平成最後の桜(名古屋市山崎川)
山崎川の桜は名古屋第一のものだと花見の場所を紹介したパンフレットに書いてあった。毎朝の早朝ウオーキングはその山崎川の桜を見ながら歩いている。桜が3分咲き頃からはいつもより遅く日の出近くに家を出て桜を愛でながら歩くのだ。歩きながら満開になるのはいつ頃だろうかと予想をしている。毎日開く桜の花が賑やかになっているが、昨日までのところではまだ満開にはなっていない。
名古屋気象台の発表では4日に満開になったと新聞に載っていた。記事によると気象台の満開の基準は8割咲けば満開というようだ。私の満開は木の桜がほぼ全部開いてほっこりとした状態のことをいう。気象台の言う通り確かに8分咲きだと思う。
今年の開花は3月20日で山崎川でも同じであった。それから15日も経ってやっと満開の発表である。しかし、まだ本当の満開はこれからだ。平成最後の桜は例年より長く楽しませてくれようとしているみたいだ。これだけ満開が遅くなったのはこのところ寒さが厳しかったからだろう。でも、4日、5日と珍しく暖かい日が続いたので桜も開くのを早めているようである。
桜は「3日見ぬ間の桜かな」という言葉にもある通り、また林芙美子の有名な言葉「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」にもあるように、桜は開いたら散るのが早い。だから武士にはその潔さが好まれ「花は桜木人は武士」と言われた。また戦前は天皇陛下の御為に戦場で潔く散りゆくことが軍人の誉れとされた。海軍予科練の制服のボタンは「7つボタンに桜と錨」と歌われたように桜がデザインされていた。
平成になって30年今上天皇が述べたように、日本は「戦争のない時代であった」のは嬉しいことである。それも憲法9条があったからだとも言えよう。
その憲法を平成の間にかえたいという安倍首相の願いは叶わなかったが、次の令和には真っ先に憲法を変えようとするであろう。9条をかえ桜のように潔く散る時代には絶対にしてはならない。
これは余談だが、山崎川のライトアップと交通規制の杓子定規さには呆れて物が言えない。3月27日~4月4日がライトアップと交通規制であったが、実際は花が遅れているので4月4日からでもよかったくらいなのだ。それなのに終了してしまった。その年によって桜の咲き様を観察しながら臨機応変に対応できないものかと思う。桜を見に来ている人の中にもそう言っている人たちがいた。
« 日韓関係問題参考資料 | トップページ | 忖度塚田副大臣の辞任は当然 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 大好きなシクラメン(2023.12.08)
- 急がねど八十八年(2023.12.07)
- 突如浮かんだビビデバビデブー(2023.12.03)
- 朝ドラ「ブギウギ」梅丸劇団も監視下に(2023.11.30)
- どうする 公的年金 実質目減り(2023.11.28)
コメント