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2018年8月23日 (木)

高校野球決勝戦、金足農林残念、大阪桐蔭見事

 朝日新聞を購読しているので連日100回記念大会の記事で溢れていた。でも、テレビの中継は見なかった。決勝戦が秋田の金足農と大阪桐蔭ということに決まった。金足農は予選から一人で投げて来た好投手吉田輝星で、大阪桐蔭は打撃が優れているというから、これは面白いかもしれないと思い時間を作って観ることにしたのだ。

 私は判官びいきだから、初めての優勝旗を秋田にと意気込む金足農を応援することにした。ところが、期待に反して吉田投手は1回にワイルドピッチで1点を取られ、その後3番、4番を三振に打ち取ったので行けると思ったら、その後満塁になりタイムリー2塁打を打たれて2点を許してしまった。初回の3点は大きいと思った。

 金足農は3回に1点を返したが、4回にまた3点とられた。吉田投手は暑さと連戦で表情に疲れが見えていた。大阪桐蔭の柿木投手は3人ずつで終了することが多かったが、吉田投手は投球数が多かった。それだけ大阪桐蔭の選手の選球眼がよく、又よく打ったからであろう。

 吉田投手は4回途中で「下半身に力が入らなくなった」と後で話したそうだが、5回には何と6点も取られてしまった。5回には吉田投手は「おれ、もう投げられない」とマウンドに来た二塁手の菅原に言ったそうだ。やはり精神的にも疲れていたのだ。吉田は5回で降板しライトに回った。

 あれだけ騒がれてきた吉田投手であったが、一人で投げ抜いてきた疲れがあったのだろう。大阪桐蔭という好打・好守のチームの前ではなす術がなかったのだ。でも、吉田投手や金足農の選手たちにとっては非常によい経験をしたことになる。これからの人生できっと役立つときが来るであろう。

 秋田に優勝旗を持ち帰らなかったのは残念だろうが、選手全員が秋田生まれだと言っていた。どこかのチームのように他県からの輸入ではなく、地元だけで構成をして準決勝まで進んだのは立派である。

 大阪桐蔭は鍛え上げられた並外れた力を持つチームで、史上初、2回目の春夏連覇を果たし、100回記念大会の新調された優勝旗を勝ち取ったのは見事という他ない。

 異常に暑い中で行われた100回記念大会は大事もなく、さまざまなドラマを残して終了してよかった。全国では101回を目指して動きが始まっていることだろう。

 

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コメント

100回を機に本気になって日程を変えるべきです。
今年が予想したほどには病人や怪我人も出ず、大盛況だったからと、高野連や朝日新聞社やNHKが現状に満足していれば、5年後の発展はないでしょう。
甲子園の準決勝や決勝まで勝ち進んだピッチャーの中で、その後もピッチャーとして生き残れた選手は指折り数えるほどしかいないという現実を重く直視すべきです。
改善策はいろいろあるでしょうが、来年からでもできるのは、準決勝の前には少なくとも2日間は休む。準決勝と決勝の間は3日間(できれば5日間)休む。
それらの試合はすべて午前中にすればタイガースのゲームにも影響しません。
選手達の滞在が長くなって増える費用は主催者が負担する。名古屋ドームとは比較にならない観客が入っているのですから、1試合ごとにしっかり入場料を取ればいいのです。

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