放射能値が相変わらず高いものがあるという情報
下記の記事は友人が送ってくれたもので、福島県在住のNさんが発信されたものである。このような情報は全国紙では取り上げられないので見ることができない。それで紹介することにした。
コシアブラはてんぷらにするとおいしいと言われる山菜だが、なかなか市販されているのを見ることはない。タケノコは名古屋では関西や九州産のものが来ると思う。
福島など東北地方では今も野生の植物には放射のを吸収しているものがあるようだ。
――昨日(5月17日)の毎日新聞と福島民報に掲載された「福島県内に出荷された茨城産コシアブラから放射性セシウムが基準値(100ベクレル/1Kg以下)を超える130ベクレルが検出された」という記事。
<情報速報ドットコム>の情報でも、福島の隣接県の多くで原発事故の影響と見られる放射能汚染の記事が連続しています。春の恵みを代表するタケノコやコシアブラなどから基準値を超える放射性セシウムが検出されているのです。多くの場合、マスメディアでは無視か小さな見出しでしか報じられていませんが、今日は記事になりました。
東京電力福島第一原発事故から7年が経っても、というより7年しか経っていないのだから、「宜(むべ)なるかな」というところでしょうか。セシウム134は半減期が2年ですが、セシウム137の半減期は30年。事故を起こした福島原発からは今もなお、空に海に放射能は漏れ続けていますので、事故から2600日以上毎日放射能がばら撒かれている、ということを心に留めておくことが身を守るために必要だと感じています。何といっても、いつになったら放射能放出汚染を止められるのかが全く見通せないのですから。
そしてもうひとつ。事故原発の廃炉に向けた作業が本格化する中で、原発から放出される放射性物質が大幅に増えてきたのではないか、という疑いです。東京電力と国の原発推進官庁は事故のずっと前から重要な情報ほど「隠蔽」してきた実績からみて、事実を公表するとはとても思えません。
原発事故の起きた2011年の自宅の庭木には大きな特徴が現れました。バラの花の色がパステルカラーのように鮮やかに輝いたのです。それは植木を売っている店の従業員も認めていました。そして今年はバラの花やシャクヤクの花が異常と思えるほどに大きいのです。見た目は豪華ですが、疑いの目で見るとあまり喜べなくなります。
こうしたことを見越したのではないかと疑いたくなるのは、今年の3月20日に原子力規制委員会が打ち出した「福島県内の放射線監視装置(モニタリングポスト)を避難区域以外にある約2400台を2020年度末までに撤去することを決めた」ことです。これには福島県内の郡山市・会津若松市などの市民から「モニタリングポストの継続を求める」要請が4月16日、規制委員会に対し行なわれました(添付)。
原発の廃炉とは何をもたらすか。2020年の東京オリンピックを念頭に「復興」というお題目を唱えるだけで、周辺住民、県内住民、近隣県外住民への危険予測をおろそかにしてはいないか?福島などの被害者をどのようにして守り、廃炉・復興をするのか?
原発再稼動に血道を上げる安倍政権に期待できるはずもなく、マスメディアもそれほど頼りにならず、最後は市民が立ち上がり市民同士の連帯で対処するしかない。それが「日本というお国」の「今」なのでしょう。
2018.5.11「新潟県産“コシアブラ”から基準値超のセシウム!魚沼市や湯沢町等で相次ぐ!高い線量の原因は」
https://johosokuhou.com/2018/05/11/4697/
2018.5.12「注意!放射能汚染、タケノコやタラの芽で基準値超!宮城県産440Bq・群馬県産200Bqなど」
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