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2019年4月

2019年4月30日 (火)

「かけ放題」でもナビダイヤルは有料とは!

 先日、朝日新聞に記事について問い合わせの電話をしたら、アナウンスが「携帯電話やスマホのかけ放題でもナビダイヤルは無料にはなりません」と言った。

 私はこれまでナビダイヤルでも、スマホのかけ放題は無料だと信じて使って来た。これまでスマホからナビダイヤルで電話しても上記のようなメッセージが流れることはなかった。どこへかけても「ナビダイヤルでおつなぎします。1分につき10円です」のように言うだけであった。

 私はかけ放題は無料だと思い込んでいたので、30分も40分も時間をかけたこともあった。一分10円なら40分で400円にもなる。ナビダイヤルは高いものにつく。

 私はキャリアがauなので、auのサポートに電話して確かめたら、「ナビダイヤルへはかけ放題でも無料にはなりません」という返事であった。私は、かけ放題を契約したときにきちんと説明をするべきだと言った。すると「ホームページにそのことを書いてあります」と言った。私は長年auだが、ホームページを見たことは一度もない。「ホームページを見るとは限らないから、それはおかしい。契約時にきちんとナビダイヤルは有料になることを説明すべきだ」と話した。

 携帯やスマホからナビダイヤルにかけるとどうして無料にならないのかサッパリ分からないが、おそらくこの事は誰も知らないのではないかと思う。たまたま朝日新聞のメッセージが警告をしてくれたので知ることができたのだ。

 パソコンなどいろいろなサポートについても言いたい。0120などの無料電話がない場合は、ナビダイヤルはかけ放題からでも有料になるというメッセージを入れることと、普通の電話番号も記載しておいてほしいということだ。普通の電話なら無料になるのだから。

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2019年4月29日 (月)

桜が終わったと思ったらもうすぐ5月

 今年の桜は例年より長く咲いていてように感じたか、朝のウオーキングでは道に赤い「がく」がいっぱい落ちて緑の葉が茂っている。我が家の近くの塩付通りのハナミズキの葉が白く輝くようになった。あちらこちらでツツジが咲きだした。

 そして4月も終り、平成も終り、直ぐに令和の5月だ。時間のたつ速さに驚くのは年を取ったせいなのか。新緑の初夏は木々が若い芽を伸ばして明るい。我が家の小さな庭でも、赤いモミジの葉が広がり、花をつけた。アカメガシの生垣のある家では赤い葉が光っている。

 昨年は全く花をつけなかったハナユズが今年は一杯白い花のつぼみをつけた。秋に実がなるのかどうか楽しみである。大王グミも花はいっぱいついたが、実がなるかどうかは分からない。ここ数年実がならなくなったからだ。多分花粉を媒介する蜂が少なくなったせいかもしれない。

 毎朝のウオーキングで、道で何かを探している嘴がカーキ色で黒っぽい小鳥を見かける。たいてい2羽で行動している。野鳥に詳しい山口さんに聞いたら、「ムクドリ」だと教えてくれた。山崎川の道には必ず見かける。

 残念なのはコサギを見かけないことだ。山崎川でも新瑞より下流に行くといるらしいが、田辺公園辺りではあまり見られなくなった。今年はセキレイも尾を振って地面を歩いているのをよく見かける。カラスは言わずもがなで、多分ハシボソカラスだと思うが飛び回っている。

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   我が家のツツジ

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     ムクドリ

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2019年4月28日 (日)

事故を起こしてからでは遅い

 東京の池袋で自動車が暴走し、若い母親とその子供をはねて死なせた事件は、改めて高齢者の運転の可否について問題を提起した。皮肉なことに、その数日後、今度は兵庫県でバスが暴走し、若い人を死なせる事故が起きた。この二つの事故で、自動車運転の怖さを思い知らされることになった。

 私が50代の頃、ある有名会社の社長が運転する自動車に京都まで乗せてもらったことがある。車は高級車のベンツであったが、社長は87歳だ言っていたので内心不安ではあった。幸い何事もなかった。その時自分はそんな高齢まで生きないだろうし、生きたとしても自分はとても運転できないだろうと思った。今と違ってその頃は87歳と言えば長寿であったのだ。

 今は高齢社会になって87歳はいくらでもいるし、運転もしているだろうと思う。ただ、今回の事故で思ったのは、事故を起こした加害者も人生の終わりに近づいて大事故を起こし、本人はもとより、家族も言うに言えないショックを受けたとだろうということだ。報道ではもう運転を止めたいと言っていたようだから、なおのことである。

 運転者も骨折をして入院したので逮捕はされていないが、そのことでSNSでは「上級国民」だから一般庶民とは別格扱いだと騒がれているらしい。「上級国民」という造語までできたのには驚いた。

 私は82歳で自動車の免許を返納した。以後運転したいとは思わないし、第一事故を起こす心配もないので心も平安である。返納する決意をするまでは、子どもや妻から運転を止めるようにうるさく言われた。事故を起こしてからではどうにもならないと。

 運転免許を返納して、人身事故ゼロで終ることができてよかったと思っている。25日の朝日新聞「声」欄に、「高齢者はある年齢で一律に免許を返上させたらよい」という投書があった。人それぞれに事情があるから、一律にとはいかないだろうが、高齢になったら自分から返上することが大事だと思う。

 以前高齢者の免許更新に行ったとき、素人目にも明らかに認知症と思われる人が何人もいたのを見た。私はバスで行ったのだが、その人たちは車を運転して来たと言っていた。高齢者の免許更新はその後厳しくなったが、講習会場に行くのも車の運転は禁止するくらいのことが必要ではないかと思う。

 とにかく後期高齢者になったら運転を止めるかどうか家族と共に検討することが大事だと思う。

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2019年4月27日 (土)

まじめな作文教師がアカと呼ばれた時代

 倉本聡の「やすらぎの刻~道」が、テレビ朝日開局60周年の記念番組として放送が始まった。前作の「やすらぎの郷」が好評であったのでそれを引き継いでいるのだ。

 「やすらぎの郷」の住人の石坂浩二が演じる脚本家菊村栄が、安らぎの郷の住人で「ツイテナイ」が口癖の水沼六郎をヒントに、「ツイテナイ」人物を主人公にした脚本を書く。それはテレビ局のためではなく、自分のために書くのだ。題名は「道」である。

 最初ドラマの題名「やすらぎの刻~道」を見たとき、「~道」とは何のことかと分からなかったが、ドラマを見ていて、劇中劇の題名であることが分かった。

 「道」にはツイテナイ男として、根来公平が出てくる。兄弟が多い養蚕農家の根来家の4男である。幼少の頃からツイテナイことばかり起きているという人物である。

 3男の兄の三平と学校に通っているが、国語教師の室井先生がアカという疑いをかけられ、警察に捕えられて拷問を受け釈放される。三平は室井先生は少しも間違っていないと教頭先生に主張する。公平はその様子を覗き見していた。

 室井先生は、作文は自分の思ったこと見たことをそのまま書くようにと指導し、自分も作文雑誌に「戦争はよくない」と書いたので、特高に捕まることになったのであった。

 戦前、作文によって生活を見詰めさせようという真面目な教師たちが作文(綴り方)教育を研究し、実践していた。国定教科書として私も使ったことがある「綴り方」というものがあった。でも、私には「綴り方」は大の苦手であった。もし綴り方教育の教師に指導を受けていたらそんなことは無かったと思うのだが。

 そうした良心的な作文教師は、「アカ」として睨まれていたのだ。そのことを「道」は描きだしている。劇中で生徒が「天皇」という言葉を発するとき直立不動の姿勢をするが、私も経験がある。

 軍が権力を持ち、天皇を現人神として、アジアに軍事力で侵略を広めていった時代であった。今から見ると「戦争はいけない」ということが間違っていないと分かるが、当時は上からの強制によって戦争は正しい、正義の戦争だと押し付けられたいたのだ。

 作文教育によって本当のことを見る目、考える力を養われることは、軍にとって脅威であった。だから「アカ」というレッテルを貼って、恐怖心を煽り押さえ込もうとしたのであった。

 「道」は昭和初期から戦中、戦後を描いて行くということだが、あの時代をどのように描くのか楽しみにしている。

 

 

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2019年4月26日 (金)

初めて見た「なつみ」というミカン

 スーパー八百鮮に買い物に行ったら、果物売り場に「なつみ」という見たことがないミカンを売っていた。店員に聞いたら、試食をさせてくれた。デコポンに似て美味しいミカンであった。

 家に帰って食事の後に食べたら予想以上に美味しかった。外見はデコポンのように枝につく部分が少し膨らんでいて、皮をむくと小ぶりなデコポンとそっくりであった。デコポンも一緒に買って来たので間違えたかと思って確かめたら、デコポンは大きかったので「なつみ」だと分かった。

 味はデコポンに負けないくらい美味しかった。妻が何と何を掛け合わせたのだろうと言ったのでネットで検索してみたらヒットした。

 ――なつみは山口県大島郡において、育種家の山本弘三氏によって、1978年に「カラマンダリン」と「吉浦ポンカン」とを交配し生まれた実生から育成された品種とされています。ただ、この実生は交配実生ではなく、珠心胚実生(しゅしんはいみしょう)といわれる、もともとの親「カラマンダリン」の細胞から生まれた実生であることが判明しているそうです。
 

 実がなった当初は、一般的なみかんと同じように色付いた冬に試食したところ、酸味が強すぎて美味しくなく、失敗作と思われたそうです。ところが、そのまま実が付いたまま春になるとカラスがその実を全部食べてしまったことから、翌年春まで木熟させたものを食べたところとても甘く美味しいみかんになっていたとの事です。それにしても・・・カラスはどうやって甘くなったのを見分けるのでしょうね?――

 カラスに美味しいことを教えてもらったというエピソードが面白く、思わず笑ってしまった。もともと甘くなる性質を備えている上に、春になるまで木で熟させるので美味しいのだ。

 私が買って来たのは、愛知県で唯一の産地蒲郡の温室なつみであった。おいしいのでまた八百鮮ヘ行って2パック買って来た。ネットで調べたことをプリントして店長に上げた。私はデコポン(不知火)ファンだが、「なつみ」も加わった。

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2019年4月25日 (木)

2011年のblog記事に今でもコメントが付くのは

 2011年2月9日に、「道を尋ねても無視する若い人」というblog記事を書いた。このblogにはこれまで毎年コメントが付き、21日には29人目のコメントがついた。ちなみになぜか4月になって3人目である。3月に1人、2月にも1人コメントがあり、2月の人のは長いコメントであった。

 これらのコメントに共通しているのは、「5年経っても否定的なコメントがついていますね」というコメントで分かるように、聞かれるのは嫌だというもので、「道を尋ねられると面倒だ」「気楽に道を尋ねるな」「道を聞くのが失礼だ」「スマホで調べれば分かること」・・・・などである。

 「5年経ってもコメントがついている」と驚いているが、今年は8年も経っているのにまだコメントが付くので驚いているのだ。肯定的なコメントはゼロで、8年経ってもコメントがつくというのは、ネットをブラウスしていて、たまたまこのblogを見つけ、コメントするのだと思われる。

 このblogのテーマは、いつでもあてはまることだから、コメントを付けやすいのであろう。コメントを付けて下さるのは有難いことだし、他の人も読んで考えることができるので、削除せずにそのままにしてある。

 ただ私は「道を尋ねないで」というコメントによって、道を尋ねるとき、聞こうか聞かないで置こうかためらうことが多くなった。この人なら大丈夫かな?とか、ときにはお店で尋ねることもある。

 先日はスマホのナビを使っても分からず、道を聞こうか迷っていたら、たまたま郵便配達の人が通りかかったのでラッキーと思って尋ねた。ただ、その時は、もう現地に来ていたので「そこですよ」と言われて驚いた。以前はGooglemapはかなりしっかり案内してくれたのに、最近は正確さに欠けるように思う。

 新聞やネットでは、Googleは日本のゼンリンと離れたので正確さが無くなったと書いてあった。その通りだと思う。

 元に戻して、私は道を尋ねられたら気持ちよく教えてあげるが、「自分がそうだからと言って人にもそうさせようとするのはおかしい」というコメントもあった。いろいろ人には事情があると思うが、できれば見知らぬ他人でも親切にしてあげたいものである。

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2019年4月24日 (水)

F35Aーステルス戦闘機が愛知県で組み立てられていたとは

 4月9日19時27分ごろに、航空自衛隊三沢基地所属のF-35Aステルス戦闘機が、墜落した。米国の最新鋭戦闘機だという。そんな戦闘機がどうして墜落したのか、不思議と言えば不思議である。操縦士はベテランだし、状況から戦闘機そのものの欠陥ではないかと言われている。ネットではステルスといいながら全然効果がないなどと書いてあるのもあった。

 この戦闘機、トランプ大統領の要求で105機を追加して、147機態勢にするという。現行中期防の期間で45機を調達し、単価は116億円だという。その他に維持費が31機あたり約307億円もかかると言われる。147機の維持費総額は約4兆5129億円で、機体の購入費と合わせて約6兆2181億円という巨額の支出になるのだ。どこと戦うことを予想しているのか知らないが、巨額の費用を戦闘機だけに使うというのは理解できない。

 誰かが書いていたが、10数機分の金で全国の小中学校の空調を備えられるとか。

 今度の墜落で116億円以上が海の藻屑と消えた訳だが、この戦闘機は名古屋の北の方の三菱重工小牧南工場で最終組み立てが行われたという。F-35Aの最終組み立て工場になっているからだ。

 別の資料によると、F-35Aは、「明確な欠陥が966件あると、米国会計監査院報告書(2018.06)に書いてあるそうだ。そのうち110件は機体を操縦する際に「信頼性、安全性、またはその他の重大な要求に損害を与える可能性がある」とされているという。

 また、2017年にパイロットの酸素欠乏が6回もおきるなど、呼吸調整装置が頻繁に故障し、墜落の危険があると指摘されているという。何とも物騒な戦闘機である。

 小牧の組み立て工場は300機余りあるアジア・太平洋地域のF-35A戦闘機の整備拠点化(リージョナルデポ)が計画されているそうだ。そうなるとF-35Aが名古屋地方の上空を飛ぶことになる。もし、落ちたら・・・安閑としておられない。

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2019年4月23日 (火)

皇室への親しみ76%という朝日の世論調査

 4月19日の朝日新聞に朝日新聞が実施した皇室に関する世論調査が載った。それによると「皇室に親しみを持っている」との回答が76%と、同社のこれまでの調査の最高となったという。男女別では、男性は73%、女性は79%だが、40代以上の全ての年代で80%を超えたそうだ。

 「結婚や代替わりなどの大きな行事でメディアへの露出が増えるに伴い、親しみも増す傾向がある」と分析している。その通りだと思う。代替わりに伴う行事やや元号が変ることなどの他に、NHKを始めテレビやマスコミが特集で、頻繁に皇室、特に天皇・皇后を露出させるので、それが皇室への国民の眼を向けさせていると思われる。

 中でも、私が見るところでは、天皇と皇后の寄り添う姿が印象深く、好感を与えているのではと感じている。戦争直後昭和天皇が全国各地を訪問されたことがあった、私も黒い自動車から降りられた天皇をまじかに拝見した覚えがあるが、私たち少年にとって天皇は神様であり、雲の上の人という教育を受けていたので、親しみを感じるということはなかった。

 その点現天皇と皇后は被災地の見舞いなどで、膝まずいて親しく話しかけられる様子が、威厳ある昭和天皇とは異なった印象で親しみを感じさせるのである。

 次の天皇・皇后は、おそらく現天皇のやり方を踏襲されるのだろうが、安倍首相が望んでいる戦前回帰の天皇ではなく、さらに新しい国民に愛される皇室の形を創りだして頂きたいものである。

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2019年4月22日 (月)

埼玉県川口市立夜間中学ができたことを知った

 友人が送ってくれたメールで、埼玉県川口市に公立夜間中学ができたことを知った。素晴らしい内容なので下に転載した。筆者は埼玉県の元蕨市会議員の仲内さんという方で、原発反対や9条を守るなど幅広い活動をしておられる。文中に見城さんという名前が出て来るが、私が所属している「児童言語研究会」の会員で、東京の夏季アカデミーなどでお会いし、話しを聞いたこともある素晴らしい教師だ。

 文部科学省のサイトで調べたら、「中学校夜間学級(いわゆる夜間中学)とは,市町村が設置する中学校において,二部授業が行われる学級のことをいいます。平成28年4月現在,8都府県25市区31校の中学校に夜間学級が設置されています。」と書いてあった。

 私が住む名古屋では愛知県教育・スポーツ振興財団が運営し、中学夜間学級というようだ。「中学夜間学級は、さまざまな事情で中学校を卒業できなかった方を対象に、中学校卒業程度の学力をつける機会を提供します。」日本語、ポルトガル語、タガログ語、スペイン語で案内している。教員は名古屋市が派遣し、市立北山中学に席を置く。

 授業日時  週3回 (原則 月・水・金) 午後6時~午後8時30分
 授業場所  愛知県教育会館3階 他
 修業年限  2年
 授業料  無料
 教科書  名古屋市内公立中学校で使用されているもの(無償で支給

 以下、転載した文。

  川口市に埼玉で初めての公立夜間中学ができ、開校したことに関して。
  そこに、私の知り合いが3人入学しました。東京新聞、朝日新聞、そして報道ステーションなどに取り上げられていたので、ご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。前川喜平さんが文科省事務次官として大きな力を発揮され、教育の場での憲法の精神を、具体化したのが、このニュースです。

  30年ほど前の蕨の市議会で、公立夜間中学をつくるべきではないか、と私は一般質問で取り上げました。埼玉県内で初めて議会で取り上げた瞬間でした。

 全国にあった30余りの夜間中学は当時からすべて自治体設置で、国は関知せず、でした。国がやらないなら、せめて「公立」(自治体立)として埼玉で、と。

 本来的には、明らかに憲法26条違反であり、義務教育の「国の義務」放棄です。(前川さんは「義務教育」をみんな取り違えていると指摘されていましたね。国の義務なのです。)

 そもそも夜間中学は、戦争、貧困で中学に行けなかった日本人、そして在日外国人が対象。今は不登校、海外からの移住者、労働者にとって学びを保障する場となっています。
いずれも中学に行けなかった原因そのものに、国家の責任が大きく関わっています。にもかかわらず、国は今まで責任を放棄。
 

 川口自主夜間中学の野川義秋さん、映画「学校」の教師のモデルの一人である見城さんなどたくさんの人々の粘り強い運動と、当事者たちの勇気ある行動が、数十年の努力を経てやっと実を結んだ結果、それが、前川喜平さんが講演会で語られていた、法律にのっとっての夜間中学設置です。
 
 その今回新設の川口夜間中学に、私の知り合いがなんと3人も入学したのです!オドロキ以外の何物でもありません。入学されたお一人・堀川しず子さん(今夜の報道ステーションで取り上げられていました。「86歳の中学生」です。)と電話で話しました。86歳!何という意欲。


 堀川さんは、毎月三日の蕨駅西口での「アベ政治を許さない」アピール行動に参加してくださっています。肝がすわっている人だなあと、いつも感じていました。

  私がみなさんに送る三日の写真に必ず一緒に写っている方。中学を出ていないこと、今回のことで初めてしりました。人間は学歴ではない、ということ、堀川さんの例でもわかります。とても知的な方です。12歳で敗戦。働かなければ生活できない貧困の中、中学には行けなかった、そうです。戦争の被害者のお一人です。

 ご存じ寅さんも中学を卒業していないのです。「寅次郎 かもめ歌」で夜間高校に入りたいという寅さんでしたが、中卒の資格がなくて駄目という話がありました。

 無数の寅さんが日本には居ます。字が読めない、書けないことが、どんなに辛いか、たいへんなことか、想像に難くありません。駅で切符を買いたくても、路線図の駅名が読めない、まちのお店の看板が読めない。まして英語で書かれていては・・・・想像してください。
 
 いま改めてかの女の勇気と意欲に感動しています。他の二人の方も素晴らしい意欲で、堀川さんは「卒業まで頑張ろうと激励し合った」と言っていました。なんといい話だろうと思います。身近に居る素敵な人たちです。

 生きていてよかった、人は信頼に足ると思える人たちの夜間中学に関しての話でした。

 

 

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2019年4月21日 (日)

自然治癒力を上げる食べ物という記事から

 かかりつけの医院の待合室に「女性セブン」という週刊誌が置いてあった。ふだんは女性週刊誌など見ることはないのだが、たまたまどんな記事があるのかと思って手に取ってみた。すると「自然治癒力を高める食べものランキング」という記事が目に止まった。

 「健康で長生きをしたいなら、常日頃から『自然治癒力や免疫力を高める食品』を食べ続けて、医者いらずになるしかない」と書いてあった。医院に置いてある雑誌に「医者いらずになれ」とは皮肉であった。

 1位はダントツで「納豆」→良質なたんぱく質がたっぷり、強い骨を作るヴィタミンK、血栓を溶かし、血液をサラサラにするナットキナーゼ

                 など栄養素がいっぱい。夜に食べるとよいという。私はたまにしか納豆を食べないがこれからは出来るだけ食

                 べてみようと思った。

 2位はニンニク→アメリカ国立がん研究所によれば、がん予防効果が最も高い野菜の一つだという。アリシンは疲労回復効果があっる

            硫黄化合物を豊富に含み、治癒力や抵抗力を高める成分が多い。微生物に対する抗菌作用があり、腸内フローラの

            改善に役立つ。ニンニクは昔から健康によいとされ、中国や韓国では非常に愛用されている。私はスジャータで有名

            な「めいらく」のアホエンというニンニク抽出剤を飲んでいる。

 3位はヨーグルト→タンパク質、アミノ酸の他に、脂肪を燃焼させるビタミンが豊富。体力を増強。腸内フローラを整え、免疫力やダイエッ

            トにもよい。脳内で幸福感を作り出すセロトニンの90%は腸内で生成されるという。カルシュウムの補給にもなる。

             私はカスピ海ヨーグルトを豆乳で培養して毎日食べている。

 4位は生姜→食欲を増進、消化機能を高め、体温を上げる。ガン予防食品の一つ。便秘、下痢、肩凝り、神経痛、咳止めなどの効果が

          ある。アレルギーやかゆみの原因となるヒスタミンを抑える。生姜も昔からよいと言われてきた。

 5位は味噌→良質なたんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなども豊富。消化酵素を活性化させ、代謝をあげ、生活習慣病のリスクを

          減らす。味噌は日本の伝統的発酵食品で各地で様々なものが作られている。我が家では毎日欠かしたことがない。

 6位は牛肉の赤身だが、なぜか豚肉は入っていない。あと7位まいたけ、8位めかぶ、9位シイタケ、10位トマト、11位いわし、12位ワ

          カメ、13位玄米、14位ブロッコリースプラウトと続く。キノコ類やトマト、ブロッコリーはよく食べている。

          

 

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2019年4月20日 (土)

分かり難く、退屈な面もある映画「バイス」

 アメリカ映画の「バイス」を観て来た。136分の長い映画だが、前半と後半に別れていて、前半は特に分かり難いところが多い。アメリカの実在の人物ディック・チェイニーは、大学に入りながら酒とケンカでイエール大学を退学させられ、電線工などをしてした。

 しかし、彼にはリンというしっかりした恋人がおり、ある時警察沙汰になったことでリンに説教されて、それまでの生活を改める。再度大学に入ったかどうかは不明だが、ラムズフェルド下院議員のアシスタントとして仕事をすることになった。観る者としてはその辺のいきさつを知りたいところだが描かれていないのでサッパリわからないのだ。

 ラムズフェルドに「口は堅く」「忠実であれ」「指示を守れ」という3か条を叩きこまれる。しかしラムズフェルドが失脚するとチェイニーは民間会社に移る。

 1974年にニクソン大統領が辞任を発表すると、ラムズフェルドにホワイトハウスを乗っ取ろうと働きかけ、史上最年少の34歳で大統領首席補佐官になる。僅か10年余りでそこまでどうして上れたのかは分からない。

 下院議員に立候補したとき、心筋梗塞で倒れるが、妻のリンの巧みな演説がワイオミングの州民の心をつかみ当選する。レーガン大統領やジョージブッシュ大統領のもとで活躍、国防長官にまでなる。

 しかし、次女メアリーが同性愛者であることを告白。同性愛者に反対の共和党なので、政界を離れて田舎で家族と暮らす。

 ブッシュ大統領の息子のジョージが大統領に立候補するとき、チェイニーに副大統領になることを頼む。妻のリンは副大統領は飾り物だからやめて置けというが、チェイニーは結局引き受ける。そして大統領の下で政府の実験を握る画策をして、実力のある副大統領になり、ラムズフェルドを国防長官にするのだ。

 2011年9月11日の貿易センタービルなどへのテロ攻撃が起こり、テロへの対策のため憲法や国際法を拡大解釈をし、イラクは大量破壊兵器を隠しているということで、イラク攻撃の口実にしてイラクに侵入しフセインを倒すのだ。

 偽の情報でフセインを倒したことを扱ったことでは、「記者たち」と同じである。「記者たち」の場合は、良心的なメディアの外からの眼でブッシュ政権やチェイニーなどの悪業を暴いたのに対し、「バイス」は政権の内側から描いている。したがって両方の映画を観ることによってあの当時の政治の動きをはっきりと知ることができる。

 アメリカという国はトランプの登場で2極分解に追い込まれ、自国だけでなく、世界中がかき回されているが、そんな中で政治の闇を暴くという映画が2本も作られたのが驚きである。

 映画の最後の方で、イラク戦争での米国兵ややイラク国民の大量の犠牲で、反戦が高まる。その中でチェイニーはまた心臓病で倒れ、死の寸前に追い込まれる。その時この物語の語り部をしていてカーターが自動車にはねられて死ぬ。その心臓がチェイニーに移植されて彼は生き延びるのだが、その辺も分かりずらい描写である。私が観た感じではチェイニーを助けるためにカートを殺したように見えるのだが。それぐらいのことはやりそうだというのが権力の怖いところである。

 チェイニーは一元的執政論をいう憲法解釈で大統領は議会の制約を受けずに何でもできるという理論で行政を進める。日本でも安倍政権が閣議決定で憲法解釈を変えてしまったが、法律があっても解釈で勝手に変えていくことの怖さを思う。トランプも安倍首相もそうしたやり方で勝手に進めていくが、それを阻止する権力への監視が重要である。

 

 

 彼が

 

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2019年4月19日 (金)

三隣亡 

 スーパーマックスバリューの見切り品のコーナーに、生姜茶というのを置いてあった。見ると30%引きとなっていた。ただ、元の値段表示されていないので、レジで値段を確かめてから、買うかどうか決めようと思って籠に入れた。

 レジを通すときにそのことをすっかり忘れて買ってしまった。翌朝レシートで値段を見たら、30%引きでも400円もしていた。しまったと思ったが後の祭りであった。

 どんな味か湯に溶かして飲んでみようと思い、広口の蓋を開けようとしたが、非力の私では開けられなかった。それでボトルオープナーで開けようと思い、置いてある場所を探したがどこにもなかった。

 妻が起きるのを待って、どこに置いてあるのか尋ねたら、キッチンの棚の上にあると言った。でも、そこには見当たらなかったので、もう一度聞くと、棚の上の籠の中にあると言った。それで籠を取ろうとしたらガラガラと中身もろとも下に落ちた。でもその籠にはなかった。

 それで別の籠を見ようと思って手を掛けたら、それも落ちて来た。中にはなかった。結局三つ目の籠にあった。

 今度はボトルオープナーを使って開けようとしたが、いつもなら梃の原理で簡単に開くのにびくともしなかった。何度もいろいろと試した。開かなければスーパーに持って行って開けてもらうしか手がないと、覚悟をきめてやってみたら、やっとのことで開けることができた。

 生姜茶を味わって布団を挙げようと寝室に行ったら、枕につまずいて思い切り転倒してしまった。幸い布団の上に倒れたので事なきを得た。高齢者は家の中でちょっとしたことにつまずいて、骨を折ったり腰を痛めたりする事故が多い。でも今回のように不意につまづくので用心していても駄目だ。

 朝から次々と嫌なことが起きたが、どうしてこんな不運が続いたのだろうと思ったとき、「三隣亡」という言葉が浮かんだ。はるか昔母方の祖母が何か良くないことがあると、「三隣亡」と言っていたのが脳に記憶されて残っていたのだ。

 ネットで調べてみたら、三隣亡の日に棟上げや柱立て普請の開始などの建築関係の行事を行うと三軒隣まで滅ぼすという大凶日とされていると書いてあった。三隣亡カレンダーまであるようだ。でも、いまでは三隣亡という言葉を見聞きすることはない。

 祖母が口癖のように言っていた「三隣亡」だが、全く外れた使い方をしていたことを初めて知った。祖母のころまでは三隣亡を嫌なことが起きると普通につかっていたようである。祖母だけでなく親戚の年よりもよく口にしていたからだ。

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2019年4月18日 (木)

性経験の有無が収入と関係性があるという記事

 ネットニュースを見ていたら、「30代、1割が性交渉未経験=男性は低収入と関連-東大」という時事通信の記事があった。小泉政権あたりから非正規雇用が増え、正規雇用者との経済的格差が広がり、安倍政権になってアベノムクスで3本の矢が放たれても、結局は大企業の利益を増大させただけて、低所得層が増えて行った。

 そういう中で、若者の草食系などが話題になったが、性経験の有無が収入と関係がありそうだという考察が眼を引いた。

 そのレポートは渋谷健司・東京大客員教授らのチームが8日、英医学誌に発表したものである。異性との性交渉を経験したことがない成人が増えており、2015年時点で30代男女の1割が未経験だったというのだ。

 いつの頃からか未婚が増えていると言われ、2015年の生涯未婚率は男性23.4%、女性14.1%である。その率はまだ増えていくと推定されている。結婚できない理由も収入が大きく影響していると言われる。(※生涯未婚率とは、50歳になった時点で1度もお結婚したことがない人の割合で、人口統計で使われている)

 男性では収入が低いほど未経験率が高かったそうで、上田ピーター・東大客員研究員は「性交渉を求めない傾向は『草食系男子』などと言われてきたが、実際には収入や雇用形態の影響で不本意ながら経験していない面があるのでは」と分析したのだ。

 自動車に興味がないという若者の傾向が言われているが、これも収入が関係している面があるのではないか。昔は自動車が憧れで、遠くまでデートに行くのに使われた。今はそういう面でも制約がありデートする機会も減っているのであろうか。

 未経験率は、30代前半の男性では1987年の8.8%から2015年の12.7%に増加。女性は6.2%から11.9%に増えた。30代後半の男性では1992年の5.5%から2015年の9.5%に、女性は4.0%から8.9%に増加したという。

 注目されるのは、10年のデータを詳細に分析したところ、25~39歳の男性では、正規雇用に比べ非正規雇用と時短勤務の人の未経験率は3.82倍、無職では7.87倍に達した。収入が低いほど未経験率は高かったということだ。 

 収入によって性経験とか結婚などの私的生活が大きく影響を受けるのは悲しむべきことである。これは政治の責任だと思うのだ。若い人たちは政治に関心を持ち選挙にいくなどの行動を起こすべきである。

 

 

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2019年4月17日 (水)

おいしい新タマネギの酢漬けー血圧に効く?

 医者から高血圧の薬を処方されたことがあるので、薬をやめるためにいろいろと試した。例えば、昆布水。日高昆布の中心部だけを取った昆布をわざわざ取り寄せて長い間飲んでいた。それなりに良いと思っていたが、昆布が値上がりしたのでやめた。

 次は黒豆酢であった。北海道から伊藤忠フェアで黒豆を売りにきていて、酢につけて食べるとよいというのでやってみた。これはそれほど良いとは思わなかった。でも、健康雑誌を見ると今でも勧めている。

 酢タマネギは昔から血圧によいと言われてきた。健康雑誌やテレビでもお勧めである。それで酢タマネギを試すことにした。知人に「おいしい酢」を貰ったのを機に普通のタマネギで作って、朝晩2回食事の時にタマネギピクルスを食べている。朝はタマネギ酢を自家製カスピ海ヨーグルトに30ccほど入れて味付けに使っている。とても美味しい。

 その内に妻が紫タマネギを使ったら・・・・と勧めてくれたので、紫タマネギで作ってみた。きれいな紫のタマネギ酢ができ、ピクルスももちろんおいしい。紫タマネギにはポリフェノールがあってよいのだ。

 しばらく紫タマネギを使っていたが、「おいしい酢」の店員さんが、「新タマネギ」を使うと美味しいと教えてくれた。ちょうど新タマネギが出始めた頃でもあり、それを使って酢タマネギを作ることにした。作ってみると確かに味がよい。それでこのところはずっと新タマネギで酢タマネギを作っている。

 「血圧を下げる名医のわざ」という雑誌タイプの本には、酢を毎日30cc飲むと血圧が下がると書いてあった。私はヨーグルトに混ぜて30ccのおいしい酢で作ったタマネギ酢を食べているし、タマネギピクルスも朝晩2回食べている。そのせいか血圧はよい状態に保たれているように感じていいる。

 新タマネギがある間はそれを使い、無くなったら紫タマネギを使うつもりである。

 下の写真は左が5日ほど漬けた物、右は付け始めたばかりの物である。

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2019年4月16日 (火)

東海マスターズオーケストラの室内楽演奏会

 NPO東海マスターズオーケストラの団内室内楽演奏会を聴きにいった。知人がバイオリンをやっているので案内をくれたのだ。マスターズオーケストラは例年春は4月に定期演奏会をしていたのだが、今年はドイツまで出かけてあちらのオーケストラと共演をするということで、定演をやめてグループで室内楽の演奏会をすることにしたそうだ。だから「団内演奏会」と謳っていて団員の知人に知らせた程度の身内の演奏会だったようだ。

 会場は昭和文化小劇場で、13日の午後にあった。私は日本語ボランティアの新学期が始まる日で授業後は打ちあわせもあって、会場に着いた時は13時半であった。知人は3つのグループに参加して3回演奏をすることになっていたが、1回目は聴くことができなかった。会場に入ったら丁度2回目の演奏が始まるところで安堵した。

 室内楽を生で聴くことは滅多にないので楽しみにしていた。「人生の達人のための演奏会」といつも銘をうって演奏会をしているオーケストラなので団員の技量は高いのだと思う。2時間半の演奏を聴いたが、音楽に素人の私は楽しく聴くことができた。せっかくの演奏会なので一般にせんでんをして聴衆を集めればよかったのにと思った。

 昭和文化小劇場で反響板を装置した会場づくりで音楽を聴くのは初めてであったが、音響効果はなかなか良いと感じた。私のコーラスグループが出演したときは、舞踊などもあるので反響板がなく、いい音で届けることはできなかったのだ。

 プログラムは下記の通り。

順番   形態      代表者      団体名           作曲者 曲目   
1   Vnソナタ     蓮田       蓮田父娘        ブラームス PとVnの為のソナタ#1ト長調Op78 雨の歌から第1楽章   
2  ピアノ三重奏   横田弘美     ヨアヒムトリオ      メンデルスゾーン ラフ 歌の翼に Cavatina   
3  Vla四重奏    永野隆夫     ユーネーションズ    バッハ 4つのヴィオラのためのシャコンヌ   
4  Obコンチェルト 伊藤太一     VIVA マルチェロ    オーボエコンチェルトC-moll   
5  木管5重奏   木村幸雄     ダンツィ木管五重奏団  ダンツィ 木管5重奏曲 OP.56-2    
6  弦楽三重奏   佐竹直英    NSSトリオ         ベートーヴェン 弦楽三重奏曲 Op9-2   
7  ピアノ四重奏   加藤勢津子   佐渡カルテット       モーツアルト ピアノ四重奏曲K493 第1楽章   
8  七重奏     富岡秀雄     レーゲンボーゲン・セプテット  ベートーヴェン 七奏曲(Op.20) 第1楽章   
   休憩5分     
9  弦楽三重奏  荒川加耶子   トリオ三勇士         バッハ ゴールドベルグ変奏曲弦楽トリオ版   
10  木管5重奏  岡田正子    レディースクインテット プーランク ドビッシー ノヴェレッタ 子供の領分より1曲、アラベスク   
11  ピアノ六重奏曲 熊田由紀子 Haruoka Sextett     メンデルスゾーン ピアノと弦楽のための六重奏曲 Op.110 第1楽章   
12  弦楽四重奏  内田綽子   UTKTカルテット       モーツアルト 弦楽四重奏曲 第14番 第1楽章   
13  Ob四重奏  米津孝子    アマデウスカルテット モーツアルト  オーボエ四重奏曲(カット版)   
14  弦楽四重奏  加藤怜子   サロンレイコカルテット   シューベルト 弦楽四重奏曲「死と乙女」より第1楽章   
15  木管9重奏  白井富男    マスターズウィンドアンサンブル  グノー 9つの管楽器の為の小交響曲より第1・4楽章   
16  弦楽合奏  坂倉元       マスターズストリングアンサンブル  レスピーギ リュートの為の古風な舞曲とアリアからイタリアーナ、宮廷のアリア  

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2019年4月15日 (月)

「大学入学式 なぜスーツ『黒一色』?」という記事を読んで

 4月12日の朝日新聞「ニュースQ3」欄に、「大学入学式 なぜスーツ『黒一色』?」という記事があり読んでみて意外であった。今の大学の入学式は新入生はみな一様に黒のスーツを着て参加するというのだ。そして日本武道館で開かれたマンモス大学の明治大学の入学式の写真が掲載されていた。確かに男女とも黒のスーツ一色である。

 私が大学に入学したのは60年も前のことである。その頃は高校生も大学生も今でいう学ラン(学生服)であった。もちろん色は黒で四角い学生帽を被って嬉しかったものだ。私の大学は名のある大学ではなく戦後師範学校が大学というようになったのだ。それでも黒の詰襟学生服と大学帽は嬉しかったのだ。

 ただ、学生服と言っても、その頃は学生服の生地は高級のサージと安いギャバ(正しくはギャバジン)があった。私は安くて丈夫なギャバの詰襟学生服を買ってもらった。女子学生の服装はどんなものであったかは全く記憶がない。多分地味な任意の服であったのだろう。 

 いつ頃から、黒のスーツが定着したのか。記事によると、甲南大の田野教授(歴史社会学)は「1990年代後半から2000年初頭にかけて黒一色になった」と話している。就職氷河期で就活での服装の横並びが強まる中、無難な黒のリクルートスーツが主流になり、就活出来ることも考えて黒になったのではと言っている。なるほど、就活を見込んでのことか。

 私の頃は、もちろん就職面接も黒の詰襟学生服であった。学生らしいし、真面目な印象を与えたからだと思う。学生服からスーツになって行ったのは、高度経済成長で暮らしが豊かになったこととも関係があるのではないかと思う。

 私の最初のスーツは、名鉄百貨店でその頃はやりの「イージーオーダー」というやり方で作った、グレーと青が混ざったものであった。また祖父がお祝いにオーダーの紺色の背広を作ってくれた。これらのスーツは今もあるが着るところがない。

 記事によると、国際基督教大学の加藤恵津子・学生部長は「服装の統制は、言論や思想の統制と隣合せ。慣行に無批判に従う心性は、平和のうちに断ち切っておかねば。創造性や個性と言いながら、大学生がこの服選びでよいのか」と指摘している。確かに脳みそが同一思考に向かうことは危険である。立ち止まってこれでよいのかと振り返ることが大事である。

 一方で小学校の卒業式ではド派手な振袖や袴が流行っているがこれも横並びであることは間違いない。

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2019年4月14日 (日)

10日のNHKガッテン「たけのこ」が面白かった

 10日に放送されたNHKのガッテン、「魅惑のたけのこ新世界」が面白かった。オープニングに驚いた。九州のたけのこ名産地で2日がかりで竹林を掘り返し、孟宗竹2本分の根っこをスタジオに運んだのだ。

 昔から竹林に家を建てると地震に強いと言われてきた。竹の根が地下を張り巡らしているからだ。でも、どのようになっているのかは見たことがなかった。写真で見れば分かるようにものすごく複雑に入り乱れている。長い地下茎を延ばして根を無数にだしていて実に複雑である。筍の赤ちゃんもあるという。NHKはここまでやるかと驚いた。この竹の根は京都の洛西竹林公園に寄付し保存されるという。

 この日のガッテンのメインテーマは「たけのこを元の味に近い状態で食べる良い方法」であった。筍は地面からちょっとでも出ると「えぐみ」が増えだすのだそうだ。

 「えぐみ」とるために、普通は米ぬかをつかうが、ガッテンでは和食の名店「分とく」の野崎シェフが考案した方法を紹介した。そのやり方は、

 1、大根を皮ごとおろしてザルにあけ、
 汁を濾す。

 今回はこの大根おろしの汁を使用する。

2、たけのこを半分に切って皮をむき、
 食べやすく切る。

3、1の大根おろしの汁と同量の水を合わせ、
 全体量の1%の塩を加えて、たけのこを浸ける。

3、1~2時間浸けたら取り出し、
 軽く洗って水気を切る。

 その後煮たり、天麩羅にしたり、自由に調理すればよいのだ。

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2019年4月13日 (土)

使いにくくなったNIFTYの「ココログ」

 私はNIFTYのフリーblog「ココログ」を使って10年、毎日日記のようにblogを書いてきた。その「ココログ」が3月の下旬に全面的にリニュアルされた。ところがいろいろとバグが生じ、それを修正したという報告が掲載されているが、まだ大事なバグが未修正である。そのため非常に不便を感じている。

 最初に感じた不便は画像が挿入できないことであった。それについては何とか挿入できるようになった。でも、サムネイルをうっかりダブルクリックすると2枚の同じ画像が入ってしまい、それを削除することができないのだ。

 また、他の所の記事からコピペをしようとしても初めの内は出来なかった。コピペはできるようになったが、今、一番困っているのは、blog記事を書いていて「切り取って」他の場所に移動できないことだ。これは文章の編集ができないことで最悪である。以前は自由に切り取りや移動ができていたのに、リニューアル後はできなくなってしまったのだ。

 その他に困っているのは、記事の公開を指定するとき時刻をしていしているのだが、保存をしたときには正常であったのに、いつのまにか公開時刻が変ってしまっていることだ。これまで5時にしていしたのが6時になってしまっていることが何回かあった。

 12日には予定した時刻に公開されていなかった。「記事の保存」を見ると公開予定時刻が過ぎているのに「公開待ち」となっていた。

 こういう不具合についてNIFTYではサポートがないようである。他の人たちはどうしているのかと思うのだが。以前のココログでも不自由な点はあるにはあったが、なんとか我慢して使って来た。今回のリニューアルでの使いにくさはかなり深刻である。

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2019年4月12日 (金)

原発事故後、先天性心疾患の手術数が増加しているという記事

 Yahooニュースを見ていたら、「原発事故後、先天性心疾患の手術数が14%増 世界的権威が認めた事実 日本のメディアが報じない怪」という記事を見つけた。筆者は在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏だ。

 福島原発事故が無事に終息したと言いたい安倍総理はオリンピックを控えてこういう不安材料の記事は隠しておきたいのだ。だからメディアは「忖度」をして報道しないのであろう。唯一報道したのは中日新聞だけだそうだが研究者が地元大学であったので無視できなかったのであろう。

 このニュースを伝えたのはアメリカ3大ネットワークTV局の一つであるCBSテレビであった。 「新たな研究が、福島第一原発事故と乳児の心臓手術数急増の関連を示唆。先天性心疾患の手術を受けた1歳未満の乳児の数が、14%以上急増」というものであった。

 CBSTVが取り上げたのは、3月13日、心臓病研究の世界的権威「アメリカ心臓協会」が発行している国際科学誌「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ハート・アソシエーション」が「福島原発事故後の複雑心奇形の全国的増加」と題した研究論文を掲載したことを受けてのことであった。

 
 この論文の中心的執筆者は、名古屋市立大学生体情報測定学の研究者の村瀬香准教授である。その内容は論文は「福島第一原発事故後に、複雑心奇形という先天性心疾患を持って生まれた乳児が、日本で全国的に増加した」という“衝撃的な事実”であるという。 

 アメリカの大テレビ局が報じた重大なニュースだが、日本の主要メディアでは報じられていないのを不思議に思った飯塚氏は村瀬氏直接話をきいたそうだ。


 村瀬氏が残念そうに話したそうだ。 「実は、メディアに大きく取り上げられるだろうと思い、研究チームはスタンバイしていたんです。しかし、結局、報じてくれたのはアメリカのロイター通信やCBSニュース。日本の大手通信社や大手新聞社の記者は取材には来たものの、なぜか報じていません。唯一、大学の地元という縁からか、中日新聞だけは取り上げてくれました」

 何という日本のメディアの情けなさだ。こんな大事なことを報道できないとは。そこまでメディアは腐ってきているのか。 

 村瀬氏チームの研究結果について飯塚氏の記事から引用する。
 

 研究の大本になったのは、日本胸部外科学会が日本全国の病院から集めている先天性心疾患に関する全ての手術データ。このデータには46種類の先天性心疾患に関する手術件数がほぼ全て含まれている。その中でも、村瀬氏は、「複雑心奇形」という先天性心疾患に着目し、福島原発事故前(2007~2010年)と事故後(2011年~2014年)の手術件数の変化を解析した。
 

 複雑心奇形とは、胎児の心臓が形成される段階で生じる障害のこと。いわば、“先天的奇形の心臓”が生じる障害と言ってもいいかもしれない。複雑心奇形には29種類あるが、この障害を持って生まれた乳児は、治療のために、高度な手術を受けなければならない。
 

 村瀬氏は、複雑心奇形という先天性の障害を持って生まれた乳児(1歳未満児)の治療のために日本全国で施された手術のデータを、原発事故前と原発事故後で解析した。その結果、原発事故のあった2011年以降、手術数が有意に増加(偶然に起きた増加ではなく、統計的に意義のある増加のこと)していることがわかったのだ。 

 原発事故との関連について、村瀬氏は、

 「原発事故との関連は不明です。また、原発事故との関連の有無を証明することは不可能です。しかし、原発事故以外に、複雑心奇形の手術件数の急増に結びつく要因が考えられないのです。

 例えば、新たな手術法が開発された場合、その手術による手術数の増加は起きるかもしれませんが、新手術というのは通常徐々に浸透していくものなので、このように急増することはありえません。
 

 また、グラフからわかるように、2010年は前年よりも手術数が増加しています。同年は、妊産婦に対して行われたアンケートの回答率が99%とこれまでで一番高かったことから、増加しても不思議ではありません。しかし、2011年の場合、震災の影響か、その回答率が96.4%とこれまででは最も低かったんです。それにもかかわらず、手術数は急増しました。原発事故の影響以外に説明がつきません」 

 ※元の記事  https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20190409-00121301/

 

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2019年4月11日 (木)

iphoneとコミュファの親切なサポート

 私はインターネットのプロバイダーをCommufaにしてから14年あまりになる。以前からゴールド会員になっている。また、スマートフォンにしてからはiphoneで5C,6s,そして現在は10Xである。

 ずっと同じものを続けている理由はサポートのよさである。両者ともこちらがサポートを頼んだと遠きは親切に、辛抱よく付き合ってくれる。また、サポート電話のつながり方も速い。とくにCommufaはゴールド会員だから速くつながる。

 8日にiphoneにトラブルがあった。それはiphoneで撮った写真をパソコンに送ろうとしたらパソコンい届かないのだ。いろいろやってみて写真1枚なら送れるが2枚以上だと送れないことが分かった。その上不思議なことに届かない写真が何処に行ったのかが分からなかったのだ。

 後で分かったのだが、送れなかったメールは「送信」というボックスができてそこに入ることが分かった。「送信」は普段はなくて、送れないものがある時にできるらしい。

 それでまずcommufaのサポートに電話をした。事情を説明したサポートをお願いした。いろいろ話し合って結局Commufaの問題ではなくiphoneかキャリアのauの問題ではないかということになった。

 そこでiphoneがいいだろうと判断してiphoneに電話をした。サポート係の人は40分ぐらい調べてくれて、メールで使っている容量が不足してして送れないのではないかと言った。

 そこで今度はまたCommufaに電話をしてそのことを話した。係りの人は今度はリモートサポートを使って調べてくれた。70分ぐらいいろいろ調べてパソコンやインターネットには問題がないと言った。

 それでまたiphoneのサポートに電話をした。前にサポート受付番号を貰っていたのでそれでスムースに行った。iphoneのリモートサポートで私のiphoneの画面を見て、その指示に従っていろいろ操作をした。結局、写真を送る時使用するgmailを一度削除して再度インストールしてみることになった。

 設定の「メールとアカウントの追加」からGmailアカウントを追加したが、それをインストールできなかった。何度試みても駄目であった。係の人は他の人に相談するなどして調べてくれたがダメであった。それでスペシャリストに代わることになった。

 スペシャリストはuedaさんという女性であった。パソコンとiphoneのリモートコントロールを使って調べてくれた。驚いたのはパソコンの操作を相手ができることであった。係りの人が操作をして調べてパソコンには問題がないことが分かった。

 iphoneから写真を送れない原因を調べるために、まずインストールできないgmailを再インストールすること、その後で原因を調べることという2段階でやると言った。

 gmailアカウントの再インストールをするとき分かったのは、これまでできなかったのは「保存」をすることをやってなかったからだということだ。何と単純なミスで無駄な時間を使ったのであった。

 gmaiが使えるようになったので、今度は写真を送れるかどうかであった。やってみたら4枚は送れることが分かった。でも、不思議なのはトラブルが起きる前は5枚、6枚と送れていたのにどうして送れないのかということであった。

 またicloudで送ると5枚でも送れることが分かった。スペシャリストは「サーバーによっても違いますが25mbを超すと送れないようです」と言った。5枚の写真は縮小しなければ25mb以上あった。でも、3mbほどに縮小して送るのでどうして送れないのか不思議ではあった。

 ちなみに今試しに5枚送って見たら送れた。

 さいごのスペシャリストの方のサポートは90分ぐらいかかったが、私の方が恐縮するのに何とか解決しようと付き合ってくださった。iphoneといい、Commufaといい、サポートが素晴らしいと感謝している。

 サポートで勉強になったことは、

①全選択をするのにCtrlキー+Aでできるということ。

②iphoneで写真などを送る時、送信者を変更するには、送信者アドレスをクリックしてできること。

③主に使う送信メールアドレスを設定するには「設定」→「メール」→「デフォルトアカウント」で変えることができること。 

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2019年4月10日 (水)

NHKの番組で「毒親」を知った

 5日のNHKの番組で「毒親」のことが取り上げられた。「毒親」という言葉はその時初めて知った。「毒」という強烈な言葉「親」を修飾しているので驚いた。この頃はいろいろ新しい言葉が出て来るし知らなかったので、最近できたのかと思って番組を見ていた。

 このblogを書こうとしてネットで検索したら、WIKIPEDIAに説明がしてあった。毒になる親は、毒親と略し、毒と比喩されるような悪影響を子どもに及ぼす親、子供が厄介と感じるような親をさす俗的概念であるという。

 この言葉を作ったのはスーザン・フォワードという英国人で1989年のことだそうだ。彼女は「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉として用いたという。自己愛的な親について語られたもののようだ。

 日本でできた言葉だと思ったが違っていた。1989年と言えば日本ではバブルがはじけた頃で、その後学級崩壊などが全国的に広がり始めたと記憶するが、「毒親」という言葉は全くなかった。

 その後モンスターペアレントなどが現れ今も続いているが、2008年から自己愛の強い母親とそれに苦しむ子どもの問題に関する書籍が増えたという。日本では2015年時点で毒親という言葉は一種のブームになったというが全く聞いたことがなかった。毒親を持った人が書いた漫画がヒットしているようだ。私は漫画は読まないので知らなかったのかもしれない。

 ネットで見ると、毒親には3つのタイプがあると説明しているのがあった。

1 否定型
 1 怒鳴る、殴るで抑圧させる
 2 「生まなきゃよかった。」、「死ね。」、子どもの存在を悪く言う暴言
 3 子どもの意見を聞かない

2 放置型
 1 スキンシップをしない
 2 自分の子どもに無関心

3 否定放置型
  ほとんど会話する機会がなく、あってネガティブばかり

 いつの時代にもこういう親はいたと思うのだが、価値観が変わって来たからこういう問題がクローズアップされるようになったのだろう。現代は人権問題など個人の価値を大切にするようになってきたので、さまざまなハラスメントが問題視されている。それはそれで良いことなのだが、一方でハラスメントを受けて悩んでいる子供が増えているのだろう。

 毒親ができる社会的背景を解明していくことが大事で、研究者に頑張ってもらいたいし、毒親がでるような社会を作りだしている為政者の責任も重い。

 

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2019年4月 9日 (火)

花の命ははかなさや夜来の雨に散らされて

 今年の桜は気温が低かったので長持ちしたが、5日、6日、7日と気温が上がり、満開が進んだ。7日の深夜から8日の早朝にかけて雨が降り、早く咲いた桜は道路に花びらをまき散らしていた。

 山崎川は石川橋から近くの300mぐらいは若木なので満開が遅い。中ほどは老木なので満開が早い。瑞穂橋から南はなぜか毎年満開が遅い。という訳で場所によって満開の時期が異なるので長い間楽しむことができる。

 Iphoneで写真を撮りながらウオーキングをした。早く開いた桜の木は葉が出て葉桜になっている。日曜日辺りが一番の見ごろであったと思われる。

 満開になってもっこりと盛り上がった感じになった桜が私は好きなのだが、早朝では花が少しすぼんでいて見ることができない。陽がさして暖かい日中にほっこりとした桜を楽しむことができるようだ。

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2019年4月 8日 (月)

「令和」の「令」をめぐって

 新元号「令和」が発表されて批判的な見方や批判をするなという意見など様々なものが出ている。共同通信と読売の世論調査では実に73%がよい年号だと思っているという。政府は海外向けに「Beautiful harmony」(美しい調和)と説明をしている。

 前にも書いたが辞書の「令」の意味は「美しい」は最後に出てくるものだ。アナウンサーが「命令の”令”に昭和の”和”です」と説明したそうだが、「令」から直ぐに頭に浮かぶのは辞書の最初に出てくる意味である。

 Daiamondonlineで窪田順正氏が「新元号は突っ込みどころ満載、日本政府は想像力が足りない」という記事を書いている。その中で「 過去を振り返ると、日本政府は国民が苦しくなればなるほど、お上からの「令」を笑顔で受け取って団結しなくてはならぬ、と呼びかけてきたという動かしがたい事実がある。例えば、戦時中のスローガンがわかりやすい。

 「笑顔で受取る 召集令」、「翼賛は 戸毎に下る 動員令」、 苦しい時こそみんなで「命令」に従えということだ。

 東大の本郷教授は、モーニングショウで「令」について3点を指摘していた。①「『令』は上から下に何か『命令』する時に使う字。国民一人ひとりが自発的に活躍するという説明の趣旨とは異なるのではないか 。②巧言令色鮮仁 ③「令旨」は皇太子についての用語。

 窪田氏は「、『令和』に込めたという『人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ』というのは、どうにも強引というか、後付け感があるのは否めない。」と述べている。

 私も多くの人が危惧するように「令」の第一の意味が隠されていてその内に少しずつ本性を現して来るのではないかと思っている。これまでの安部政権がやって来たことを見れば容易に想像できることである。

 窪田氏は「ご存じのように、安倍政権になってから、日本は何年もかけてやっていた改革が進んでいる。モリカケで騒ぎになった岩盤規制に穴が開き、十数年塩漬けだったカジノも解禁され、選挙的にはタブーとされた禁煙規制も進められ、企業に配慮してきた労働基準法の大改革も進められた。要するに、国がトップダウンで「命令」をして変化を促す局面が増えてきているのだ。」と書いているが、もっと大事なことがある。

 特別機密保護法に始まり、集団的自衛権行使容認を閣議決定事実上の憲法改正を行ったこと。安保法制改定・・・絶対多数の横暴で思い通りにされた。安倍総理のはぐらかし答弁、誤魔化し答弁はつとに有名であるから今回の「令和」の説明もそのうち化けの皮がはがれるであろう。それにしても首相自ら記者会見やテレビめぐりで説明をして回る異常さは何なのか?

 

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2019年4月 7日 (日)

忖度塚田副大臣の辞任は当然

 塚田国交省副大臣は、4月1日に北九州市で開かれた集会に出席し、関門海峡を新しい橋かトンネルで結ぶ「下関北九州道路」の事業に触れ、自民党の吉田博美参院幹事長から「総理と副総理の地元事業なんだよ」と言われたと紹介。「総理や副総理がそんなことは言えません。でも私は忖度します。国直轄の調査に引き上げました」などと発言した。

 この発言はNHKのニュースで音声が放送された。それを聞いた時、「エッツ!そんなこと言うの?」と驚いたものであった。追及されて塚田氏は「事実ではない。大きな会合で雰囲気にのまれ、発言してしまった」と述べ撤回をした。

 安倍総理は塚田氏をかばって辞めさせないと言った。こんな重大な発言を許して平気なことに呆れたが、もっとひどいモリカケ問題でもヌラリヌラリ切り抜けてきた本人だからかばうのは当たり前だ。

 しかし、批判が高まり、国会でも追及されるので、地方選挙中でもあり辞任をすることにしたのだ。こんな副大臣は辞めて当然である。

  辛坊氏は「アホや」と言ったそうだが、「アホ」で済ませてはならない。アホでは塚田副大臣が幼稚なミスをしたというだけで終わってしまう。「総理、副総理のために忖度をした」ということは絶対にやってはならない行為である。厳しく追及しなければならない。

  これまでにも覚えていられないくらいの数の大臣や役職者が失言をしては撤回をしてほおかぶりをしてきた。何を言っても後で撤回をすればそれで通って来たのである。それはいつも言うように「与党が絶対多数」だからできることである。

 こういうことをさせないためには参議院選挙で与党の数を減らすしかないのだ。それにしても野党の動きの鈍いこと。安倍政権のやりたい放題阻止の一点で協力できないのが歯がゆい。

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2019年4月 6日 (土)

平成最後の桜(名古屋市山崎川)

 山崎川の桜は名古屋第一のものだと花見の場所を紹介したパンフレットに書いてあった。毎朝の早朝ウオーキングはその山崎川の桜を見ながら歩いている。桜が3分咲き頃からはいつもより遅く日の出近くに家を出て桜を愛でながら歩くのだ。歩きながら満開になるのはいつ頃だろうかと予想をしている。毎日開く桜の花が賑やかになっているが、昨日までのところではまだ満開にはなっていない。

 名古屋気象台の発表では4日に満開になったと新聞に載っていた。記事によると気象台の満開の基準は8割咲けば満開というようだ。私の満開は木の桜がほぼ全部開いてほっこりとした状態のことをいう。気象台の言う通り確かに8分咲きだと思う。

  今年の開花は3月20日で山崎川でも同じであった。それから15日も経ってやっと満開の発表である。しかし、まだ本当の満開はこれからだ。平成最後の桜は例年より長く楽しませてくれようとしているみたいだ。これだけ満開が遅くなったのはこのところ寒さが厳しかったからだろう。でも、4日、5日と珍しく暖かい日が続いたので桜も開くのを早めているようである。

 桜は「3日見ぬ間の桜かな」という言葉にもある通り、また林芙美子の有名な言葉「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」にもあるように、桜は開いたら散るのが早い。だから武士にはその潔さが好まれ「花は桜木人は武士」と言われた。また戦前は天皇陛下の御為に戦場で潔く散りゆくことが軍人の誉れとされた。海軍予科練の制服のボタンは「7つボタンに桜と錨」と歌われたように桜がデザインされていた。

 平成になって30年今上天皇が述べたように、日本は「戦争のない時代であった」のは嬉しいことである。それも憲法9条があったからだとも言えよう。

 その憲法を平成の間にかえたいという安倍首相の願いは叶わなかったが、次の令和には真っ先に憲法を変えようとするであろう。9条をかえ桜のように潔く散る時代には絶対にしてはならない。

 これは余談だが、山崎川のライトアップと交通規制の杓子定規さには呆れて物が言えない。3月27日~4月4日がライトアップと交通規制であったが、実際は花が遅れているので4月4日からでもよかったくらいなのだ。それなのに終了してしまった。その年によって桜の咲き様を観察しながら臨機応変に対応できないものかと思う。桜を見に来ている人の中にもそう言っている人たちがいた。

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2019年4月 5日 (金)

日韓関係問題参考資料

 日韓関係がぎくしゃくしていてサンデーモーニングでも取りあげていた。政治のレベルでは厳しい状態が続いているが、民間のレベルでは日本の若い人たちは韓国へ出かけ、韓国の若い人たちも日本へ来ていると言っていた。草の根では互いの文化を認め大事にしようとしているのだ。ただ、メディアは忖度してそうしたことを伝えきれていないという。

 友人が送ってくれた次の講演の要約は日韓関係の理解への一助となるかもしれないと思い取り上げた。

 

3月12日、鄭栄桓(チョン・ヨンファン)先生の講演を聞いて、渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)。注(・・・・)内は、渡辺の感想です。

たんぽぽ舎メルマガ(3月26日)から転載。(原本は竹山氏のコピペ)
〇1919年の「三・一独立運動」とは何か
 日本の植民地支配に対し、朝鮮全土で200万人ともいわれる人々が蜂起した最大の  反日独立運動。これに対し、当時の原敬首相は「軍の全兵力をもって能う限りの威圧を加えること」という方針を示し、同時に外国人により残酷の批評を招かないように「巧妙に鎮圧せよ」と命令。

〇2019年の「三・一独立運動」100年記念行事への日本の対応
・文寅在大統領演説を批判
文大統領の演説の中の「約7500人が殺害された」という人数が「既成事実化される」

  として反論を求める声が上がり、翌2日に、日本政府は韓国政府に対して死傷者数への言及を「不適切」とする立場を伝える。

(本質は数ではなく「虐殺した」という事実だ。7500人でなく、1000人ならいいのか?

1人ならいいのか?)

・外務省は「デモが行われている場所には近づかないなど慎重に行動し…」と韓国への渡航者に注意を喚起するスポット情報をHPに掲載 

(北の脅威に続き、今度は、「危険、怖い韓国、嫌韓アピール」) 

〇加害の歴史の否定
・1965年の日韓基本条約及び請求権協定は本来、請求権に関する問題は、日本帝国主義の植民地支配の結果であり、朝鮮民族に対する賠償でなければならない。しかし、賠償問題は「経済協力」の問題にすり替えられてしまった。
・安倍首相は言った。
 「過去の戦争は正義の戦争で、反省すべきことは何もない、侵略もしていない」
韓国大法院の徴用工判決に対して「旧朝鮮半島出身の労働者であり、募集に応じたものだ」

〇日本への呼びかけ
・文大統領 「最も近い隣国らしく、真実の反省と理解の上で、共に未来を進むことを

願うだけです」
・100年前の人たちから(宣言文)
「朝鮮独立をはかるのは朝鮮人のためであると同時に、日本を「邪路」から救い出し、

東洋を支える重責を全うさせるためだ」

〇鄭栄桓先生
「南北朝鮮が着実に平和と統一への歩みを進める中で、日本政府は朝鮮戦争の終結は「時期尚早」と公言し、言論は、在韓米軍は撤退すべきでないと注文をつけている。
 戦争を終わらせるべきではない、「北」を信用すべきでないと全社会をあげて叫んでいる。朝鮮民族が「失われた」平和を取り戻すことを、あたかも日本の「平和」の脅威であるかのように感じる意識が噴き出している。

朝鮮と日本の「平和」意識の落差を目の当たりにしながら私は、日本が朝鮮の平和を「失わせた」主体であったという事実と、そのような「平和」意識を作り上げてしまった「戦後」の歴史の総点検の必要を痛感せざるを得ない。

(アリラン通信第61号より抜粋)
☆ 「朝鮮半島で二度と戦争は起こさせない」、文大統領の発言だ。

いざ戦争になれば、破滅的被害に見舞われる韓国の民衆にとって南北統一は単なる理想ではない。→日本による植民地支配がなければ民族分断はあり得なかった。
「3・1独立運動」は私たちに何を問いかけるか?

 

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2019年4月 4日 (木)

カッコよすぎる東邦高の平成最後の選抜優勝

 平成最後の選抜高校野球は愛知の東邦高校が優勝した。平成が始まった最初の選抜大会で優勝して以来30年ぶりということだが、私を始め高校野球ファンの耳目は平成最後に優勝を決められるかにあったと思う。

 私は2回戦の広島の広陵高戦からテレビで観戦をした。選抜優勝経験がある広陵に12-2で快勝したので、3回戦の九州の筑陽戦も見た。7-2で準決勝に進み、準決勝戦で地元の強豪明石商業と対戦した。6回までは互いに譲らぬ投手戦でどうなるかと思ったが、7回に吉納の3ランが出て近郊を破った。明石はさすがで8回に2点を入れて迫った。しかし、その裏に東宝は点を入れてそのまま逃げ切った。

 東邦は石川という好投手を擁して勝ち進んできたが、準決勝で最後まで投げたので、決勝戦に疲れが残らないか心配であった。高校野球は決勝戦までエースが投げ抜くことが多いので、投球数制限が議論されているが、いい解決策がないものかと思う。

 決勝戦の相手の千葉県の習志野高校という名前は、昔、夏の高校野球で優勝した時のことが擦りついていて、手ごわい相手だろうと思った。始まってみると1回裏に東邦が石川の2点ホームランなどで3点を入れ幸先良いスタートであった。

 決勝戦では石川は安定したピッチングで2塁を踏ませなかった。また打でも5回にも2点本塁打を放ちダメ押しをした。結果的に見れば6-0で勝ち、習志野はなす術がなかった。もし決勝戦が明石商業であったら大変だったろうと思った。

 勝利インタビューで森田監督はいつも、「平成最後の優勝を目指す」と言っていたが、優勝インタビューでも東海大会のときからそのつもりでやってきたと言った。目指してもそれを実現するのは大変困難だと思うのだが、平成最後の優勝を飾ったのは「あっ晴れ」としか言いようがない。実にカッコ良い。これで東邦高校の名は選抜の歴史の語り草となって永遠に残るであろう。また石川投手も投打で貢献しカッコよすぎる。

 ふだんは余りテレビ観戦をしないのだが東邦高校は引付けてくれて楽しませてくれた。心から有難うを言いたい。

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2019年4月 3日 (水)

新元号発表について

 新元号が発表されて新聞もテレビも玉石混交の関連ニュースで盛沢山である。前回元号発表まで大騒ぎであったことにふれたが、朝日新聞では内田樹氏が元号を持つことには賛成であり、「令和」についても「政治的な臭いは無く中立的でよかった」と言っている。しかし、万葉集から選んだことについては「政権は支持層の国粋主義者の意向を配慮したのでは?」と疑問を呈している。

 在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏は「欧米のメディアの中には「日本の右傾化」と結びつけている記事も散見された」と書いている。

●英・デイリーテレフラフ   日本の新時代の元号を決めるのに、伝統を打ち破って、中国の書ではなく日本の書を使うという判断は、

                                   安倍保守政権の国粋主義的傾向と結びついているように見える。 

●英・デイリーメール     新元号の語源は、国家の威信の増強を狙う安倍首相の保守的アジェンダを映し出している。彼は、停滞し

                                 て いる経済を復活させると公約して人気の波に乗ったが、団体の調和や日本の歴史や文化の誇りといった

                                 伝統的価値観の回復という保守的アジェンダも前から支持してきた。

●米・CNN         テンプル大学アジア研究ディレクターのジェフ・キングストン氏のコメントを紹介。同氏は、CNNに、

               「“多くの学者が、令和の意味や安倍首相の説明にすっきりしないものを感じている”と話している。新しい元号は、日本の政治の右

               傾化を映し出している。和という字は、徳仁皇太子の祖父、裕仁天皇時代の昭和の和と同じだが、その文字を選択したのは、安倍

               首相が、日本の戦争という過去について、ポジティブな論調を推し進めようとしているからだろう。これまで使われて来た中国の書で

               はなく、元号のインスピレーションを得るのに日本の書を選択したことは、明らかに、安倍首相の保守的政治基盤へのアピールだ」

 飯塚氏は「安倍晋三首相は記者会見で、令和について、『人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている』と説明したが、耳に

 心 地よい美しい解釈の裏には、別の意味も込められているのだろうか? と述べている。安倍首相は「令」の最後の意義を取り上げたが、最初の意義が隠されていると危惧するのは私だけではなかったと知り嬉しかった。

 先の内田樹氏は、また年号発表に関連したお祭り騒ぎについても警鐘を鳴らしている。「問題は政権が元号発表を政治ショー化したことだ。首相や官房長官ら現政権側が大量にメディアに露出し、お祭り気分をあおることで、政治的な難問は棚上げされた。『めでたいときに野暮なことは言うなよ』ということなのだろうが、お祭り騒ぎに紛れて、今、日本が直面しているy蘇問題を忘れ去れことは政権担当者には許されないことである。また、統一地方選挙のさいちゅうであり、フェアでない」と述べている。

 この時期に発表したことにはいろいろな政治的思惑があったからだと思われる。お祭り騒ぎの裏を見ることが大事である。

 

 

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2019年4月 2日 (火)

新元号「令和」

 新元号が「令和」と決まった。新しい元号については前々からいろいろと憶測され、2月ぐらいからはメディアが大騒ぎをして盛り上げて来た。NHKなどはその先鋒を行って取り上げていた。「平成」は準備期間がなかったせいかそういう騒ぎは無かったように思うのだが。メディアは「歴史的な日」だとそやしていた。

 11時30分からの発表ということで、私もテレビを付けて待っていたが、天皇の署名を頂くために宮内庁長官が皇居に出かけたので実際は40分過ぎであった。

 「令和」と書いた色紙を菅官房長官が見せ、「新元号の典拠について申し上げます。『令和』は万葉集の梅の花の歌32首の序文にある「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす」から引用したものであります」と説明した。


 私は「令」という字に違和感を感じた。「令」といえばすぐ浮かぶのは「命令」だからである。広辞苑で調べてみたら①命ずること。いいつけ。「命令・指令・令嬢」 ②おきて。のり。「法・勅令・ ③長官。「県令・坊令」 ④よいこと。めでたいこと。「令名・巧言令色」

⑤他人の家族などを尊敬していいう語。「令息・令夫人」

 友人が送ってくれたメールには次のように書いてあった。

 「令」という字の意味合いを『漢字源』で調べてみました。

まず、

①  【神のお告げや、君主・役所・上位者のいいつけ。▽清らかなお告げの意を含む。<勅令><軍令>】

②  【おきて。お達し。<法令><律令>】

そしてようやく3番目に

③  【よい。清らかで美しい】

 「清らかで美しい」という意味もあることは知らなかった。

 「和」についてはNHKの岩田記者が「安倍首相は『和をもって貴しとす」という言葉をよく引用しているので喜んでいるのではないか」と言っていた。

 安倍首相は「悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め令和に決定いたしました。 」と述べた。

 安倍首相の言う「美しい日本」への思いが込められているようだが、それを①や②の意味にすり替えて国民を従わせる方向に行かないことを願っている。

 ところで元号の選択に当たって「人名は採らない」と言っていた筈だが、何と「令和」と書く名前の人が早稲田大学教授を始めいっぱいいるようだ。愛知県の半田にもいるとニュースに書いてあった。

 

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2019年4月 1日 (月)

「記者たち」、今という時代に警鐘を鳴らす映画だ!!

 NHKの「SNSで世界に発信」という英語番組で「記者たち」という映画を作ったロブ・ライナー監督のインタビューを見て、是非この映画を見たいと思った。イラク戦争の時のことを描いた映画なので古い映画だと思っていたら、3月29日公開の映画であった。

 新聞で調べて29日にミリオン座で公開されることが分かったので見に行った。14時10分からの上映だがチケットは買うことができた。観客は熟年以上の男性が大半であった。普通映画は女性が多いのだがこの映画は男性が多いということはイラク戦争を扱っているからだろうと思った。

 イラク戦争の大量破壊兵器の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた実在の新聞社「ナイト・リッダー」の記者たちの奮闘を描いた作品である。監督のロブ・ライナー自身が支局長として出演している。インタビューで支局長を演じる役者が決まっていたが撮影開始したとき都合が悪くなってキャンセルされたので、奥さんの助言もあって監督が代役を務めることになったのだというエピソードを語っていた。「ギャラも安くて済むしね」と言っていた。

 イラク戦争を始めたのはブッシュ大統領やコリン・パウエル国務長官、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官などである。これらの人物の映像は当時のテレビニュースとして挿入され使われている。だから彼らがイラク戦争をイラクが大量破壊兵器を隠しているというフェイクニュースや9.11のトレードセンター破壊と関係しているという口実で始めたことがよく分かる。

 イラク戦争に志願兵として参加し九死に一生を得て帰国した黒人の青年が登場するが、心ある人たちは一般の若者が大義のない戦争に狩り出されて犠牲者になって行くことを恐れていた。イラク戦争とベトナム戦争を重ねあわせて一部の政治家の思惑で他国を侵略し、その国の人たちだけでなく自国民も犠牲にすることを告発しようとしたのであった。

 ニューヨークタイムスなど大手新聞社が、政府関係者の流すニュースソースを信じてそれを記事にしていた。ナイト・ビッターという小さな新聞社だけは、それに疑問を持ち、違ったソースから真実を突き止めようといろいろと探るのであった。その様子がドキュメンタリータッチで描かれている映画である。

 イラク戦争が終わって何年か後に大量破壊兵器はなかったこと、ウソの情報であったことをブッシュ元大統領やパウエル氏などが認めざるを得なかった。大手メディアのニューヨークタイムスも謝罪をした。

 監督は次のように語っている「イラク侵攻直後から、嘘が根拠となって戦争が始まるなんて信じられなかったし、報道もすべき仕事をしなかった、そして、真実が一般市民に届かなかった。まるで、自分の子供が道に飛び出して、車に轢かれてしまうのがわかっていながら、止めることが出来ない無力な親、そんな気持ちだったのです。アメリカ以外の国で抗議の声が上がっていたにもかかわらず、どうしてこんな恐ろしいことが起きたのか。正しい情報を知らないことによって、どんな大惨事が起こるのか。そういったことに警鐘を鳴らす映画として見てもらえるとうれしいです」

 監督は更に「今、メディアがかつてないほど攻撃されていて、世界中を見ても独裁者が台頭しています。自由で独立したメディアが抑圧されると、真実が一般市民に届きません。結果的に我々一般市民が経験していることを反映するような作品になりました。自由で独立したメディアがなければ、民主主義というものは存続できないと僕は信じているし、現在のドナルド・トランプ大統領はメディアは民衆の敵と呼んでいる。そのような今だからこそ、闘わなければと思ったのです。企画当初はもちろん意図していませんでしたが、ある意味タイムリーな作品になってしまったのです」 と話している。

 トランプ大統領になってメディアはフェイク呼ばわりされ、大統領を支持するメディア以外は敵扱いをされている。それは日本でも同じである。メディアの幹部は絶えず安倍総理と会食し、NHKには安倍総理の息のかかった人物が送り込まれている。また政府広報機関と言われる大手メディアもいくつか存在している。メディアが権力監視をしなくなったら民主主義は死んでしまうのだ。

 この点について監督は「今の大統領はメディアを民衆の敵だと発言したり、政府御用聞きの媒体が、プロパガンダのような嘘を広めています。権威主義、専制政治になると自由は簡単に失われてしまうのです。 」と指摘している。

 「記者たち」という映画の今日的意義はそこにあるのだ。

 

 

 

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