない、憲法の何たるかも知らない卒業生を送り出してしまったというのは痛恨の極みであると安倍氏を批判し、3年程前でしたか、ちょとした話題になったことがありました。
宇野氏はすでに他界されたようですが、憲法どころか日本語すらまともに勉強していないことに言葉を失うことでしょう。
「願って已みません」などという慣用句は、私のような下級国民が使うことはありませんが、さまざまな式典に出席する安倍首相などは数え切れないほど耳にし、自分でも言っているはずです。
皇室の儀式がせまっているのにトランプ大統領の使い走りのように飛び回っていたので思考停止状態だったのかもしれませんが・・・
「云々」は、高校2年生の時、現代国語の教科書を読むように指名された生徒が同じく「デンデン」とやらかしてしまい、教室内がしばし息をのんだあとで大爆笑が起こったことを今でも鮮明に覚えています。

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