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2018年12月16日 (日)

ついに辺野古への土砂投入強行

 テレビや新聞で報じられたように、安倍政権は遂に辺野古への土砂を投入した。沖縄の人たちはカヌーで投入している場所の周りで抗議行動をし、また陸地では反対の集会をしていた。

 知事選で玉城知事を圧倒的多数で選出し、県民の意思を表示したが、官邸幹部は辺野古がある名護市と普天間基地がある宜野湾市の市長選に触れ、「民意、民意というが地元の2市では賛成派の市長が選ばれている。民主主義の原点は一番近い自治体だろう」とうそぶいたそうだ。

 とにかく何が何でもねじ伏せて、力ずくで既成事実を作ってしまおうというのが政府の狙いだ。一旦土砂をほうりこまれた美ら海の珊瑚礁は回復が困難である。

 戦後73年余り、沖縄に基地のほとんどを集中させてきた。日米安保によってアメリカに依存して、米軍にあらゆる便宜を与えて来た。沖縄県民だけがそれを我慢され続けて来たのだ。

 いつまで沖縄を犠牲にするのか。沖縄の心に寄り添うという安倍首相の心とはそういうことなのか。

 これまでも基地の問題や米軍の事故などの様々な問題を聞くたびに心が痛んだが、ここにきて安倍政権の非道さに怒りを禁じえない。

 「強行」は安部政権与党の国会での常套手段であるが、辺野古でも「強行」の大槌が振り下ろされた。

 選挙目当てて強行したと新聞には書いてあるが、今強行して諦めさせ、来年の参議院選挙の頃にはほとぼりが冷めるということなのか。

 玉城知事は辺野古の工事をやめさせる手立てがないようだが、「断固として「辺野古ノー」一辺倒で行くと述べている。まず、2月の県民投票での沖縄県民の意向に期待したい。

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コメント

負の遺産しか残さなかったとすら言える石原慎太郎氏は、最大の電力消費地なのだから東京都内に原発をつくればいいと、あのかたにしては気の利いたジョークをとばしたことがあるようです。
実現していれば究極の負の遺産になっていたことでしょう。
石原氏に勝るとも劣らない軍拡論者である小池都知事も、猫をかぶってばかりではいけません。
豊洲周辺には未使用の埋め立て地がたくさんあります、沖縄の米軍基地はどうぞそこへ移転して下さい、くらいのリップサービスをたまにはするべきです。
羽田空港の邪魔になる、などとオロカシイことを叫ぶ人があふれ出ることでしょう。
しかし、あのとてつもなく美しい沖縄の海岸を東京湾同然に埋めてしまうオロカシサ、今の時代に軍事費を拡大するオロカシサ、戦後何十年たとうが日本がアメリカの占領地であることに甘んじているオロカシサに気づく人が多少なりとも増えるきっかけになるにはちがいありません。

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