いくら嘘をついても国家指導者でいられるとは
Yahooニュースに、「『国境の壁論争』トランプ氏の嘘が発覚」という記事があった。トランプ大統領が1月4日に記者会見で「国境の壁の建設は、前任の全ての大統領たちがすべきことだった。彼らはみなそのことがわかっているんだ。中にはそうすべきだとわたしに言った大統領もいる」と豪語した。
いったい、元大統領の誰が壁建設を支持したのか、真実を確かめようとしたメディアに対し、4人の歴代大統領たちが、トランプ氏の言ったことを否定したというのだ。
その4人は、ビル・クリントン氏、ジョージ・ブッシュ氏、バラク・オバマ氏、ジミー・カーター氏である。ら
トランプ氏は、大統領に就任前後から、気に入らないメディアを「フェイクニュースをまき散らしている」と攻撃を繰り返してきた。また毎日ツイッターで発言をし続けているが、物議を醸すような発言や嘘の発言も多い。
上記の記事の中に、次のような部分があった。
「ワシントン・ポストのファクト・チェッカーズ・データベースによると、トランプ氏は就任してから2018年末までに7600回以上虚偽を話し、2018年は、1日平均15回以上(これは前年の約3倍の数)間違った主張をしたという。 」
おどろくべき虚偽発言の回数である。これで一国の大統領がよく務まるものだと呆れかえるが、権力者が常に権力にふさわしい人であったことは余りない。
日本でも、安倍首相はウソと誤魔化しの答弁を国会で繰り返し、野党の追及をのらりくらりとかわして未だに生き残っている。
ヒトラーが「ウソも100回つけば真実になる」と言ったのはけだし名言であった。気が付いた時はどうしようもない状態になって人々は不幸に遇っているのだ。
数の多数決という民主的手段で選ばれて権力を握り、数を背景に嘘も方便とばかり言いたい放題やりたい放題の政治を行う。とんでもない傾向が世界に広まっている。「歴史はくりかえす」という言葉があるが、悲惨な歴史が繰り返されるのはやめにしたい。我々一人ひとりが政治や社会や世界に関心をもち、賢明な判断力を養わなければならないのだ。
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