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2017年12月25日 (月)

南京大虐殺事件に関する審判――①

演題  南京大虐殺事件に関する審判  (竹山克則氏編)

◎南京医科大学の教授である孟国祥さんは開口一番、今日12月13日は南京大虐殺がスタートした日であり、中華民族の屈辱と苦難、超弩級の大虐殺事件である。なんとしても戦争は避けないとダメだ。日本の歴史認識、1972年の国交正常化は日中の大きな基本認識であり、大前提だ、「南京裁判、東京裁判が南京大虐殺事件を審決し、日本は受け入れた」のだと述べた。

 日本国内で歴史を歪曲する雑音が、あちこちから聞こえてくるが・・・・中国は被害者として、確かに感情的になる側面もある。だが、中国は賠償を放棄したのに、日本政府は侵略行為も虐殺などの加害事実も認めない。歴史に対し両国の温度差は余りに大きい。日本の友人から、「虐殺の証拠を出せ」とよく言われるが、既に私たちは72件も証拠を出した、これ以上はもう無理だ。日本の友人に、南京にある「南京大虐殺記念館」に、ともかく行って、見て、感じて、考えて欲しいと答えている。

◎戦後、南京軍事法廷(南京裁判)、極東国際軍事法廷(東京裁判)に日本戦犯に対する裁判で、共に「南京大虐殺についての事実確認」が行われている。特に東京裁判の判決書には、専ら一章を設けて、南京大虐殺事件の認定を行っている。

 この二つの法廷での日本戦犯に対する審判から、南京大虐殺事件を四つに分けて基本事実を見てみる。即ち、

(一)戦犯審判法廷の設立(組織、法理)。

(二)南京大虐殺事件の立件と審理。

(三)極東国際軍事法廷による戦犯審理。

(四)軍事法廷による審判結果とその影響。

==戦後、連合国による戦犯処理の政策==

1942年1月13日、ドイツの侵略に遭ったヨーロッパ9カ国の亡命政府は、ロンドンで会議を開き、「戦時犯罪を懲罰することに関する宣言」に署名した。1943年10月、米英の提案によって連合国はロンドンにおいて「戦争犯罪委員会」設立を決定し、独、伊、日のファッショ戦争犯罪に対する調査活動を開始した。1944年5月、連合国は重慶にて「戦争犯罪調査委・極東太平洋特別委」を設立した。同年11月3日、ソ連、米国、英国の三国外相会議がモスクワにおいて「モスクワ宣言」を発表した。

1944年には、連合国戦犯審査委が成立し、「国際戦犯裁判所公約」と「連合国戦犯引き渡し公約」を制定、1945年7月26日には米、英、中の三国が「ポツダム宣言」を発表し、戦争犯罪者への懲罰に関し、明確に「我々は日本民族と国家の消滅を意図するものではないが、我が国の俘虜への虐待を含む戦犯に対しては厳正な法的制裁を行う」と表明した。

1945年9月2日、日本は降伏文書に署名し、併せて、ポツダム宣言にある条款を受け入れた。1946年1月19日、マッカーサーは連合国最高委の決定に基づき、東京において国際軍事法廷(東京裁判)を設置する「特別宣言」、および「極東国際軍事法廷憲章」を正式に宣布し、軍事法廷が成立した。

東京国際法廷以外にも中国の南京等の10都市、マニラ、シンガポール、ヤンゴン、ホーチミン、ベルリン等でも、日本戦犯を審理する法廷が設立された。

東京の戦犯軍事法廷ではA級戦犯を審理した。すなわち、憲章で規定するところの「平和を破壊する犯罪(平和に対する罪)」の戦犯である。その他の被害国では、B級戦犯(「通例の戦争犯罪」)、C級戦犯(「人道に対する罪」)を審理した。

 

東京の戦犯軍事法廷ではA級戦犯を審理した。すなわち、憲章で規定するところの「平和を破壊する犯罪(平和に対する罪)」の戦犯である。その他の被害国では、B級戦犯(「通例の戦争犯罪」)、C級戦犯(「人道に対する罪」)を審理した。

 

戦犯は主に、「ハバロフスク赤十字条約」などの国際公約、あるいは戦時法規への違反を指し、殺人、強姦、残酷な暴力、俘虜虐待、人身拘束などの非人道行為を行うか、それを支持した者である。

 

「犯罪責任は免除されない事項に関する規定」、戦犯は下記の事項であっても、犯罪規定は免除されない。国家機関の職務として関与した場合でも、それらの受命者であっても、実行は政治的な活動でも、国際法上は免除されない。そうでないと、これらの事項を口実に責任が逃されてしまう。

 

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