安倍政権をヨイショするマスメディ
自民党総裁選挙が終わって予想どうり安倍首相が三選された。石破氏は党員票の45%を獲得したとはいえ、安倍氏の55%のは及ばなかった。メディアは石橋氏の善戦であったという。また安倍陣営は圧勝できなかったとちょっと落胆だという。
私は前にも書いた様に安倍でも石破でも自民党は一緒だと思っている。石破氏は国民に正直であれとちょっと安倍氏を皮肉ったが、もともと安倍政権が進める政策を支持して共に現在の日本を作って来たのた。その最大の悪は、戦争を出来る国に変えたことであった。また戦前の日本のように変える帰る準備として共謀罪法をつくった。
ただ、石橋が立候補したことで、選挙となり、一応民主的な体裁を整えられたということであったのはよいことだ。
それにしても驚いて開いた口がふさがらないのは、選挙前からマスメディアが揃って自民党総裁選挙を取り上げて宣伝しまくったことであった。これまでに一つの党の党首選挙で今回ほどメディアが取り上げたことがあったであろうか。
特に酷かったのがNHKである。視聴料を取っているから、視聴者に知らせるのが義務だとばかりに毎日、毎日自民党総裁選を報道した。しかも、NHKを始め、民間放送もこぞって開票の実況放送をしたのだ。
自民党総裁選挙は一国の総理大臣を選ぶ選挙と言っていいとはいえ、あれほどまでに宣伝をする必要があったであろうか。これは、この機会をとらえて安倍政権と自民党を応援しようという偏った報道であったというべきである。
あれだけ連日報道すれば、国民の中に安倍政権、自民党が刷り込まれてしまう。やっぱり安倍さん、やっぱり自民党!となってしまうに違いない。
第二次安倍政権以降メディアの幹部は安倍首相と頻繁に会食をして交流してきた。メディアがすり寄ることで安倍政権はまんまとメディア懐柔に成功したのであった。そして国連などからも指摘されているように報道の自由の狭い状態にされ、甘んじているのみか、権力を監視するというメディアの役割を放棄してしまった。その最たるものの一つが今回の報道ぶりである。
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