デコポン、せとか、そしてグレープフルーツ
ネットでニュースを見ていたら、「グレープフルーツの消費が大きく減少」という記事があった。グレープフルーツは美味しい柑橘類で、フロリダや南アフリカから輸入されている。以前はグレープフルーツをよく食べていたが、そう言われてみると自分も食べなくなったことに気付いた。若者の中にはグレープフルーツという名前さえ知らない者がいるというから驚きである。
買われなくなった理由は、柑橘類の種類が増えて、しかも、美味しいのがたくさん出回るようになったからのようだ。たしかに果物売り場へ行くと冬から春にかけてさまざまな柑橘類が並んでいる。今はデコポン(不知火)、せとか、はるみ、きよみ、カラーオレンジ、文旦、甘夏、はっさく・・・いろいろある。そしてどのミカンもそれぞれ甘くておいしいのだ。グレープフルーツが売れなくなったのもうなづける。
先日店員に勧められて「せとか」を買ってみた。甘くておいしいというのだ。「せとか」は新しい品種で皮が薄くて、種がなく、袋もやわらかい。そして甘い。柑橘類の最高級品だと書いてあった。
「清見」に「アンコール」をかけあわせて、さらに「マーコット」をかけてつくられ、2001年(平成10年)に品種登録されたのだ。「清見」も「宮川早生」に「とろ火たオレンジ」を掛けあわせた物だそうだから、外来種の血が多いミカンである。外見も外国のものに似ている気がする。ミカンの王様だけあって値段も高い。
しかし、私はデコポン(不知火)が好きである。今回も「せとか」と愛媛産「デコポン」を食べ比べてみたが、デコポンの方が甘くておいしく感じた。デコポンは以前にも書いたと思うが、不知火の仲間でブランドネームである。熊本県などで作られ全国統一糖酸度基準」を満たした物が「デコポン」として出荷できるのだ。つまり不知火の品質保証品なのだ。
デコポンはこれも「清見」と「ポンカン」の掛け合わせである。1972年に作られた。ここ数年で産地が広がり、生産が増えている。昔同じ形をした「三宝柑」というのがあったが外見が似ていても味は全く異なる。
今年の初めにデコポン(不知火)が出始めてからずっと買っている。熊本産、鹿児島産、愛媛産、和歌山産、三ヶ日産、三重産、愛知産などだ。美味しいと感じたのは熊本、鹿児島、愛媛、三ヶ日であった。
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