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2017年8月 3日 (木)

籠池夫妻逮捕で誤魔化すな!核心は国有地不当売却だ。

 籠池夫妻が大阪地検特捜部に逮捕された。容疑は国の補助金を不正に受給したという補助金詐取の疑いである。8月1日の朝日新聞は第一面でこの問題を取り上げた。

 国の補助金を詐取したとなれば当然検察で真偽を明らかにされるべきである。しかし、森友学園問題の核心は、国有地売却に関する疑惑である。籠池夫妻を逮捕して補助金不正受給に目をそらそうとしているのではないか。

 旧名「安倍晋三記念小学校」建設用地として、国有地売却に当たっては、財務省は鑑定価格9億5600万円の土地をたった1億3400万円で売り渡したのだ。

 どうして一森友学園にそのような大幅値引きをしてやれたのか。その経緯は今もって雲の中である。

 国は地中のゴミの撤去費用として8億1900万円を値引きしたというが、それに相当するゴミは出てこなかったのだ。誰が見ても不当な値引きである。

 この問題に関しては、小学校の名誉校長であった首相夫人安倍昭恵氏の存在が重要である。森友学園の戦前のような尊王軍隊教育に共鳴し小学校建設を支援していたのだ。

 売却契約の成立の過程で、ここでも「忖度」がはたらいたに違いない。なぜなら首相夫人が関係している小学校となれば絶大な信用があるからだ。また政治家やその関係者の関与があったのかも大事である。

 財務省は売渡しの経緯についての記録は「廃棄した」と言い張っている。近畿財務局や財務省と森友学園との間でどのようなやり取りがあったのかを、財務省や財務極右を捜索し、資料を収集し、職員に事情聴取をするなどして徹底的に調べなければならない。

 絶対に籠池夫妻の詐欺事件で終わらせてはならないのだ。森友学園問題は終わってはいないのだ。国会も昭恵夫人招致などを含めて徹底てきに究明すべきである。

 

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コメント

森友学園は経営難に突き落とされてしまったようですが、加計学園の建設工事は着々と進んでいるようです。
池田勇人、宮澤喜一とお友達になってまたたく間に教育産業を築いた先代の理事長の商才を見習って現在の加計理事長も税金を吸い上げる方法を身に着けているのでしょう。しかしやましいことがあるから雲隠れしたまま。
疑惑を呼ぶ女、とも称されている安倍昭恵氏が愛媛県前知事の加戸氏と昨年堂々と面会している。そのことも追及しない野党。
記憶がどうこう問うばかりで記録を廃棄した違法性を追及しない野党。
そういう野党は滅びるでしょう。そこから希望も生まれるのかもしれません。

本日誕生する改造内閣を私なりに名付けると森友、加計、日報問題幕引き内閣と命名したくなる。今日一斉に調査される新内閣の支持率はおしなべてアップするであろう。野党が非力であるにしても国民は呆れるほど寛容である。疑惑は解明されないまま蓋をされるにもかかわらずである。今日の中日新聞の朝刊で福田元総理は安倍政権下の政と官の関係を批判して「各省庁の中堅以上の幹部は皆官邸の顔色をみて仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近付いている」と述べた。また「官邸の言うことを聞こうと忖度以上のことをしようとして擦りよる人もいる。能力のない人が偉くなっておりむちゃくちゃだ」とも指摘。(後略)まことに正鵠を射た指摘だと思う。政権維持が大目標であるのでそのためには、何でもやるというのが本音であろう。力は正義なりである。まったくあほらしく嫌になるが、所詮人間社会とはこんなものであろう。お隣のとんでも国家に比べればまだましと思うよりほかはないか。

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