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2019年3月11日 (月)

東日本大震災から8年、福島の原発廃炉は容易ではない

 東日本大震災は大地震による「想定外の大津波」による「想定外の大被害」であった。中でも福島第一原発の大事故はその最たるものであった。それは「原発は安全」「原発はローコスト」という神話が流布され誰もが信じ込まされてきたからであった。

  安倍首相は、「完全にコントロールされているから安心を」と言って東京オリンピックを招致した。そしてオリンピックを「復興オリンピック」と位置付けている。しかし、NHKの報道によれば被災者たちの多くは「復興オリンピック」に疑問符を投げかけている。被害者たちの置かれた状況から見れば当然のことだ。

  ここでは原発の廃炉を取り上げたい。安倍首相は「安全だ」と言ったが未だに廃炉の見通しは先が見通せていない。政府は「収束まで40年」と極めて楽観的な見通しを示しただけである。

  昨年6月に東京電力の小早川社長は福島第2原発の廃炉を明言したので、10基の原発が全て廃炉となる。昭和46年3月の第一号機の商業運転から47年。福島県から原発がなくなるのだ。

  しかし、廃炉と決まったからと言って手放しで喜ぶわけにはいかないのだ。廃炉の作業を進める行程で高濃度の放射能の大量飛散とか、高放射能による作業機器のトラブルとかが予想されるのだ。

  2月28日に第一原発2号機でデブリと見られる堆積物に直接触れる調査で極めて強い放射線があったと報じられた。それは予想されたことで驚くことではないが、作業の難しさを改めて知らされたのだ。

  廃炉を進めるのに高放射線にどのように対処したらよいのかは模索しながらやっていくしかないのだ。これまでにも何度かの失敗があった。試行錯誤で作業を進めるのだから事故は避けられないであろう。

  福島の「生業・福島原発訴訟」原告の根元仁さんは、「原発の廃炉とは、新たな被爆の始まりである」と指摘しておられる。それは福島など近隣の地域や現場で作業をする人たちの問題だけでなく、「想定外」のことが起きれば東京などにも影響が及ぶ恐れがあるのだ。

 「未知との遭遇」という映画があったが、原発廃炉は「未知との戦い」と言えるであろう。原発研究者や諸分野の学者などの英知を集めて、出来るだけ安全にことを進めてもらいたいと願うしかない。

 

 

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コメント

堕落の一途とも言えるNHKですが、福島の原発事故に立ち向かわざるを得なくなった医療従事者にスポットを当てた番組を2日続けて流していました(内容は同じ)。
その中で、原子炉に放水するために突撃する運命となった東京消防庁の隊員に付き添うことになった医師が、今改めて慨嘆していました。
原発で事故が起きたら誰が救いに出動するのかを、国も電力会社も自治体も地域の医療機関もまるで決めていなかった。
それどころか今でも決めていない。なのに再稼働する。
先日の国会で世耕経産大臣は、地球温暖化を食い止めるためには原発の再稼働は絶対に必要だと力説していました。
しかし今さら言うまでもなく、原発は温まった冷却水をバンバン海へと流しているのです。
それより何より、廃炉や使用済み核燃料の処理に天井知らずの費用がかかることを、さらには次に事故が起これば、テロリストのターゲットにされれば、一国が崩壊するかもしれないことを、総理大臣や経産大臣は本気で考えているのか!

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