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2018年7月10日 (火)

オーム真理教事件を解明してほしい

 オーム真理教の麻原彰晃ら7人の死刑囚の死刑が執行された。メディアでは一度に7人も執行されたのは異例だと騒いでいる。また死刑に反対する人たちは執行すべきではなかったと言っている。あれだけの無差別テロをやったのだから死刑になって当然だと思う。

 私が分からないのは、なぜ多くの人が麻原教祖に吸い寄せられたのかということである。幹部にいるのは、東大を出た医者とか京大大学院卒の人とか、女性には美人で頭がいい人もいる。一般社会にいてそれなりの能力を発揮して活躍できる人たちである。それと一般の信者はごく普通の人たちであったと言われる。

 麻原はヨガで解脱したとか、空中浮揚ができるなどと言われていたが、いったい麻原の何がそれほど人々を惹きつけることが出来たのか不思議でならない。

 オーム真理教の中は完全なヒエラルキー社会で、上の者や教祖には絶対服従であったと言われる。教祖は完全に神格化されていたのだ。しかし、麻原という人物がなぜそれほどの魅力を持つことができたのか理解できない。

 信者が何人いたのか知らないが、今でも信じている者がいると聞く。オーム真理教というオカルトの魔力としか言いようがない。

 オカルトはみな理屈ではないようだ。だから外国でも殺人事件を起こしたり、反社会的行動をしている。

 オーム真理教の場合は、麻原の命令の下、サリンを製造したり、武器を作ったりし、実際にサリンをばら撒いて多くの犠牲者を出したのだ。普通常識で考えたら殺人をすること、テロをすることが絶対許されることではないということが分かると思うのだが、洗脳をされると理性的な思考判断ができなくなるのであろうか。

 麻原たちがサリンを撒き社会を震撼とさせた動機は何なのか、どうして信者たちがそれに従ったのかは、解明できていないと言われる。中心人物が死刑になった今、それは不可能なことかもしれないが、何とかして解明する努力をして欲しいものである。

 人々が新たなオカルト集団などに惹きこまれないように防ぐ手立てを考えるべきではないのか。

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