みやざき完熟マンゴを食べてみた
連休後半の4日に娘と婿が来た。それで八百鮮まで娘と妻と3人で食材を仕入れに行った。そのとき果物売り場でたった一つ残った「みやざき完熟マンゴ」があり、1000円の値札が付いていた。その前に来たときは1600円の値段が付いていたので、店員に聞くと、「ちょっと黒点がついているので最後だから安くしました。普通2600円ぐらいで売っている品です」と言った。
宮崎マンゴと言えば、5月2日、3日の朝日新聞「けいざい+」で「太陽のタマゴ20年」という特集記事があり、それを読んだばかりであった。
「太陽のタマゴ」というのは「みやざき完熟マンゴ」の中で、糖度15%以上、重さ350g以上で、色艶と形が優れたものが選ばれるのだという。「太陽のタマゴ」になれるのは出荷量全体の13%ほどだというのだ。
東京の千疋屋総本店日本橋本店では、販売解禁日の4月16日になんと1玉32960円の値が付いて並んだという。この店には一度行ったことがあるが、値札の数字が驚くほど高くて、見るだけで店を出て来たことを思い出した。
この店で並ぶ果物を口にできるのは、麻生氏や安倍氏のような人たちであろうと想像したものであった。それにしても1玉32960円とは!!
「太陽のタマゴ」に入らないマンゴは「完熟宮崎マンゴ」として、1kg3000円前後で売られるのだそうだ。
この「完熟宮崎マンゴ」は温室で育てられ、特殊なネットをかぶして熟して実が落ちるのを待つのだ。だからおいしいのだ。
八百鮮で売っていたのは太陽のタマゴになれなかった等外品である。しかし、育て方は同じものである。最後の1個にも「みやざき完熟マンゴ」の説明書が付いていた。
私は娘と相談をして思い切って買うことにした。この機会を逃しては「みやざき完熟マンゴ」を味わうことは出来ないと思ったからだ。
冷蔵庫に入れて冷やして置いて、夕食の後説明書のように包丁で切ってみんなで食べた。確かに甘くておいしかった。でも、前に買って食べた2個で432円のタイマンゴと甘さでは変わりがなかった。ただ色や香りや食感はタイマンゴより優れていると思った。
「みやざき完熟まんご」をつくるのは大変手間と設備費や暖房代などがかかるのだそうだ。それで1kg3000円程度で売っても採算が合わないのだという。「太陽のタマゴ」になれるのは僅かだから農家は苦労が多く利が少ないというのだ。
それにしても32960円もする「太陽のタマゴ」はどんな味がするのだろう?名古屋から新幹線で往復し美味しいレストランでランチを食べて来られる値段だ。
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