米軍普天間飛行場は即時移転すべき
12月13日に沖縄県宜野湾市普天間第2小学校の校庭に米軍ヘリコプターCH53Eの窓が落下したのは衝撃的である。校庭では4年生と2年生50人ほどの児童が体育の授業中で児童たちの13メートル先に落下したというのだ。
窓の重さは約7.7kgだという。これがもし児童たちが集合しているところに落ちたら大変な惨事になっただろう。一人の児童にはねた小石か何かが当たったそうだ。大したことでなくてほっとしたが、問題は惨事にならなかったからよかったでは済まされない。
普天間第二小学校は飛行場とフェンス一つで隣接しているという。この小学校では米軍機の爆音で授業が妨げられることが度々あるという。天声人語には「先生の声が聞こえなくなる。ぼくは『もうどうでもいいや。』と、えんぴつをなげた」という5年生の作文を紹介していた。
ある6年生は、「もし、私たちの学校に、飛行機が墜落したらどうなるのでしょうか」と書いているという。今度の事件はその危惧を現実的なものにするものであった。
米軍や日本政府はそんな事故が起きるはずがないと高を括って何十年間も普天間飛行場を存在させてきたのだろうか。
福島第一原発事故では原発安全神話の下に原発が動いてきたがあの大地震と津波でその神話が崩れ去った。事故が起きてからでは遅いのだ。
オスプレイが海岸に落ちたり、その後もヘリが民家近くで炎上している。7日には近くの保育園に部品が落下している。
沖縄県は、県内の米軍機全機の飛行を中止するよう日本政府に求めたという。日本政府は、米側に再発防止を求め、同型機の安全が確認されるまでの飛行自粛を申し入れたそうだが、何とも手ぬるい対応である。
普天間飛行場から米軍をグアムなどに即刻移動するように求めるべきである。
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