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2018年3月 2日 (金)

学生の読書離れ&本屋の閉店

 昨日の英会話クラブで、Tさんが話したトピックは「大学生の50.3%が読書をしない」という中日新聞の記事をもとにしたものであった。そんなにもいるのかと驚いた。

  ネットで調べたら、1977年 13.2%、1986年 24.6%、1989年 31.6%、 1997年 41%というデータ(大学生協連調査)があった。それから約20年経って50%を超えたことになる。

  読書をする学生が減って来ている理由を、多くの大学関係者は大学生の忙しさをあげている。最近は授業の出欠が厳しくチェックされるので授業には出るが、その後生活のためにアルバイトに精を出す学生が増えたのだという。

  一方、京都大学の根井教授は、80年代以降に始まった実学重視の風潮と読書離れの動きが関係しているとみている。

 読書に使う時間が減る一方で、スマホに費やす時間が増えているのは事実だが明確な関連性はないと大学生協の真田企画室長は言っている。

 生協の読書ガイド誌「読書のいずみ」の編集に携わる渡辺氏は「本をよく読む学生と、読まない学生の二極化が進んでいるように感じます。本好きの学生の中では、小説を読む人は少なく、ビジネスや自己啓発の本を読む人が多いのが最近の特徴です」と語っている。

 2月28日の朝日新聞には、「街の本屋消えゆく都市部」という記事があった。作家の林真理子氏が愛する名物書店、東京・代々木の幸福書房が閉店をしたというのだ。

 東京・大阪で大型店が10年間で約3割ふえた一方、中小書店は3割も減ったというのだ。その上ネット書店が抬頭し、中小書店の経営を圧迫しているのだ。

 本が売れないということは前から言われており、林真理子さんの小説でも触れられていた。また、この記事によると雑誌が売れなくなったという。週刊誌も週刊文春、週刊ポスト、週刊現代などきわどい見出しの記事やセックス記事を盛って売ろうとしているが、売り上げは減って行く一方だと言われる。

 新聞も売り上げが減って来ているから活字離れが進んでいるのだろう。でも、ネットで記事を読むことができるから、活字離れではなく、金がかかる雑誌とか新聞紙とかのような、印刷されたものへ金を使うことが減っているのだろう。

 

 

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