うたごえフェスチバルを初めて見た
混声合唱ホットスルーズの知人から、うたごえフェスチバルがあるから暇があったらどうぞというメールが入った。昼寝から起きたときにそれに気づいた。暇があったのですぐに出かけた。
会場は東文化小劇場であった。15時半からだと思って気がせきながら地下鉄で行った。文化小劇場のエレベータで見たことがある男性がいたのでよく見ると、コーラス仲間だったMさんであった。彼はホットスルーズのメンバーでもあったので聴きにきたということであった。会場に入ると開演は16時だと分かった。それなら急ぐこともなかったと思った。
プログラムには「2018名古屋中地区のうたごえフェスチバル」と書いてあった。土曜日と日曜日の2日間にわたって開かれるのであった。日曜日は暇がないので土曜日でよかった。
「うたごえ」というと高校生の時、新宮市では東京などの大学に行っていた先輩たちが、丹鶴小学校の講堂を借りて始めたのに参加したことを思い出す。その頃は全国的にうたごえ運動が始まって間もない頃で、田舎の街にも持ち込まれたのであった。
陸の孤島と言われた新宮であったが、東京、京都、大阪などと文化的には直結していた感じであった。誰でも気楽に楽しく歌を歌う「うたごえ」に参加することは先端を行くような気分もあった。
ロシア民謡とか、原爆許すまじとかいろいろな歌を歌った。青年歌集というのがあって、それにはいい歌がたくさん載っていてハンディな歌集であった。この歌集は大学に入ってからも使った。
また、「あけぼの合唱団」という街のうたごえ合唱団に参加して歌った。この合唱団のときにはNHKのラジオに出演したこともあった。
そういう訳で「うたごえ」と聞くと60年ぐらい前のことが頭にあって、このフェスチバルも青年歌集にある様な歌を気楽に歌うコンサートかと想像していた。
ところが実際は想像とは違って、レベルの高い合唱団もたくさんあり驚いた。ホットスルーズも2番目に出演していて素晴らしハーモニーを響かせていた。Mさんと進歩しているねと話した。
うたごえフェスチバルに出演しているコーラスグループは、6人ぐらいの小さなものから30人以上の大グループまでいろいろである。歌の内容はどの歌も素敵な詩とメロディのものが選ばれていたが、合唱団で作詞作曲したものを披露するグループもあった。また、「悪魔の飽食」を歌う合唱団のようなメッセージ性の強い歌を歌うグループもあった。
伴奏楽器は「うたごえ」らしく、アコーディオンとかギターのグループもあった。どこかで会場の聴衆も歌うところがあるかと思っていたがそれはなかった。
この日だけで12グループ、翌日もそのくらいの合唱団が歌うので、随分いろいろな合唱団があるのだと思った。
9月15日(土)には、天白文化小劇場で「2018 愛知のうたごえ『名古屋・尾張東部のうたごえフェスタ」が12時半から開かれる。
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