秘境 トカラ列島中之島旅行―④―
バスは薩摩義士碑前から城山の方に登って降りるルートになっている。途中西郷隆盛が立てこもった西郷洞窟がある。
城山で下車し歩いて行くと、見晴らしの良いところに出た。鹿児島市街が一望できた。西郷たちはここから見下ろして戦況を確認したのかと思った。
マスターが「桜島」を見に行こうと言った。私営バスの方が早く来たので150円払ってそれに乗った。午前中に見た仙巌園を通り、フェリー乗り場がある「鹿児島水族館前」でおりた。桜島フェリーは大きなビルの2階から乗船した。フェリーは24時間営業で15分ごとに出ているというので驚いた。桜島が眺められるように前の座席に座った。
海は穏やかで15分ほどで桜島に着いた。船からは下りずにそのまま桟橋から戻りの船に乗った。結局桜島まで往復しただけで、桜島を船からたっぷり眺めただけであった。
水族館にはジンベイザメがいるということであったが、時間がないのでそのまま鹿児島中央駅方面の市バスに乗り、6時ごろにホテルに戻った。
夕食を食べるのに鹿児島中央駅の広告を見て、「薩摩魚鮮水産」という店に行った。魚などの単品を取りシェアした。ビールや芋焼酎を飲んだ。Kさんはワインであった。2600円。
その後ホテルに戻り、荷物を持って鹿児島中央駅から市電に乗った。フェリー乗り場近くの駅で降りて歩いて乗場まで行った。待合室には枕崎から来て一緒に行くYさんがいた。
フェリーは新造の「としま」で、まだ3回しか就航していないということであった。大きなビルディングのようなフェリーで後部から自動車を積んでいた。
22時に手続きをして乗船した。12人の大きな2等船室に私たち6名だけだったので楽であった。荷物を置く台が枕元の上にあり、細長いマットを床に広げてその上で寝るのだ。毛布が1枚ついていた。
23時の出航のときデッキに上がって鹿児島の夜景を見た。船が動きだし堤防から離れて行った。鹿児島湾内でも波は高かった。通路を歩くと足をとられそうであった。私たちは船室に戻り好きなところを選んで横になった。
外洋に出るには20分ぐらいかかった。外洋に出ると波はさらに高く、船は大きく揺れた。ときどきドーンと波が窓にぶつかり船が揺れた。新造の大きなフェリーでもこれだけ揺れるのだから、前の船や昔の船は大変だったろうと思った。幸い誰も船酔いをしなかった。
城山から市街を望む
城山から桜島を望む
桜島フェリー
フェリーから桜島
海鮮料理
フェリーとから後部
フェリーとから前部
鹿児島港夜景
とから2等船室
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