NHKスペシャル「あなたの家電が狙われている」を見て怖くなった
IOTということが言われて何年ぐらいになるだろう。ソフトバンクの孫社長が将来のIOT時代に備えて英国のIT会社を買い取ったニュースがあった。
我が家ではIOTの物と言えばパソコンとIpadとiphoneとプリンターぐらいである。エアコンや洗濯機や冷蔵庫などの家電はインターネットに繋がってはいない。
26日に放送されたNHKスペシャル「あなたの家電が狙われている」を録画しておいて見た。見ながらIOTは怖いと思った。
最初は家庭に備えたWEBカメラが何ものかによって操作されているという事案であった。外出したときでも家の中の様子を見ることができ便利だというので、5000円余りで買ったという若い人の家庭で、ある日Webカメラが動かされたのを見つけたというのだ。
Webカメラはパスワードを設定してあれば他から操作できないはずだが、パスワードを見破られて操作されたのだという。
以前「スノーデン」という映画を観たとき、パソコンのWebカメラが外国から操作されて家の中のことが見られていたというシーンがあった。その時はそんなことができるのかと思った程度であった。 我が家にはパソコン用にWebカメラはあるが外してある。
Webカメラは監視用として今や至る処に設置されていて、どこへ行っても録画されている状態だ。パスワードのないWebカメラや脆弱なWebカメラの画像を集めてインターネットで公開しているサイトがあるという。恐ろしいことだ。
Webカメラは理解しやすいが、ビデオレコーダーでも外部から侵入されてデータを盗まれたりいたずらされたりするという。
エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、パソコンなどがインターネットにつながりスマホなどでいつでもどこでも操作できるという便利な時代がやってくるというのだが、家庭の電気製品が誰かに乗っ取られ、そこを基地として世界にばらまかれるという恐ろしいことが起きるのだ。
―さまざまなものをインターネットに接続する「IoT」の普及が進む中、日本国内でIoT機器を狙ったコンピューターウイルスの感染が今月に入って先月の100倍に急増し、大規模なサイバー攻撃の危険が高まっていることが、大手通信事業者の調査でわかったという。
セキュリティーの弱いIoT機器を狙ったウイルスが世界中で広がり、感染した機器を遠隔操作して標的に妨害データを送りつける大規模なサイバー攻撃が、アメリカなど各国で深刻化しているそうだ。
大手インターネット通信事業者の「IIJ」が国内のIoT機器の感染状況を調べたところ、先月の観測では100台余りにとどまっていたのが、今月に入って1万2000台余りと100倍以上に急増したことがわかったというのだ。
知らぬ間に自分の家の家電がサイバー攻撃の発信源になるのだ。パスワードも見破られてしまうことがあるとすれば、一般の家庭ではどうやって守ればよいのであろうか。専門家たちは家電に危険度を示すシールを張ることを考えているそうだ。
パソコンの場合はウイルスソフトを入れて守っているがIOT時代になるとどうやって防御するのか不安になった。
※詳しくは:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171126/k10011236191000.html
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この放送を私は見ませんでしたが、この問題はこれからの時代においてかなり大きな課題であることは間違いありません。
日本で国家による監視・統制を強めようとする圧力が高まっているから、というのはもちろんです。
しかし地球のどこの誰とも知れない悪質な人物によって我々の生活が操作されかねない、というのは更に恐ろしい理由です。
ららさんのブログにも外国語で不謹慎なコメントがしばしば紛れ込むことでもその兆候がうかがえます。
とは言えそれ以上に恐ろしいのは、日本の経産省は原発の新設を考えていると報じられていることです。つい先日の記事ー「今も粘り強く続けられている反原発運動」をあざ笑うかのような動きです。
投稿: たりらりら | 2017年12月 4日 (月) 11時33分