夜明けの月と残桜
今年の桜は開花が早かったが、天気に恵まれて晴天が続き、風の強い日も1日程度であった。それが幸いしてか桜の花が長い間持っていた。
下の写真は4月3日の早朝のものである。この朝は4時45分ごろに家を出たのだが、南西の空高く丸い月が出ていた。満月は終わったはずだと思いながら、ときどき月を見ながら歩いた。
山崎川に来ると一番開花の遅い若い桜もかなり花が散っていた。山崎川の桜は白雲橋から向田橋までの区間が一番若い。向田橋から石川大橋を過ぎて、鼎橋までは木が少し古い。ライトアップされるのは鼎橋から鼎小橋の間僅か100mぐらいの区間である。残念なことにこの区間の桜は老木が多いので、もうかなり散って、青い葉をつけた枝が伸びていた。鼎小橋から萩山橋、左右田橋の間は老木だ。
歩いて行くと空はどんどん明るくなっていく。左右田橋から瑞穂橋の間は親水公園の辺りに桜があるが西側にはほとんどない。
瑞穂橋まで来ると、空に夜明けの月がかかり、その下に桜がほんのりとしていた。瑞穂橋から文化小劇場までの桜は毎年開花が遅い。おそらく木が若いのだろう。両岸の桜並木がきれいである。
そこで慣れない1句をひねった。最初に浮かんだのは「残桜を ほんのり照らす 明けの月」であった。その句を頭に浮かべて推敲しながら歩いた。
帰宅して、風呂に入りながら推敲して、「残桜や 有明の月に ほんのりと」が浮かんだ。字余りになるのが気になったがよしとした。先の句は月に焦点がいっており、後の句は桜に焦点がある。残り少ない花の命を思ったのだ。
以前にも書いたことがあるが、私は短歌も俳句もやらない。その素養がない。ただ年に1,2度思い立って作ってみるだけである。
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