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2018年9月18日 (火)

人間はどこまで愚かなのか

 朝日新聞「耕論」に「AIと兵器 どこまで」という記事があった。リードによると、「人工知能(AI)が急速に進化する中、自らの判断で人を殺すことができる『キラーロボット』の開発の是非が問われている。AIを搭載することは、どこまで許されるのか」と書いてあり、3人の識者の意見が載っていた。

  その一人、栗原聡慶応大学教授は次のように述べている。「人の判断を必要とせずに攻撃できる兵器の開発が、進んでいます。プログラムで設定された範囲内で自動的に動く兵器は、既に実用化されています。」

  これは戦争の現場に人間が行かずに、自国で遠隔操作をして無人飛行機から攻撃をすることのことか。

  続けて、「将来は、自らの判断で標的を定め、人を殺傷できる兵器が実現するかもしれません。それが自律型致死兵器、別名、『キラーロボット』です。まだ存在しないと言われています」と述べている。

  栗原氏は「AI研究者として、社会のためになる、人間にとっていいものを作ろうとしているから、あらゆる兵器にAIを使って欲しくないし、使うべきではないと思っています。」と述べている。それは良心のある科学者なら当然のことである。

  そして次のようにも述べている。「AIを兵器に利用しないためには、先ず研究者が自らを律することが必要です」と。

  その通りであるが、過去には毒ガスとか高性能の銃や大砲などが研究され、作られてきた。中でも最大の凶器が原子爆弾や水素爆弾である。日本は世界で唯一、原爆を投下された国であり、広島と長崎の2か所が甚大な被害を蒙った。また通常兵器でも日本全国の都市が無差別爆撃されて焦土と化した。

  人間にあるまじき極悪非道な武器の使用を可能にしたのは、科学者である。彼らは血も涙もない人間であったのだ。将来非常に良心的なAIロボットが出てきて、自らの判断で武器使用を拒否するというならよいが、そんなことはあり得ないであろう。

  世界には今も核保有国があり、お互いに牽制し合っている。トランプ大統領は北朝鮮を攻撃しろと命じたそうだが、もし核戦争に発展したら地球はそれで終わりとなるかもしれないのだ。

 AIの武器への使用で、キラーロボットなどの人間に代わる兵器が現実化したら・・・・と思うとぞっとする。何としてでもそういう愚かな研究はしないでほしい。原爆の2の舞は御免である。人間の英知と良心でそれを避けてほしい。

 記事によると、7月にストックホルムで開かれた国際人工知能学会で、「自律型致死兵器に関する誓いという声明文が発表され、開発の規制を各国政府に求め、賛同者自身も開発や製造、使用に関わらない、と宣言したという。賛同した研究者や経営者は3000人だというが、世界の中での3千人では心もとない。賛同する輪を広げて行ってほしい。愚かな人間におさらばしよう。

 

 

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戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

すべての権力は腐敗する。
それとともに歴史的真理なのは、軍事力の増強は一時的には繁栄をもたらすように見えて結局は経済を崩壊させる、です。
今は調子に乗っているように見える中国もその例外ではありえません。
にもかかわらず、その拡張主義に対抗しようと日本も軍事費を増大するなどというのは愚の極みです。
軍事研究がインターネットをはじめ先端テクノロジーを生んでいるなどという美談に飲み込まれてはならないのがこれからの世界です。

先日の中日新聞に名古屋大学が軍事につながる研究はしないことを決めたと報道された。研究助成金欲しさから悪魔の研究に走る
企業や研究機関が多い中、正に英断である。しかし世の中の趨勢は逆の方向に向かっていると見て良い。軍事力のバランスが崩れると戦争に至るという考え方が根強い。そうならないための抑止力の強化と維持である。アメリカに米軍基地がなくなると中国が沖縄をとりにくると本気で信じている人も多い。よって軍拡は際限なく進む。ソ連はこの経済的負担に耐えられなくて崩壊した。しかし人類は懲りることなく同じ過ちを何度もする。きれいごとで平和は達成できないのか?

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