西日本などに大きな被害をもたらした凄い豪雨
気象庁は数十年に一度の重大な災害が予想される「大雨特別警報」を6日から7日にかけて9府県で出した。隣の岐阜県は8日になっても警報は継続していた。
8日朝刊によると、西日本豪雨で51人が死亡し、58人が行方不明だという。サブタイトルには23府県863万人に避難指示・勧告が出されたという。
テレビニュースの映像で観ると、岡山県の倉敷市では多数の家が2階まで水に浸かっていた。また以前に山崩れで被害をだした広島市ではまた山が崩れた。
大学まで南紀新宮市に住んでいたが、あの辺りは大雨が降ることの多い地域であった。それでも一度床浸水を経験しただけであった。そのとき見舞いとして乾パンを支給されたことを覚えている。
高校卒業した頃の夏、熊野川の大橋が道路近くまで濁流が来たことがあり、見に行って写真を撮った。おそらくその時が一番凄い雨であった。
大学3年のときに、伊勢湾台風があり、夜中に物置小屋に入って雨風を凌いだが、あの台風では名古屋の南部一帯は冠水をして甚大な被害を蒙った。
大学を卒業してからは名古屋に住んだので、大雨で近くの山崎川が氾濫したのを見たが、我が家の辺りは何ともなかった。
名古屋でもたしか庄内川が氾濫して西区で大きな被害が出たことがあったが、その時も我が家の辺りは被害がなかった。
ここ数年「これまでに経験したことがないような豪雨」ということをよく聞くようになった。「大雨特別警報」のことだ。その度にそれまで被害がなかった場所で大災害が起きる。それも「半端でない」。
天気の神様がいて、今度はあそこだと指示をしているのかと思いたいぐらい、新しい場所で大災害が起きている。今回も広島市安佐北区の住宅地以外は、新しい地域だと思われる。
年々豪雨の規模が大きくなっているようで台風や大雨が怖い。台風のときは竜巻や突風がよく起きるようになった。
このようなことになってきたのは、やはり地球温暖化と無関係ではないと思う。トランプ米大統領は関係ないと言い張って、CO2削減条約から離脱したが、その米国でも豪雨や大氾濫や大規模山火事などが発生している。
これまでにない大豪雨はヨーロッパでも南アジアでも南米でも起きており、地球規模の異変である。
この自然災害は避けようにも避けられないのが現状である。各国が環境問題に真剣に取り組み、気象異変を軽微にするよう努力するしかないのではないか。
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ウソしか言わない安倍首相が「国土強靭化計画」などという花火を打ち上げても何かを期待していたわけではありません。
それにしてもひどすぎる災害です。しかし、福島原発の事故同様に、安倍首相が少しはまともであれば、半分くらいに減災できていたに違いありません。
安い外国産の木材に押されて、日本の国土の大部分を占める森林がボロボロになっていることは30年も前からわかっていたことです。
今回決壊した堤防が弱いことは関係者は認識していたのです。
数十年に一度の豪雨を気象庁が予報した段階でダムを放流しないで、流域があふれそうな時に追い打ちをかけるように放流する。
しかし災害もひどいものでしたがNHKもひどいものでした。
東日本大震災以来の大規模災害であることは初日からわかったにもかかわらず、のんきにサッカーのワールドカップを放送。
放映権料として何百億円も払う以上やめるわけにはいかなかったのでしょうが、総合テレビ以外のチャンネルに替えればいいのです。
ましてラジオ第一でもサッカーを放送するとは、誰が何のために「いつもあなたの安心ラジオ」などというキャッチコピーを流していたのでしょう!?
投稿: たりらりら | 2018年7月 9日 (月) 20時36分