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2018年2月15日 (木)

葬儀って、何だ―⑧―補遺

 朝日新聞に2月4日、2月11日の日曜日に「弔いのあり方」という記事が掲載された。まだあと2回続くようだ。

  葬儀は「こじんまり」とやりたいというのが多い。やはり費用がかかることとへの不満があると考えられる。

  2月4日付の記事では「経済産業省の特定サービス産業動態統計調査から算出した2000年以降の葬儀1件当たりの平均費用は140万7千円~152万1千円の範囲で推移している。」という。非常に高額な費用が要ることが分かる。

  私の母は13年前に亡くなったが、生存中に自分の葬儀費用として300万円を用意していた。母はどこにも旅行に行かず、美味しい物を食べに行くことをせず、つましい生活をして貯めたのであった。母の唯一の見栄?は葬儀に世間並の費用を使うことであり、もう一つの配慮は私たち子どもに葬儀費用で迷惑をかけないということであった。

  記事によると「定産業実態調査によると、14年の葬儀業者の年間売上高は推計1兆3700億円にのぼる」という。大変旨みのあるビジネスであるようだ。

  また、「お布施を除いた葬儀の費用について、15年に全日本冠婚葬祭互助協会がネットアンケートで調べたら、101万円~150万円が最多であった」という。残念ながらお布施については記載がない。是非調査をしてほしいものだ。

  葬儀をこじんまりとやりたいということで、家族葬が増えていて2/3は家族葬だと記事は書いている。新聞に出る訃報をみていても「近親者で営んだ」というのが多く、私たちの周りでもそういう人が多い。

  11日の記事では、明朗会計を謳う「イオンのお葬式」とユニクエスト・オンラインの「小さなお葬式」が紹介されている。

  イオンのお葬式で一番依頼が多いのは、49万8000円の「家族葬」で通夜、告別式、初七日などが含まれるという。その他に「1日葬」が34万8000円で、「火葬式(直葬)」が19万8000円である。

 「小さなお葬式」は「イオンのお葬式」よりそれぞれ5000円安くなっている。それにしても私の見るところではまだ高いと思う。もっともっと安くやれないものかと思う。

 ちなみに「イオンのお葬式」が紹介するお寺のお布施は、「火葬式」が4万5千円、「一日葬」が7万5千円、「家族葬」が15万円だそうだ。家族葬の場合、通夜、告別式、火葬場、初七日を含むのだろう。おそらく戒名料も含むと思われる。詳細はイオンに聞かなければ分からない。

 ただこれで見ても、私の妙心寺派の檀那寺はべらぼうであることが分かる。それは導師の坊さんから55万円と言われたことと、金額が余りにも高額であることだ。本願寺の坊さんでやった知人のKさんのように10万円なら納得がいく。

 とにかく人の不幸で金を儲けようという葬儀ビジネスの魂胆はいかにも浅ましい。

 

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