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2018年1月28日 (日)

また1人減った戦争を知る世代の保守政治家

 自民党の幹事長などを務めた、京都選出の自民党元衆議院議員野中広務氏が92歳でなくなった。氏は自民党の長老でありながら護憲派として知られ、生涯それを貫いた。また沖縄基地問題にも深い関心を持ち、沖縄の人たちからも惜しまれている。

  私も以前に引用し、1月25日の朝日新聞「折折のことば」でも取り上げられた、元中国大使丹羽宇一郎氏が著書「戦争の大問題」で紹介した自民党田中角栄元首相の言葉「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」が脳裏に浮かんだ。

 今の国会では、戦争を知らない世代の安倍首相が中心になって憲法改悪を進めようとしている。安倍首相は国会答弁で何故憲法に自衛隊明記が必要かを巡る二階自民党幹事長とのデキ質疑で述べた言葉は驚きだ。

 「自衛隊員たちに『君たちは憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれ』というのは余りにも無責任だ。」と答えた。安倍内閣も含めて歴代自民党内閣は自衛隊を合憲だとしてきたのを、ここに来て憲法違反だとはよく言えたものだ。安倍首相の論理はその場限りの場当たりではぐらかし答弁ばかりである。

 また松本文明内閣府副大臣が、米軍ヘリの不時着トラブルをめぐる国会で「それで何人死んだんだ」と野次を飛ばした。それがもとで副大臣を辞めることになった。自民党国会議員は相変わらず不心得な連中がいて性懲りもなく同じ人をバカにした失言を繰り返す。

 野中広務氏が存命だったら、こうした自民党の現状をどう見るのであろうか。あと自民党には、憲法を守り戦争への道を開かない野中氏のような信念をもった戦争を知る世代は何人いるのだろう。

 

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