愛知国際プラザボランティア研修会―③―
会話を続けるためには途切れないようにすることが大事である。会話中に4秒間以上途切れると会話が続かなくなるという法則のようなものがあるという。
そのため日本語の場合は、時間稼ぎで語尾を延ばす話し方をする人がいる。「先ほどおはなししましたように~、会話が途切れることを~、」のように「に~」「を~」の部分を延ばしてその間に話す言葉を選んでいるのだ。
①英語では「er」を入れて話すとよい。例えば、
I, er, don't, er, remember your, er, name, er, I'm, er, afraid.のように。
②また、テニスのように相手に打ち返すことも大事である。
③「n+αのルール」と言って、相手が言ったことより少し多く返すことも大事だ。
④相手が使った言葉を直ぐに使う。
Host mother : I'm your host mother. Please call me Mom.
Student : Hellow,Mom. I'm happy to meet you.
Host father : I'm your host father. Call me Jim or Pop.
Student : How do you do,Pop.
Host brother or sister : This is my pet dog,Porch.
Student : Oh! I like dog very much!
Host brother or sister : Aaaagh! Heeeelp!!!
次は単数、複数を付けることが大事ということである。 私たちは単数でも複数でも意味は通じるからいいと曖昧にしてしまいがちである。それではいけないことを学んだ。
上記の例文で、Host brotherがなぜ驚いたか?それは、Studentが「dog」と言ったからである。ここでは「a dog」もしくは「dogs」と言うべきであったのだ。「dog」だと「犬の肉」と言う意味になるのだ。beef、pork,mutton meatのようによく食べるものには特有の言葉があるが、dogやcatなどの場合は単複を付けて言わないとその動物の「肉」になるのだ。
スノーデン先生は日本に来たとき10枚の切手を買おうとして、複数形はどういうのかと戸惑ったそうだ。日本語には単複の区別はないが、欧米の言葉には単複の区別があり大事であるというのだ。
いろいろな看板の写真を示して、ペットショップでは「犬・猫,dog&cat」とかタマゴ売り場ではegg、タオル売り場ではtowel、贈り物売り場ではgiftなど単複抜きでと表示されているので変に感じたそうだ。複数形でsを付けてあれば違和感がないと言う。
運転手募集の広告に「I am happy driver」と書いてあって「a」が抜けていたそうだ。
街の中の広告などを見て間違い探しをしてみると面白いかもしれない。次のはヤマダ電機天の大きな看板で見つけたそうだ。
「FOR YOU →JUST」と書いてあった。意味が分からないので店に行って尋ねたら「あなただけのために」と言うことだと言ったそうだ。日本語をそのまま英語にしてあったのだ。ここは「JUST FOR YOU」とJUSTを先にすべきであったのだ。
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