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2017年7月 6日 (木)

トランプ米大統領と同じ自民の対メディアの手法

 都議選の終盤になって、自民党はメディアに対して八つ当たりを始めた。稲田防衛相の自衛隊も応援している発言などを筆頭に、所属国会議員らによる問題発言不祥事が自民党に火の粉となって降りかかるのを払うために、責任をメディアに転嫁しだしたのだ。

 自民党幹事長の6月30日夕、国分寺市での応援演説では「言葉一つ間違えたらすぐ話になる。私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」とすごんだ。

 されに「マスコミは偉いには違いないが、偉いと言っても限度がある。あんたらはどういうつもりで書いているのか知らんが、我々はお金を払って買ってんだよ。買ってもらっていることを忘れちゃダメじゃないか」

 読売や産経のような政府広報機関になれと言いたいのだろうか。安倍首相も「小金井市の演説で「いろいろな報道によって、政策がなかなか届かなくなっている」と不満をもらしたそうだ。しかし、これもお門違いも甚だしい。国会の質疑ではぐらかしの答弁を長々とやっていたづらに時間稼ぎをし、真剣に対応しなかったのを棚に上げている。

 問題のある発言をしても、あとで発言を取り消せばよいと考えて、言いたい放題という感がある。これも国会で過半数を制していることからくる驕りであろう。

 トランプ米大統領はメディアはウソばかりを伝えているとし、メディアとの会見を拒んだりりているが、それと似たようなメディア対応である。読売・産経・NHKのように籠絡できたメディアには快よく対応し、そうでないメディアに対しては恥ずかしげもなく、言葉汚くののしって威喝しようとする。自民党の質の低下は目に余る。

 メディアが権力に屈したら戦前に逆戻りは必至である。良心を失わずに敢然と権力に立ち向って欲しい。メディアは社会の公器なのだ。権力の過ちを正すことが大事な役目である。

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コメント

先日のテレビニュースで、トランプ政権の女性報道官が記者の質問に「そんなことに答える筋合いはない」とつっぱねていました。
さらに記者がくいさがると、例の豊田サマなら「オマエな、いつまで同じことを聞くんだヨ、このハゲ~~!!」とでも叫びだしそうな表情に変貌。
日本の官房長官は相変わらず壊れた蓄音機で押し通しています。
高級官僚達もマインドコントロールされているかのように壊れた蓄音機。
そういえば、多くの大学が学生減で四苦八苦している時代に加計学園などという得体の知れない学校が獣医学部を新設するという怪。
そこには200万円300万円という利権だけではなく、生物兵器の研究というもっと恐ろしい秘密が隠されているのではという見方もあるようです。

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