悪夢のようなのは安部政権の6年間だ
――安倍晋三首相(自民党総裁)は10日、東京都内で開かれた第86回党大会で演説し、夏の参院選に向けて「厳しい戦いになるが、まなじりを決して戦い抜いていく。先頭に立つ決意だ」と訴えた。4月の統一地方選についても「勝ち抜いていこう」と述べ、参院選と地方選が重なる「亥年選挙」での党の結束を呼びかけた。
首相は第1次安倍政権下で行われた12年前の参院選に触れ、「わが党の敗北で政治は安定を失い、悪夢のような民主党政権が誕生した。あの時代に戻すわけにはいかない」と強調した。
NHKニュースは民主党政権が悪夢であったの部分を取り上げて放送した。安倍政権広報機関NHKの面目躍如である。
自民党の石破氏は「過去の政権を引き合いに自分たちが正しいと主張するやり方は危ない」と批判した。
民主党政権時代が悪夢であったと安倍首相は言ったが、民主党政権が国民の期待を裏切ったのは確かだが、その後の安倍政権の6年余りの方がはるかに悪夢の連続であった。国会での安定多数の上に胡坐をかいて公明党の協力のもとにやりたい放題の悪政を続けてきたのだから。
特定秘密保護法、武器輸出3原則撤廃、安保法制、憲法の解釈改憲による自衛隊海外派遣容認、共謀罪、原発推進、辺野古埋め立て、働き方改革、大企業や金持ち優遇と一般国民の冷遇、道徳教育教科化、北方領土の2島返還、森友・加計問題、財務省などの公文書改ざん、統計処理問題の不正・・・・・数多の悪政の限りである。
民主党政権を非難したが、ブーメランとなって安倍政権に返ってくるであろう。
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あの強力な監視体制が敷かれているロシアでさえプーチン大統領の支持率は急落していると言われています。
ところがこの日本では、今日も「安倍首相の発言は的確だ」の何だのとヤフーニュースのコメント欄にはあふれかえっています。
そういうコメントでうかれている人達というのは、いよいよ今日の食糧もまともに手に入らなくなるくらいに日本が荒廃しないと安倍政権が悪夢であったことに気づかないのにちがいありません。
それにしても、頻発している児童虐待に関して安倍首相は「子供の命を守ることを最優先に」どうのと心にもないことを並べたようです。
子供の命を本当に思っているのであれば、今なお危険な放射能が検出されている福島の各地を避難解除して、子供のいる家族に帰還を促すなどという野蛮な政策は絶対に出来ません。
投稿: たりらりら | 2019年2月12日 (火) 17時30分
安倍政権登場の最大キャッチフレーズは( 強い ) 日本を取り戻すであった。それに多くの国民は期待した。現実はどうであったか。
拉致問題は交渉の窓口さえ閉ざされ、一歩も前進できない状況である。北方領土は国民への説明もなく4島は諦め、2島返還要求に踏み切ったが功を焦る総理の足元を見透かされ、これとて実現のハードルは高い。韓国との関係は悪化の一途である。中国は米中貿易摩擦で日本との関係はひとまず良好にしておこうという中国の思惑だけであろう。いつ強力な圧力が始まってもおかしくない。こうしてみると何ら公約の実現が実感できるものはない。にもかかわらず、50%近い政権支持率が続いているのは全く理解できない。日本国民は何と寛容なのだろうか。
投稿: Toshi | 2019年2月12日 (火) 06時43分