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2018年4月23日 (月)

秘境 トカラ列島中之島旅行―⑪―

 午後はフェリーが着く岸壁に行った。本当は昨日釣りをした岸壁に行きたかったのだが、工事をしていて入れなかったのだ。

  YTさんは1人で昆虫を探して歩いて来ると言って出かけていった。Kさんは蟹などの餌を探すと言って岩場の方に行った。残りの4人は岸壁の角の深いところへ行った。

  Yさんとマスターが釣りをした。最初にYさんがベラを釣り上げた。しかし、その後はなかなか当たりが来なかった。前日はマスターが一番多く釣ったがこの日はダメなようであった。

  フェリーが着く辺りでは同じ宿に宿泊している人がルアーで釣っていたが釣果は芳しくなく場所を変わっていた。

 しばらくすると奄美大島まで行くフェリーが入ってきて港内で方向を転換した。人々が集まって鹿児島からの荷物を下していた。宿の人も2台の車で荷物を取りに来ていた。

  Kさんが戻ってきた。カニなどが少し採れたようであったが温泉の影響であまりいないと言っていた。Kさんが来たのでSさんはルアーを借りて釣り始めた。

  私は他の人場釣るのを見ていたが退屈であった。そこへYTさんが戻ってきた。そしてなかなか面白いところがあると言った。それで私はYTさんとそちらに行くことにした。

  YTさんの案内で坂道を登って行った。ところどころに家があった。大きな木から根がいっぱい出ているところでYTさんは珍しい木だと言った。それを写真に撮った。

  歩いて行くと変わったお墓が一つあった。タイルで造った1.5m四方位の台座の上に古い墓が載せてあった。花が活けているのでいつもお詣りに来るようであった。

  さらに歩いて行くとビワ園があった。ビワの実には袋が掛けてあった。YTさんはもっと奥に行くとビワ園があると言った。Yさんの親せきのビワ園かも知れないと思った。

  Yさんの話しではこの時期ビワの収穫があるはずであったが、時期を間違えていた。5月の初めなのだそうだ。

  ビワは中之島の大事な特産なのだが日持ちがしないので鹿児島に出荷するだけだという。マスターはハイモアに漬けることで日持ちを長くして名古屋などに出荷できないかと考えていた。それで実験するためにハイモアを持って来ていた。確かめられなくて残念であった。

  道の両側にはツワブキが続いていて、バナナの木もたくさんあった。その一つの木に珍しくバナナがなっていた。YTさんは丸いのは花だと言った。ガジュマルの大きな木もあった。とにかく新緑の中にところどころに家があるという感じである。

 帰り道港の近くの坂で子どもが3人登って来るのが見えた。呼び止めて聞いてみると小学校5年生と6年生で家は直ぐ近くのようであった。2か月前に引っ越してきたと言っていた。HPによると中之島の人口は160人で-2となっていた。この家族が来て160人になったのだろう。

 子どもたちを呼び止めたので、ポケットに持っていた手品を見せた。そして回すと1円玉のようなものが現れ1円玉が出現する手品と超能力の紙をあげたら喜んでいた。

 その後海岸まで降りて行って温泉に入った。マスターたちも釣りを終えて入ってきた。この日はYさんが一番だったと言っていた。

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                       袋を掛けたビワ

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                     根っこがいっぱい

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                       面白い形の木

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                     バナナの花と実

 

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