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2018年7月31日 (火)

香山リカ氏の安倍首相の心理分析が面白く明快!

 友人が精神科医で有名な香山リカ氏の安倍首相の心理分析のまとめを送ってくれた。明快で面白いので勝手に転載させてもらった。そうか彼は『傲慢症候群』だったのか。

 ―― 精神科医の香山リカさんが、「アベ内閣とウソ、その危険性は」と題し、実にわかり易い指摘をしています(24日、しんぶん赤旗、聞き手、日隈広志)。

既にお読みかもしれませんが、要点を下記引用します。(竹山)

 

 安倍晋三という人物が最初からウソつきだったとはあまり思えない。新人議員のころの彼は平凡な「坊っちゃん」という印象が強く、ウソをつくことにも恥の気持ちを持っていたと思う。

 彼を変えたのは首相の権力ではないか。 

 例えば改憲問題では安倍首相には「自分でなければ出来ない」という強迫観念にも似た強い“使命感”があり、使命感が至上命令になると批判を受けて不安になった時、「自分のやっていることは正しい、間違いない」と自己暗示をかけてでも使命を達成しようとする。周りからはウソであっても、本人がウソだと自覚していない可能性がある。

 また、国を動かす与党議員や官僚を意のままに扱うことをできる権力を手に入れたことで自分はなんでもできるという「独裁者の万能感」を持ったように見える。

 最近は権力を得た凡人が傲慢になる「ヒュブリス・シンドローム」(傲慢症候群)が注目されている。

 医師でもあった英国のデービッド・オーエン元外相・厚生相が名づけ、「権力の座に長くいることによって性格が変わる状態」と説明している。

 「傲慢症候群」の人は万能であるがゆえに、「自分の言うことが絶対正しい」と思いこみ、他者の批判を受け入れることができず、窮地に陥れば、自分に都合良いストーリーをでっちあげてでも、自己防衛を図ろうとする。

 森友加計疑惑をはじめ、国会で自身の身辺を追及された安倍首相が、ウソが明白であるにもかかわらず、ウソをつきつづける態度と共通性がある。

 イギリスではこの症候群の研究会や予防のためのコンサルタント業がある(省略)

 既に安倍首相のもとで、公文書改ざん、隠蔽、廃棄、データ捏造、虚偽答弁、セクハラなど財務省はじめ行政機構のモラル破壊、人権侵害は目を覆うほどである。

 社会では「在特会」のヘイトスピーチ(差別扇動)や貧困社はじめ社会的弱者への差別は安倍政権のもとで、数を増やしてきた。

 「傲慢症候群」からの脱出には、本人が意見を聞き入れる近親者からの適切なアドバイスが重要になる。

 安倍首相で言えば、妻の昭恵夫人や側近らが当たるが、期待は出来ない。もしくは本人を権力から降ろすことである。それには世論の力が必要である。

 安倍首相本人だけでなく、国家と社会のためにも政権退陣が急がれる。(以上引用終わり)

 

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