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2019年2月10日 (日)

精神科医の対応に患者・家族の4割が不満という朝日の記事

 7日の朝日新聞に「精神疾患を抱える抱える患者とその家族の4割前後が、精神科の担当医の説明が不十分と感じている」――という実態が、精神科医の夏苅郁子さんらが行った全国調査で分かったという記事があった。患者・家族6200人に行った調査だそうだ。

  ◎早く診察を切り上げようとする雰囲気がある    患者、家族共41%

  ◎病名や薬について十分な説明がない        患者37%、家族42%

  ◎回復の見通しについて納得の出来る説明がない 患者36%、家族41%

  ◎副作用も含めて、身体的なケアをしてくれない   患者26%、家族33%

  いろいろな状況から精神を病み精神科にかかる人が増えている。ネットで調べたら、鬱病や不安症になる人は18%だそうで、統合失調や認知症は含まれていないそうだ。

  統合失調症は100人に一人と言われる。高齢化社会で認知症は増えているがどのくらいなのだろうか。

  こうした病になると精神科とか心療内科に行くことになる。私の息子も統合失調症を発症し精神科にかかったが、最初に行ったところは病名の診断がなく薬だけを処方された。

 それでしばらくしてから医者を変った。著書もある先生で病名が統合失調症と決まった。途中同じ病院の若い女性医師の担当となった。そういうこともあって3度目の転医をした。そこは家族会があってよかった。長い間その医院に行っていたが都合で公立病院に変わった。

 こうした経験を踏まえて思ったのは、精神科の医者は一番楽だろうということだ。精神科の患者は必ず治るとは限らず、期限を切って治す必要もないのだ。

 一般の病気の場合は必ず治癒という目標と時間があって、医者は治す努力をしなければ患者から見放されるが、精神科の医者にはそういうことはない。

 数年前に「精神科の医者は今日もやりたい放題」という本を取り上げたが、そのときにアメリカでも同じことがあり、ユーチューブに長いドキュメントがアップされていたのだ。つまり日本でも米国でも精神科はやりたい放題なのを告発したものなのだ。

 家族に対するケアもないし、困ったことを相談しようにもしにくい雰囲気があった。だからもし医者になるなら精神科が一番楽だと感じたのであった。

 患者や家族としっかりと連絡をとりあって心のこもった診療をしてほしいものだ。

 

 

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