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2019年4月 2日 (火)

新元号「令和」

 新元号が「令和」と決まった。新しい元号については前々からいろいろと憶測され、2月ぐらいからはメディアが大騒ぎをして盛り上げて来た。NHKなどはその先鋒を行って取り上げていた。「平成」は準備期間がなかったせいかそういう騒ぎは無かったように思うのだが。メディアは「歴史的な日」だとそやしていた。

 11時30分からの発表ということで、私もテレビを付けて待っていたが、天皇の署名を頂くために宮内庁長官が皇居に出かけたので実際は40分過ぎであった。

 「令和」と書いた色紙を菅官房長官が見せ、「新元号の典拠について申し上げます。『令和』は万葉集の梅の花の歌32首の序文にある「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす」から引用したものであります」と説明した。


 私は「令」という字に違和感を感じた。「令」といえばすぐ浮かぶのは「命令」だからである。広辞苑で調べてみたら①命ずること。いいつけ。「命令・指令・令嬢」 ②おきて。のり。「法・勅令・ ③長官。「県令・坊令」 ④よいこと。めでたいこと。「令名・巧言令色」

⑤他人の家族などを尊敬していいう語。「令息・令夫人」

 友人が送ってくれたメールには次のように書いてあった。

 「令」という字の意味合いを『漢字源』で調べてみました。

まず、

①  【神のお告げや、君主・役所・上位者のいいつけ。▽清らかなお告げの意を含む。<勅令><軍令>】

②  【おきて。お達し。<法令><律令>】

そしてようやく3番目に

③  【よい。清らかで美しい】

 「清らかで美しい」という意味もあることは知らなかった。

 「和」についてはNHKの岩田記者が「安倍首相は『和をもって貴しとす」という言葉をよく引用しているので喜んでいるのではないか」と言っていた。

 安倍首相は「悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め令和に決定いたしました。 」と述べた。

 安倍首相の言う「美しい日本」への思いが込められているようだが、それを①や②の意味にすり替えて国民を従わせる方向に行かないことを願っている。

 ところで元号の選択に当たって「人名は採らない」と言っていた筈だが、何と「令和」と書く名前の人が早稲田大学教授を始めいっぱいいるようだ。愛知県の半田にもいるとニュースに書いてあった。

 

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コメント

私も令という字にポジティブな意味があることを今回初めて知りました。というのは「巧言令色鮮なし仁」という私の最も共感する諺にある令色の意味はうわべだけの愛想のいい顔色を意味し、従って私は令という字にはどちらかというとネガティブイメージを持っていたからです。それにしても安倍総理の得意満面の談話を何度も見せつけられるといささかウンザリである。ときあたかも全国統一地方議員選挙の真っ最中である。このところ支持率低迷の安倍政権がこの機会を政権浮揚の千載一遇のチャンスと考えたのは想像に難くない。マスメディアもそれに呼応して当分は令和フィーバーが続きそうである。まあ、元号に安の字が入らなかっただけでも良しとしようか。

投稿: Toshi | 2019年4月 2日 (火) 09時28分

私も令という字にポジティブな意味があることを今回初めて知りました。というのは「巧言令色鮮なし仁」という諺にある令色の意味はうわべだけの口当たりりの言葉を意味し、従って私は令という時にはどちらかというとネガティブイメージを持っていたからです。それにしても安倍総理の得意満面の談話を何度も見せつけられるといささかウンザリである。ときあたかも全国統一地方議員選挙の真っ最中である。このところ支持率低迷の安倍政権がこの機会を政権浮揚の千載一遇のチャンスと考えたのは想像に難くない。マスメディアもそれに呼応して当分は令和フィーバーが続きそうである。まあ、元号に安の字が入らなかっただけでも良しとしようか。

投稿: Toshi | 2019年4月 2日 (火) 08時23分

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