愛知国際プラザボランティア研修会―①―
1月26日(土)午後に愛知県国際プラザのボランティア研修会があったので参加した。タイトルは「これでいいの?日本の英語~カタカナ英語を伝わる英語に~」であった。
講師は杏林大学国際交流センター長のPaul Snowden教授で、とても流暢な日本語でユーモアを交えての講演で楽しく勉強できた。
最初、バスのアナウンスを例にして話された。「次は、グローブライド本社入口でございます」というアナウンスの中にある「グローブライド本社」は英語圏の人にはどのように聞こえるかということであった。
・Globe Ride, ・Glove Ride、・Globe Lied、 ・Glove Lied, ・Glow Bride ・ Grow Bride
・Grove Bride ・・・・etc.
というように、いろいろに聞こえるというのだ。カタカナで書くと「グローブライド」だが、英語に直そうとするとどう言っているのか分からなくなるという。この場合は、「Globe Ride」だったそうだ。
カタカナで表記された場合、「ト」と「ド」に気を付けることが大事だという。
フロント、アウト、コンサート、トランプ、ポスト・イットなどの「ト」を「to」と母音を入れて発音する人がいるがこれらは英語にはない発音である。
ブランド、ドナルド、ドラマ、コードシェアなどの「ド」を「do」と母音を入れると間違いである。
ただ、トロント→Torontoは最初と最後に「to」があるが、後の方は「to」と発音する。また、 manifestoは政権公約だがmanifestは乗客名簿などになるそうだ。
イギリスの通貨ポンドはPOUNDでPONDと発音すると池になる。
「コ」は「CO」の場合と「KO」の場合がある。concertは「co」で韓国はKoreaである。
興味深かったのは、英語圏の人には同じ母音がいくつか入ると聞き取りが難しいそうで、例えばtakayama、hayakawa、fukuokaのように「a」とか「u」とかが2つ以上入る言葉は難しいのだという。
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