日本語教室学習者と能鑑賞
日本語教室の日本文化に触れる行事の一環として、6月9日に名古屋能楽堂へ能を見に行った。事前に計画をして希望者を募り、おにぎりとお茶を用意した。
名古屋能楽堂は名古屋城の外の一角にあり、国際プラザからは歩いて行けるので便利である。
開始は午後1時で開場は午後12時半なので授業はいつもの通りにやった。そしておにぎりとお茶を配り、開場に間に合うように出かけた。
能楽堂に着くと列ができていたが、開場して中に入ると正面のよいところに席を取ることができた。
この日の公演は若鯱研究発表会の「若鯱能」で、無料であった。だから学習者にも気楽に勧めることができたのだ。
1時になると喜多流の能で鱗形が始まった。ネットで調べると謡曲で、喜多流のものらしい。北条時政が、旗の紋を定めるため江の島の弁財天に参籠すると、弁財天が3つの鱗の旗を授けると書いてあった。
たいへん長くて50分余り演じられた。日本人でも分からないので、学習者には退屈であったかもしれない。
次は、和泉流の狂言で「杭か人か」であった。これもネットには「実は臆病者でありながら、日ごろから強がりを言う太郎冠者。主人は知りつつも真価を確かめようと、召使に留守番・夜回りを命じて出かけるふりをし、物陰から様子を伺っていると・・・。槍を持って強そうに振る舞う。主人にそれがバレてしまう。狂言は芝居なので言葉が聞き取れないと面白さが分かり難い。
15分の休憩があった。他の人たちはみな帰って行った。残ったのは私と私が教えている学習者だけであった。
休憩後は有名な舞囃子が3つあり、最初は金剛流の「高砂」、ついで観世流の「胡蝶」、金剛流の3番めが「船弁慶」であった。
いずれも大鼓や小鼓や笛・たいこと地唄による舞であった。この3つの後休憩があり、観世流の能、「小鍛冶」があったが、学習者が帰ると言ったので能は見なかった。
展示室を回って能面や衣装などを見た。そして能面をつけて写真を撮った。感想を聞いたら面白かったと言っていたのでよかったと思った。
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