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2017年11月15日 (水)

講演―民主主義社会と報道の自由―①

  11月11日に福岡で開催された「NHKを考える福岡の会」主催の講演会の要旨が送られてきた。今の日本のマスメディアの弱体化の様子がよく分かる。

演題は「民主主義社会と報道の自由」

講師:澤田愛子 山梨大学大学院元教授、生命倫理、ホロコースト研究者

 澤田愛子さんの著書『夜の記憶 日本人が聴いたホロコースト生還者の証言』(元社 2005)

◎主催者挨拶 

 「報道機関が暴走をチェックする役目が重くなっている。安倍首相が報道機関 への圧力をかけることは間違いない。4年前、NHK社員が月160時間を超える残業による過労で死んだ。それをNHK自身が報じたのは先月だ」

◎澤田さんの講演

 「自民党憲法改憲草案の『緊急事態条項』は極めて危険なのに、ほとんど知られていない。

 イスラエルに8回行ってユダヤ人大虐殺の生存者の証言を聞いた。ポーランドのユダヤ人大虐殺の跡を全部調査した。

 ナチスを礼賛し、『ホロコーストはなかった』との発言を繰り返した高須クリニックの高須克也は、アメリカ美容整形外科学会から追放された。実はそれだけにとどまっていない。高須はナチスのシンパとして、アメリカ政府から入国拒否の指定を受けた。EUからも入国拒否の指定を受けた。高須はもうアメリカやヨーロッパには行く事ができなくなった。

 ヒトラーを賞賛し、ホロコーストを否定することがどれだけ重大なことか、日本人は知らない。それを伝えないマスコミの責任は大きい。

 麻生副総理が「憲法改正はナチスのやり方を見習ってはどうかね」と発言した。これがアメリカやヨーロッパだったら、即副総理辞任、即議員辞職となる。ところが今でも副総理という要職に麻生さんが就いている。アメリカやヨーロッパは「日本はなんて国だ」と呆れ顔で見ている。それも日本のマスコミは伝えない。

 私の専門は生命倫理とナチスドイツによるユダヤ人大虐殺の研究。メディア論は素人。しかし、NHKなどマスコミの偏向には危機感を感じる。だから講師を引き受けた。猛勉強して、10枚のレジュメを作った。

 今の若者はテレビを見ない、新聞は読まない。一心不乱にスマホ、iPhoneを見ている。ヨーロッパでは見ない光景。だから、NHKの問題を知らない。マスコミの問題自体を知らないので、政府はやりたい放題できる。

 にも関わらず、テレビが唯一の情報源である人が多い。特にNHKに対する信頼感は絶大。NHKが言うから正しい、という信仰が根強い。これは、長年に渡るNHK職員の努力の積み重ねによって形成された。

 加計学園獣医学部が結局認可された。大学設置審査会の委員長は立教大学の学長。加計学園の加計孝太郎は立教大出身。この審査会の人事は安倍首相が決めた。

 座間市の連続殺人事件。自民党は再発防止を口実にツィッターを規制しようと言い始めている。これが実現されたら、ネットの言論の自由がなくなる。本当に言論の自由がなくなる。

 創価学会が小選挙区の自民党議員に投票しないと半分は落選するといデータがある。

 日本の民主主義は首の皮一枚でつながっている。司法の独立は崩れている。

 報道機関は「第4の権力」と言われた。今は権力の手先に成り下がった。権力にひれ伏している。

 私は朝日新聞をとっている。たまに良い記事は掲載する。しかし権力に対する怒りはない。朝日新聞や毎日新聞の幹部は、安倍首相と会食をしている。それは軽減税率を安倍首相にお願いするためだ。消費税10パーセントになったら、新聞は全く売れなくなる。だから軽減税率を安倍首相にお願いしている。それで安倍首相批判をやらない。

 まともな新聞は、東京新聞や琉球新報、沖縄タイムスなどの地方紙と『赤旗』ぐらいだ。

加計学園認可に抵抗した文科省の前川喜平事務次官の私生活問題をすっぱ抜いた読売新聞。それは公安からネタをもらったものだった。政府批判をする者のプライバシーを権力が暴いて、マスコミに流して叩かせている。

  日本は先進国で唯一、放送局の許認可権を行政(総務大臣)が握っている。5年に一度、放送局の免許更新がある。免許更新が無事にできるよう、テレビ局は安倍政権にゴマをする報道をしている。

 トランプ大統領が来日したとき、在日アメリカ人が東京で反トランプデモを行った。それを在特会などのヘイト集団が星条旗を振りかざして襲撃した。マスコミは報じなかった。

 韓国を訪れたトランプ大統領は、晩餐会で元韓国人従軍慰安婦をハグした。それも日本のマスコミは報じなかった。

 

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