平均寿命更新のニュースを読んで
先日の新聞に日本人の平均寿命が世界第2位になったと出ていた。厚生労働省は27日発表したところによると、2016年の日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳だったという。
前年からの伸びは男性0.23歳、女性0.15歳で、いずれも過去最高を更新。世界トップクラスの長寿国で、男女とも香港に次ぐ2位だったというのだ。
私は平均寿命を越して間もないが、それまでは平均寿命が先へ先へとのびて行くのでなかなか追いつけなかった。
統計を取り始めたのは1947年で当時は男性50.06歳、女性53.96歳だったという。その頃は私は中学1年生で人生50年と言われていた。終戦から2年しか経ってなく、食糧事情も住宅事情も労働環境も医療もみなよくなかった。
それが年ごとに更新されていったのだ。父も母も平均寿命のずっと上の高齢まで生きた。私はそこまで行くのか超えられるのか、その年齢に達して分かることである。
新聞の死亡記事を見ると以前は80歳は少なかったが、この頃では80歳後半とか90歳代が多い。70歳台だと若いなあと感じる。
平均寿命が伸びたのは、厚労省の担当者は「がん、心疾患、脳血管疾患の三大死因の死亡率低下が、寿命の伸びに寄与している」と分析したという。
私の身のまわりでも、「がん」「脳梗塞」などを患う人が多い。でも、ガンになっても生きているし、脳梗塞になっても回復している。医療の進歩や生活習慣を改めて健康寿命を伸ばそうと努力しているからであろう。
平均寿命より健康寿命を向上させることが大事だと言われる。病気になってただ生きているのではなく、人の世話にならずに自律して生きて行くことが求められるし、それが理想である。
今年4月公表の将来推計人口では、平均寿命のさらなる上昇が見込まれ、2065年に男性で84.95歳、女性で91.35歳に達する可能性が示されたそうだが果たしてそうなるであろうか。原発、戦争、地球温暖化、自然災害などにより大きく左右されるであろう。それには人類は自らの命を縮めるような愚かなことから脱却すべきである。
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