紅葉狩in京都―②―
都合のよいことにバス停がホテルの前にあり、北野天満宮方面へ行く50番のバスが通っていた。堀川通りを走って二条城の前を通って北上して行った。
和服を着た2人の若い女性がいたので、ディラムさんが話しかけていた。学生かと思ったら会社員だと言った。「天満宮では特別公開をしているよ」と言った。他にも若いカップルと話しをした。その人たちにも特別公開のことを話した。どちらも紅葉の特別公開のことは知らなかった。
バスを降りたところに和菓子店があり宣伝をしていた。そのむかいに「田舎家」といううどん屋があったので、あの店はいいか尋ねたらいいですよと言ったので昼食を摂ることにした。
品書きがいっぱい壁にぶら下がっていたが、私は「かけそば」を勧めた。一番安い400円のシンプルなそばであった。京風の薄味だがよかった。
店を出るとすぐ大きな鳥居があった。鳥居をくぐって境内に入った。人々が溢れていて、マークさんが「ビジーだね」と言った。みんな紅葉を見に来たのだろう。
少し行くと左側に切符売り場があり「もみじ苑」特別公開としてあった。700円で入場券を買い中に入った。券にはお菓子とお茶の券がついていた。
京都の街中なのに自然にあふれた小高い山や谷があり、もみじが赤や黄色みを帯びた赤などの葉を光に輝かせていた。天気は素晴らしく、青空がのぞいていた。
そこは「御土居」という史跡で、豊臣秀吉が洛中、洛外の境界、水防のために土塁を築かせたところだ。その一部が残る境内の西の方一帯は、長らく自然林で、自生のものとその後植林されたものも含めて、約350本のもみじがあり、「もみじ苑」と呼ばれている。
天満宮の社を右に見下ろすところや坂を下って下に行くなど、起伏に富んでいて低いところには清流があり赤い太鼓橋が懸っている。
見物の人たちはそれぞれにカメラやスマホなどで思い思いに写真を撮っていた。私もスマホのシャッターを切りながら見て歩いた。
ピークをやや過ぎたと思われ、木の下にはもみじの葉がカーペットになっているところがあり、箒で清掃している人たちも見かけた。
中ほどのところで舞妓さんを連れている人がいたので1枚カメラに収めた。こういうところに舞妓を連れだす人もいるのだなあと思った。
「もみじ苑」の中は→に従って進むようになっていた。出口近くにお茶を提供する茶店があり、お菓子と引き換えてくれた。お茶はほうじ茶でおいしかった。「紅茶のような色をしているがこれはほうじ茶という」とマークさんに説明をした。
お菓子は「大茶湯」という菓子で、千利休が豊臣秀吉の茶会で70回以上も使用したという菓子を再現したものだそうで、もみじの時期限定だという。希望者には1個200円で売っていたので私も数個買った。
ネットで調べて北野天満宮を選んで来たのであったが、その甲斐があった。お勧めの紅葉観賞場所だと思った。マークさんたちも喜んでいた。
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