「消費者生活相談センター」を名乗るおおかしな葉書きに注意
9月10日に、「消費者生活相談センター」というところから下のような葉書が届いた。NHKで注意を喚起している「葉書による振り込め詐欺」だと直感したので警察に電話をした。
警察の話しでは、最近こうした葉書による詐欺が多く、地域に広く来ているようだということであった。対象が女性の場合が多いのだが私が男性なので珍しいと言っていた。
だいたい差出人の「消費者生活相談センター」というのが怪しい。「消費生活センター」というのは公的機関として存在するが、「消費者生活相談」という機関はない。いかにも公的機関のように見せかけていることがわかる。
さて、葉書の文面は下記の通りである。
消費者問題に関する最終確認通知
この度ご通知いたしましたのは貴方の利用されていた契約会社、ないしは運営会社側から契約不履行による民事訴訟として、訴状が提出されました事をご通知致します。
裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始致します。尚、このままご連絡なき場合は原告側の主張が全面的に受理され執行官立ち合いのもと給与及び動産物、不動産の差し押さえを強制的に履行されてしまう事例もございますので、裁判所による執行証書の交付を承諾していただくようお願い致します。
裁判取り下げなどのご相談に関しましては担当職員にて受け賜ります。
※ 最近、個人情報を利用して強引な勧誘や押し付け商法等を行う悪質な業者がふえておりますので万が一身に覚えがない場合早急にご連絡ください。
管理番号(り)218
窓口受付時間 9:00~18:00 (土・日・祭日を除く)
〒103-0033 東京都文京区本郷4-8
お問い合わせ窓口 03-5830-6668
消費者生活相談センター
◎「貴方の利用されていた契約会社、ないしは運営会社」という曖昧模糊とした表現がおか
しい。
◎「訴状が提出された事を御通知致します」→消費者センターはそんな通知を絶対しない。
◎「強制的に履行」→書くなら「執行」だろう!
◎「裁判所により執行証書の交付を承諾していただくようお願い」→「執行させようにしむけ
るのか?
◎「裁判取り下げなどのご相談に関しましては担当職員が受け賜わります」→取り下げるの
原告側だ。電話をさせるために誘導しているのだ。
◎※以下は如何にも親切ぶって公的機関のように装って電話をさせようとしている。
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