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2019年2月15日 (金)

AIで本当の「自動車」になる

 NHKの「AI人間って何だ?」を楽しく見ている。東京大学院特任教授の松尾先生がAIについて分かりやすく説明してくれるのだが、私の頭では理解できないこともある。でも、最先端の科学技術なのでせめて少しでも知識として持ちたいと思って見ている。

  司会はチュトリアルの徳井さんで、お笑い芸人を持って来たというところが大衆性を持たせるためかと思うが、なかなかうまく進めている。

  先回のテーマは「移動」ということであった。主に自動運転について扱っていたが、その仕組みについては難しくて理解できなかった。

 ただ、司会者が松尾先生に「デイープラーニングって何か」と聞かれて答えに窮したのを見て安心した。私よりずっと若くて司会をしているのに咄嗟に答えられなかったからだ。

  松尾先生は「人間の脳のニューロンのネットワークと同じようなニューラルネットワークによって学習し認識や判断を深めていくこと」だと言っていた。

  WIKIPEDIAにはつぎのように説明している。

  ――ニューラルネットワークはシナプスの結合によりネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)が、学習によってシナプスの結合強度を変化させ、問題解決能力を持つようなモデル全般を指す。一般的なニューラルネットワークでの人工ニューロンは生体のニューロンの動作を極めて簡易化したものを利用する。――

  ところで人間は人や物を運ぶものとして、馬や牛や象などを利用したきた。最初は動物に直接乗せていたが、そのうちに車を引かせるようになってきた。馬車が交通手段として大活躍したが、近代になって自動車が発明され取って代わられた。

  これらの交通手段はどれも人間が操作をするものであった。松尾先生はAIによって自動車が本当の意味での自動車になると言った。

  日本語で自動車というとき、人間が運転と言う操作をしているのだ。それがAIによって完全に自動運転化されると本当の自動車となるのだ。

  私は自動運転のことばかり考えていたが名実共に「自動車」となることには思い及ばなかった。

 番組では自動運転化されると自動車の形も多様化し大きく変わると予想していた。その一つの例として、現在実用化されている「運搬車」を取り上げていた。外見はこれまでの運搬車とあまり変わらないが、AIによって人を乗せたり物を運んだり連結してトレーラーのようにつながって工場内を走ったりしていた。

 「自動車」になると人間は運転をしないから中で仕事をしたり、本を読んだり移動時間の有効な利用ができるようになるのだ。

 さらによいことに、AIによる自動運転によって交通事故を大きく減らすことができるという。「自動車」は過疎地で有効的に活用されるだろうとも言っていた。

 1920年には自動運転が実用化されるようだが、その先どんな車社会になるのだろう。聞いているだけでわくわくして来た。

 私は運転免許を返上したが、近い将来また「自動車」に乗れるようになる日が来るかも知れない。

 それよりも車を運転した最後の人間世代ということになりそうだ。

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コメント

高齢者の運転による事故が増えている今、自動運転車には大きな期待がある一方で、事故発生時に誰が責任を取るかなど多くの問題もあるようですね。自動運転車は、無線通信技術を使って、システムが安全に機能する制御プログラムや、自動運転ソフトを無線通信によりアップデートしたり、最新のデータやプログラムを無線通信で取得することを前提としていますが、これがハッキングされると、車を暴走させて事故を起こさせたり、目的地を書き換えることも可能だそうです。自分の意思と無関係に走る車に命を預けるのはとても恐ろしいと感じます。私は今のような衝突防止や踏み間違え防止など部分的にAIを活用するくらいが良いのではと思います。

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