麻生財務相の発言のレベルは恥ずかしい!!
麻生財務相はときどき物議を醸す発言をするので有名だ。今回もとんでもない発言をした。朝日新聞によると、その発言は29日の財政金融委員会であった。
米国を除く11か国による環太平洋経済連携協定(TPP11)について、「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調した。しかし、まだ署名段階で、締結ではないのだ。
また「茂木大臣、0泊4日でペルー往復しておりましたけど、日本の新聞には1行も載っていなかった」と発言した。これもペルーではなく、署名式はチリの首都サンディアゴであった。
さらに新聞は報じなかったと言ったが、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞などが報じている。
麻生氏は次のように付け加えた。「日本の新聞のレベルはこんなもんだなと」「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベルだ」と述べたのだ。
麻生財務相のTPP11についての認識レベルは上記のように、何にも知らないことを露呈している。それなのに間違ったことを言い、平気で新聞批判を展開している。
もう一つ見逃せないのは、麻生財務相が森友問題を非常に軽視していることだ。そもそも森友問題は財務省が法にはんすることをやったから起こったことである。
①国有地売渡を、忖度をせずに適切に行っていればこの問題は起きなかったのだ。
②国会で本当のことを答弁していれば、これほど長引くことはなかった。文書を廃棄したとか、知らないなどと嘘の答弁をしていたことに原因する。
③公文書改竄という絶対にやってはならないことを平然とやり、その上、2度にわたって改ざん文書を国会に提出した。どちらも国政の根幹に関わる大罪である。
④佐川元理財局長の国会喚問をしたが、結果は真相の解明には全くならなかった。
財務省の最高責任者として辞めて当然なのに平然と居座っている。国会に2/3の多数議席がなければとっくに内閣総辞職をしている事件である。
何をもって森友問題を低レベルだというのか。
« 杓子定規な役所 夜桜ライトアップを変更せず | トップページ | 糖質制限が老化を早めるという研究は間違い?―①― »
「面白い話題」カテゴリの記事
- 文化庁の言葉の使われ方の調査(2024.09.21)
- 「彼の誰」と「誰そ彼」(2024.08.24)
- アゲハチョウと柑橘の木(2024.08.17)
- エノコログサの群生地があった(2024.08.05)
- 2匹重なり合ったセミの脱皮(2024.08.04)
« 杓子定規な役所 夜桜ライトアップを変更せず | トップページ | 糖質制限が老化を早めるという研究は間違い?―①― »
コメント